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組織の閉塞感を感じたら、プチ社会起業家になってみたらどうでしょう

組織で、お仕事していると、「もっとメンバー同士の関係性がよくなるといいな」「もっとぶっちゃけて話し合えるといいのに」と思うことはありませんか。

「思ったこと感じたことは何でも言ってもいいよ。そういうの受け入れる職場なので」という偉い人の言葉を信じて、それを会議などで伝えた時に、同僚ならびに中間管理職などの人たちが、

「そう思う根拠は?思いつきで言うのやめてもらっていい?」

「それやる必要性は?それ今やるタイミングなの?」

「それをやる位置づけどう思ってる?」

「あー、そういうのめんどいやつやん」

「あーそれ2年前に〇〇さん同じようなこと言っていてなんかやってたけど、だめだったわ。そして〇〇さん辞めちゃったけどね(笑)」

「・・・(無視)」

と露払いをしてきます。そして、

「じゃあ、それ誰がやる?」「私は忙しくて無理」

「言いだした人がやるのがいいね(やっても協力しないけど)」

「そういうの前やったけど、全然効果なかったけど、それでもやる?」

「ヒマな人はそういうの気付くのうまいよね」

といった感じになります。

こうなったら、無理してやることはありません。いったん諦めておとなしくしていましょう。傷つくだけです。

こうなった時の原因は何か考えてみると、

1.自分の問題:自分が、そもそも人心掌握をできるキャラじゃない

こういうボトムアップな改善を組織全体に拡げていくには、あの人に言われたらしょうがないなといった人心掌握ができていないと無理です。

2.自分の問題:自分の認識が甘い

単にその組織内での経験が短くてきちんと認識できておらず、本当に周りの人がいうように根拠がない思い込みだったりします。

3.組織の問題:そういうことを扱う余裕がない

人がひんぱんに入れ替わる、全ての人の仕事が忙しすぎるなど余裕がないとそういうことを議論する余地がうまれません。

4.組織の問題:閉塞感がはんぱない

これまでいろんな人がやってきたがなぜか効果がでないことだったります。組織横断チームでやってもだめ、外部の専門家を入れてもだめ、そうした失敗経験の積み重ねがある場合は、わかっているけど無理なんだよねと閉塞感につながります。「うちGoogleやNIKEとはちがうからね」が合言葉だったりします。

じゃあ、そんな組織やめちゃえばという考えもありますが、現実問題としてやめて別の組織に移っても変わらずどこも同じなので、今回のnoteでは「プチ社会起業家になる」の提案をしたいと思います。

プチ社会起業家のすすめ

社会起業家は、社会に全く理解されていない社会問題にスポットをあて、仲間と資金を集めて、トライアルの事業を行い評価をし、それをしつつ広報活動やプレゼンを行い資金を獲得して事業を拡大し、最終的にルールを変えるということをしている人をさします。活動のを通じて社会の無理解や妨害、困難の連続で苦労が絶えることはありませんが、仲間が増やしながらやり遂げていきます。プチ社会起業家は、社会問題ではなくそれをいち組織の課題に置き換えてやってみるということです。

人心掌握ができないキャラなら、それができそうなキャラを仲間に引き込む。認識が甘かったら、まずはニーズ調査をする、といった社会起業家になったつもりで組織問題を解決する活動をしてみてはいかがでしょう。

似たような考え方に、労働組合とかQCサークルとかがあるかもしれません。今回お伝えしたいのはその中間的なものかもしれません。経営者対労働者の構図だと組織が悪い、組織がなんとかするべきだと他責の考えが強くなります。QCサークルのような会社からのお金をつかった活動は最終的に会社の金銭的な利益につながることに集約されたりします。そうしたものではなく、人としてすごしやすい環境をつくるための市民活動といった感じです。ニュアンスが伝わるといいのですが。

私はNPOの伴走支援をしていますが、組織の中の市民活動やプチ社会起業家の方々の伴走支援もできたらいいなと思いました。関心のある方は公式LINEのチャットでご連絡ください。




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