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【もし自分が34歳だったら応募したいNPO求人を集めたマガジン】認定NPO法人カタリバ NPOマーケティング・企画

注意:2020年4月24日時点で団体のWebページで公開されている情報に基づいて記事を作成しております。紹介した求人が現在Openか確認はしておりませんので、既にCloseされている場合があります。

私は、2020年4月現在44歳です。さかのぼること10年前、私は10年務めた某IT企業を辞めて、NPOに転職をしました。当時は、今ほどNPOは知られておらず、求人もとても少なかったのですが、2020年の今は多くのNPOが活動しており求人を出している状況です。

もし今、「10年前の自分に戻れたとしたら・・・」の視点で現在の求人を見て応募したいなという求人を集めていきたいと思います。

私が転職をした34歳の時の家族構成は「夫婦共働き、息子5歳、娘2歳、核家族」でした。子どもが小さいこともあり、収入はある程度必要でした。そんな当時転職したNPO法人の月給23万円。この額は当時のNPO業界の給与水準としたら高いものでした。

NPOは大きく2つに分類できる

NPOに転職する際の団体の見極め方は様々ありますが、2つの大きな分類があります。1つ目は実際に困りごとを抱えている人たちに向き合う「活動団体」、2つ目は活動団体を支援する「中間支援団体」です。これは企業でいうとB to CかB to Bの違いで、得られる仕事の種類が変わってきます。

私が10年前に転職をした、認定NPO法人フローレンスは病気のお子さんのご自宅に病児保育の専門性のあるベビーシッターを派遣することで仕事と子育ての両立のつなげる「病児保育事業」を提供していましたので、活動団体といえます。実際に困りごとを抱える人たちに対する活動ですので、やったことに対する結果がダイレクトに返ってきますし、自分の仕事が社会を変えている実感もありました。

今、34歳に戻れたら応募したいのは、活動団体の認定NPO法人カタリバです。「出張授業カタリ場」「全国高校生マイプロジェクト」「アダチベース」「文京区青少年プラザb-lab」などを運営することで、10代の若者にナナメの関係をつくりだすし意欲と創造性を引き出していきます。

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カタリバホームページから抜粋、クリックすると関連ページにとびます

活動団体の転職には原体験があるとよいかも

カタリバは2001年から活動しているので、私が34歳の時にもありました。ですが、当時の候補にはあがっていませんでした。理由を考えると『共感できる原体験がなかった』ことが挙げられます。

私は10年働いていた企業では最初システムエンジニアで働いていたのですが、子どもが熱をよくだす子だったのでそのたびに保育園に早退して迎えにいったり、休んで看病をしていました。そうするとお客さんを担当する職として全うできなくなってしまい、社内スタッフに異動しました。いわゆる『病児保育の壁』に負けてしまったのです。その時は社会ってこんなもんだろうと諦めていたのですが、それを事業で解決している人たちを知り感動したのを覚えています。

活動団体に転職する上で大切なのは、こうした原体験や近しい人にそれに苦しんでいる人と接してきた経験なのかもしれません。過去の自分と同じ苦労を今している人たちを支援したい気持ちがあると、少々カルチャーギャップやつらいことがあっても耐えることができます。

応募したい職は、NPOのマーケティング職

カタリバでは今様々な職を募集しているのですが、そのなかでもNPOマーケティング・企画営業職のポジションがあります。

カタリバは数年前から寄付者向けマーケティングはwebを中心とした活動にシフトしています。仕事内容は、メールやDMを使用したマーケティングや、Web広告、SNS広告、リスティング広告の企画・運用と主にwebマーケティングの内容が記載されておりますが、そこから進んでWeb、メール、SNS、広報、事業部が連携した一気通貫な連携をしていくデジタルマーケティングに進化していくことは容易に想像できます。カタリバでマーケティングの経験を積み、NPOのデジマ人材になることができれば、影響力のある人材になれるのではないかと思いました。

なぜマーケティング職なのか

NPOは社会を変えるミッションを持って活動をしています。社会を変えるには、今まで知らなかった人に対して、①社会問題を知らせ、②団体が提供する解決策である事業を知らせ、③活動への関わり方として寄付やボランティアがあることを知らせ行動してもらう、この3つを行う必要があります。いくらよいことをしていても、それが知られることがなければ共感の輪が拡がらず、寄付やボランティアも集まりません。現在多くの人が、PCやスマホをするようになり、それに合わせてマーケティングの手法もWebを中心になってきています。さらにメール・SNS・DM・オンライン/オフラインのイベント等と連携することで、一人ひとりに合わせた情報を提供することができるようになってきています。こうしたことを駆使して、人の行動に影響をあたえられるようになって初めて社会を変えることができます。マーケティングにはその力があります。

さいごに

「もし自分が34歳だったら応募したいNPO求人を集めたマガジン」第一回目は、認定NPO法人カタリバのNPOマーケティング・企画の職でした。私が活動団体のNPOに転職して一番よかったなと思ったことは、仕事が原体験のある社会問題解決に直結していることでした。それまでいた企業では「この仕事は何の役に立つのか?」と迷う日々でしたが、迷いなく仕事に取り組めるようになったことは自分にとって大きなことでした。そうしたNPOと出会い、これから役立てるスキルを得られる職に就けることは人生にプラスになると思います。


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