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倒れずにその場で立ち続けることだけでも、ものごとは1mm進んでいる

伴走支援をしていて、相手が今、しんどそうだなと感じる時は、いきなり議題に入る前に、「先日◯◯が大変って言われていましたけど、あれからどうなりました?」とか「最近お忙しそうですけど、嫌なこととか、めんどくさいことないです?」など近況をお伺いしています。

すると、その時につかえていたものをお話してくださる場合があります。

それをうけとめた上で、これまで伴走支援させてもらっていることを扱っていくのですが、前回決めたタスクをやれた・やれなかったで判断してしまうと、なぜできないの?とできない理由やリカバリー方法をどうしても考えてしまいます。

しかし、皆さんそれぞれの人生をあゆみながら活動されているので、いろいろあるしんどい局面と共に進んでいくのがいいと思います。

もうやめてしまおうかな・・・

こんなんじゃやっている意味ない・・・

ご自身のことやご家族のこと、周りの環境のことで嫌なことがある時は、どうしてもそこに意識や労力がとられてしまいます。そうした疲弊した時にこうした思いを持ちがちです。

しんどい時は延期したり中止したりすることもできるのに、よく伴走支援のセッションに参加してくださったなと思います。その場に立つ意志があることがすごいことです。

倒れずにその場で立ち続けることだけでも、ものごとは1mmでも進んだことになるのではないでしょうか。

できなかったタスクもありますが、やれたタスクもあります。無理に進める必要もないかもしれないですし、今あるもの・今できていることを最大限に活かしてやれる方法を考えればいいです。

そうした、つらい時の1mmのあゆみが、

「あの時つらい状況を周りの人に伝えたら、たくさんの人が手伝ってくれるようになりました」

「あの時の経験が、もっとつらい状況にある人への共感や癒やしにつながりました」

といったような、未来の10mや100mの進歩につながります。

しんどい時の1mmも伴走したいです。

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