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空っぽにすること

ちょっと前、奥さんからSNSで本当にテンションの上がるものだけ見れるようにして、あとはミュートするなりフォロー外すなり、適宜整理整頓することを勧められた。Instagramでやってみたら、投稿は殆どNBAで占められるようになった。NBAがシーズン真っ只中だったときは、Insta見てるだけでとても楽しかった。

この3-4年、ひたすら不要な物を処分して、本当に使いたいテンション上がるものだけを使うようになってきた。お陰で週に5回はLeBron Jamesのユニフォームを着ているし、大抵Hanesの白のBeefy-Tを着ている。服を選ぶ手間は省けたし、着ていて楽しい気分になる。

そして、先にも触れた仕事である。一昨年の11月に前職を辞め、昨年2月に個人事業主として開業をした。その前後で友人から仕事を頂戴することができたので、非常にありがたかった。また、面白いとも思っていたので、断る理由もなく、飛びついた。

この「面白い」というのがなかなか難しいもので、突拍子もないから面白い、ということもあれば、自分の興味関心に刺さって面白い、ということもある。同じ「面白い」という言葉でも、意味合いは変わってくるわけだ。

どんな「面白い」がより自分にフィットするか、自分が求めているかということにsensitiveにならないと、この「面白い」の精度が上がってこない。

開業から1年のタイミングで大きな仕事を一つ辞めることになったのだが、これはきっと自分の「面白い」の精度が然程高くない状態で選び取ってしまったことに所以するのではないか、と思ったわけである。

そして、仕事を手離し、スペースを空けていくということが、上述のSNSや物の整理と同じで、自分のこれからのテンションを上げること、「面白い」とか「楽しい」の精度を高めることに繋がっていくのだと思うのだ。

余計な物ばかり持っているときの片付けは、コツを掴めばさくさく進むもの。でも、結構好きなものが残ってきた後、更に処分を進めていくのは、なかなか困難を極める。SNSや物では大分できるようになってきたので、次は仕事についての「片付け」を推し進めて、極力自分を空っぽに、身軽にしておきたいものだ。

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