マガジンのカバー画像

アクセサリー原案

61
imaoriのストアで販売しているアクセサリーの原案です。 中にはアイデアだけで没案も含まれています。
運営しているクリエイター

#原画

rakugaki_154「貴婦人のイヤリング」

英名が「Lady’s-eardrop」であることから「貴婦人のイヤリング」と呼ばれている花があります。 学名が「Fuchsia」、和名で「フクシア」と呼ばれている花です。 日本ではあまり馴染みがありませんが、海外ではとても人気のある花です。 下向きに咲く個性的な花の形はエレガントなイヤリングにも見え、トロピカルで鮮やかな花色からは優雅さが漂います。 花言葉の「優雅さ」「センスが良い」「おしゃれ」「好み」「上品な趣味」は、まさに貴婦人のイヤリングに相応しい花言葉といえます。 他

rakugaki_153「太陽とひまわり」

ギリシャ神話に出てくる水の精クリュティエは太陽神アポロンに恋します。 しかしその恋は片思いでした。 それでも諦めきれないクリュティエは、毎日アポロンが東から西に空を駆け抜けていく姿を見つめ続けました。 ついには足から根が生えひまわりへと姿を変えてしまいました。 英語で太陽は「sun」、ひまわりは「sunflower」なので、まさに神話通り太陽と共に生きる花ですね。 そして、クリュティエのこの強い想いから「あなただけを見つめる」がひまわりの花言葉となりました。 この神話を

rakugaki_122「満月と金木犀」

香りの強い花を咲かせる春の沈丁花、夏の梔子についで、三大香木の一つとしてされているのが秋の金木犀(キンモクセイ)です。 この強い香りが秋の訪れを告げるといわれています。 そしてこの香りが、邪気を払うとも金運が上がるとも言われています。 中国には金木犀について幾つかの伝説が残されています。 そのうちの一つに月の女神が地上に金木犀をもたらしたという話があります。 月には巨大な金木犀の木があり中秋の名月には満開に咲き誇るといいます。 満開に咲いた金木犀は地上から見上げると黄金に

rakugaki_98「天使が舞い降りた」

ホワイトフラワーの代表格である、純白のウェディングドレスのような美しい花を咲かせる「ガーデニア」。 純白の花から漂う香りは初夏の訪れを感じさせるジャスミンのような香りがすることから「ケープジャスミン」とも呼ばれ、プロポーズの時に贈る花やウェディングブーケにも使われます。 日本では、花の果実が熟しても破れないことから「クチナシ(口無し)」と呼ばれるようになったという説があります。 この純白の花には以下の伝説も残されています。 「その昔、ガーデニアという名前の清楚な少女がいまし

rakugaki_88「茶釜をマカロン」

みなさんは「分福茶釜」って知っていますでしょうか? 漢字だと難しそうですがひらがなですと「ぶんぶくちゃがま」で、少し親しみやすくなりますよね。 子供の頃、絵本などで知っていらっしゃる方もいるかも知れませんが、最近はあまり聞かないような気がします。 由来やストーリーは諸説あり、文福茶釜(ぶんぷくちゃがま)と呼ぶこともあるそうです。 代表的なストーリーは概ね以下のようなものだと思います。 「むかし、茂林寺の和尚さんが立派な茶釜を買って寺に持ち帰りますが、湯を沸かそうと茶釜を炉に

rakugaki_68「クリスマスローズの伝説」

ブログを書いていて美術鑑賞ものばかりで、あれ?最近新しいアクセサリー考えてないんじゃね? マジ、考えてねーってなり、そういえばもう11月も末、クリスマスに向けて何かアクセサリーを考えようとなりました。 ※2021年11月29日時点 ヒイラギとかポインセチアとか色々思い浮かべてみたのですが、いまいちピンとこない。 そうこう考えているうち、ピッタリの花を思いつきました。 「クリスマスローズ」 クリスマスローズはうつむき加減に咲く姿とシックな花色、冬の寂しい時期から早春にかけ

rakugaki_46「ウインターシーズンに向けて」

「twin triangle」というアクセサリーに用いるために仕入れたチェック柄の生地の中に、深く濃い緑と青と黒のチェック柄がありました。 そのチェック柄は「ブラックウォッチ」という名称のタータンチェック柄の一つでした。 ブラックウォッチと言葉だけ聞けば、「黒い時計」?ってなりますよね。 1688年のイングランドで起こった名誉革命の反革命勢力の通称であるジャコバイトの動向を監視するハイランダー兵の独立グループがブラックウォッチ柄を使用していたため、“黒い見張り番”とあだ

rakugaki_37「ブレスレット」

古フランス語で「Bras」は「腕」を意味し、「Bracel」で「腕飾り」を意味します。 それに「小さい」を意味する「-et」がついたものが「Bracelet」の語源となります。 左右どちらに付けてもお好きな方で構わないのですが、スピリチュアル的には左手と右手に付ける意味合いは変わるそうです。 左手に付けた場合、イメージやひらめきの右脳と直結しているため、「エネルギーの吸収」など受動的な側面で効果があると言われています。 右手に付けた場合、言語や計算の左脳と直結しているため、「

rakugaki_32「checkからはじめる」

布で魅せるアクセサリー作品は「velvet ribbon」「patchwork」に続いてなのですが、柄が主張するようなものがいいなと思いつきました。 一番に思いついたのが王道の柄、「チェック」です。 チェック柄といえば、真っ先に浮かぶブランドはBurberrry(バーバリー)です。 バーバリーは1856年に創立された、言わずと知れたイギリスの老舗ファッション・ブランドです。 因みにバーバリーがあまりに有名でバーバリーチェックと商標登録された、キャメル地に黒・白・赤のラインで

rakugaki_17「パッチワーク」

前回のハニカム同様、こちらも自然にすらっと描けました。 「パッチワーク」って、つぎはぎの組み合わせ次第で可愛くもなるしカジュアルにもなるし、和風にも洋風にもなります。 めちゃくちゃ自由度が高い分、センスが問われる恐ろしいデザインとも言えます。 あっ、自分で首締めちゃいました(笑) 描いたデザインは、ボタンとファスナーがアクセントになります。 アクセントとなる部分がカジュアルなので、ベースのパッチワークは落ち着いた和柄で、和+カジュアルで和モダンになるようにまとめまし

rakugaki_16「ミツバチとハチミツ」

母が愛用していた「ハチミツ」のお店。 いろんな花から採ったハチミツが、そこそこいいお値段で売られていました。 その店先には蜂の巣が置かれていて、周囲を蜂が飛び回っているというデンジャラスゾーンでした。 店の中に入るまでが、本当に勇気がいりました。 そう言えばミツバチが減っていて、ハチミツの入手が困難になるとか随分前に聞いたような気がします。 2000年代に入って在来種のミツバチに、致命的な伝染病による被害は実際にあったそうですが、不幸中の幸いなことに、在来種のハチの

rakugaki_15「主張するリボン」

minneやCreemaに、ハンドメイド・アクセサリーを出されている方の商品を注意して見るようになり気付くことがありました。 バレッタはリボンが主役のものが多いのに対し、ピアスやイヤリングはリボンが添え物のようなものが多いような気がしました。 それなら、リボンが主役のように主張するようなものがあってもいいのかなぁと閃きました。 サクッと描きあげましたが、描いたものを見ると何だか古臭い気がして、自信がなくなってきました。 妙に昭和の匂いがするような・・・。 これはない

rakugaki_9「アイデアいろいろ」

そろそろ真面目にアクセサリーのデザインを考えなきゃいけない。 どんなにつまらなくても、まずはひねり出さなきゃと、とりあえずイヤリング系に絞って一人アイデアラッシュです。 まずはブログrakugaki_3で考えたような「てるてる坊主」的な、あまりアクセサリーにされていない伝承ものがないか考えてみました。 う~ん「かっぱ」なんかどうだ? 伝承は伝承でも妖怪じゃね? アクセサリーというか、マニアックな雑貨とかなら結構ありそうですし。 ということで「かっぱ」の世界は奥深そ

rakugaki_7「コメットさ〜ん!」

よく、星のアクセサリーってありますよね。 星の中でも一番馴染みのある月や特徴のある環を持つ土星とか、赤褐色の火星に美しい水の星、地球とかみたいに。 星そのものが美しいのでモチーフにしやすく、どうにも作り尽くされた感があって、難しいとは認識していました。 しかし、やっぱり宇宙への憧れとかもありますし、存在だけでも神秘的で綺麗で何とか違う角度からアプローチして、オリジナリティがあるものを作れないものかなぁと。 ネーミングは彗星(コメット)ですが、彗星だけではなく宇宙に関連