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生き延びようとしています

今日は5月1日。何だかあっという間に4月が終わってしまった。

社会の状況は1ヶ月前とは一変してしまった。4月早々に出された緊急事態宣言は全国へと広がった。娘は登園自粛で家にいるようになったし、飲食店はテイクアウト主体で営業するようになった。飲み会なんて無くなったし、家族以外の人と対面するのも買い物くらいになってしまった。

経済が回っていないってのも実際大変で、ぼくも売上はガッツリ落ちたまま。10万円の特別定額給付金や、法人・個人事業主向けの持続化給付金については心の底からお世話になりたいし、政策金融公庫の融資についても申請をしている状況だ。どうしたって、金銭面を回していく必要がある。

と、有り体に言ってとても大変な状況なのだが、気分は変に悲観的というわけでもない。

娘を保育園なり幼稚園に預けていたので、娘との時間は平日朝夕と土日祝日限定だった。これが限定解除されたので、コミュニケーションの機会が増えた。まあ大変なこともあるのだが、一方で、娘とあまり過ごせていないな、というようなちょっと後ろ暗い気持ちはどこかに消えてしまった。

犬を家に押し込め続けるわけにもいかないが、一方で人を避けなければならない。とすれば家に籠るか屋外の広いところへ行くしかない。うちには車があるので、後者の機会もどうにか担保できる。結果犬の散歩は増え、日光を浴びる機会も増えた。

お酒が好きだったぼくにとって、飲み会がなくなるというのは以前だったら考えられないことだった。でも、機会がなくなったらなくなったで、お酒を飲まなくても平気になったし、何だか健康になってきているような気がする。

地域で開催していたイベントは当面できなくなってしまったが、その間自分たちができることを考えるようになった。テイクアウト対応の出店者をSNSで紹介したり、今までとは違った視点でお役に立とうと考え始めた。

実は元々リモートワークベースでやっていたのだが、打合せを全てリモートに振らざるを得ないこの状況下、いただいているお仕事は正直以前よりとてもやりやすくなった。電車移動が完全になくなったのもストレスフリーだ。ここまで来ると、この先住む場所なんてどこでも良くなってきそうだ。

確かに選択肢は減ったし、当たり前が当たり前じゃなくなった。でもそのお陰と言ったらなんだが、様々な機会が得られたり、当たり前を見直すことができているというのも不思議なものだ。

とは言え、本日付で申請がスタートした持続化給付金はログインエラーの憂き目に遭っていて未だ申請完了できていないし、特別定額給付金も頂戴はできていない。融資も申請後まだプロセスが進んでいないのが現状だが、どうにか国の制度にも助けていただき、生き延びようと思う。

生き延びることができたその先には、今回得られた気づきみたいなものを楽しく活かして暮らしていける、そんな未来があるんじゃないかと思うのだ。


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