Coda あいのうた
とある海辺の町。耳の不自由な家族の中で唯一耳が聞こえる女子高生のルビーは、幼少期からさまざまな場面で家族のコミュニケーションを手助けし、家業の漁業も毎日手伝っていた。新学期、彼女はひそかに憧れる同級生のマイルズと同じ合唱クラブに入り、顧問の教師から歌の才能を見いだされる。名門音楽大学の受験を勧められるルビーだったが、彼女の歌声が聞こえない両親から反対されてしまう。ルビーは夢を追うよりも家族を支えることを決めるが、あるとき父が思いがけず娘の才能に気付く。
家族愛ものには滅法弱いのです。
それぞれの立場になって見ちゃうと、切なくてキュッとします。それでも最後はすごく暖かい。
父は父の、母は母の、兄は兄の、ルビーはルビーの。それぞれの愛し方があって、素敵だった。
これって、聾唖と健聴で家族の中の問題(最近はヤングケアラーって言葉も流行ってるけど)がすごく分かりやすく書かれてると思うけど、ありふれてるんじゃないかな。
たとえば、両親が不仲で別居中だから、自分は家を出たいけど、自分が家を出ると母が1人になっちゃう、とか。笑
母は高齢の祖母の世話もあって、仕事もしていなくて家にこもりっきりで、悩みや愚痴を話せるような友達も近くにいなくて、一番の話し相手は自分だから、母をおいて家を出るのが心配になっちゃう、とか。笑
そんな中で、真正面からぶつかることが
どんだけ大切か、思い知らされた〜
それが難しいのです。
声も歌もとっても綺麗で憧れる〜癒された〜
すっごく上手で、それがまたよかったな。
帰ってからもずっと、You're All I Need To Get Byを聞いて余韻に浸っている…
ぜひ、見て頂きたい作品です。
イマノ
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