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食品安全認証スキームは総花

世界的な食品安全の業界団体GFSI(Global Food Safety Initiative)。
以前、GFSIのガイダンスドキュメントのTechnical Working Groupのメンバーであった (その他に、GFSI日本のコアメンバーやガイダンスドキュメントWGリーダーも務めた) 。

GFSIとは、以下のように活動を定義づけている。


------ホームページより抜粋------
<GFSIビジョン>いつでもどこでも安全な食を
<GFSIミッション>世界中の消費者に安全な食品を届ける上で確かな信頼を築くため食品安全マネジメントシステムの継続的改善を推進すること
<GFSIの目的>(抜粋)1.食品安全のリスクを軽減する
効果的な食品安全マネジメントシステムの等価性をはかりスキームの収束を行います
<GFSIがしていること>(抜粋)
ガイダンスドキュメントの要求事項をクリアしている食品安全マネジメントシステムの特定
------ここまで-----------------------

 
また、「ガイダンスドキュメントの要求事項をクリアしている食品安全マネジメントシステムの特定」することをベンチマークと称している。
(ガイダンスドキュメントは、現在GFSI Benchmarking Requirementsと改名)
また、ベンチマーク活動については以下のように紹介している。


------ホームページより抜粋------
<GFSIが実施すること>
農場や加工場から始まり、食品の配送、製造、卸売および小売に至るまで使用されている既存の食品安全基準をベンチマーク化します。
既存の基準とGFSIベンチマーキング要求事項の要件とを比較します。
GFSIにより承認されたすべての基準は最低限、GFSIベンチマーキング要求事項の要件となります。
------ここまで----------------------

 
------ホームページより抜粋------
GFSIに提出される各認証規格は、ベンチマーキングに対して提出する範囲を明確にするよう求められています。
GFSIによる承認を得るためには、認証規格オーナー(CPO)はGFSIベンチマーキング・プロセスを受け、合格しなければなりません。
これは別のベンチマーキング・プロセスを受けたものも含め、すべての認証規格に適用されます。したがってGFSIによる承認は自動的に得られるものではありません。
------ここまで-----------------------

2000年当時に400種以上あった食品安全認証をベンチマークした結果、2014年当時9つにまで絞り込んできた(China HACCPは技術的同等性評価済)。
さて、ベンチマークの進捗状況は、以下のリンク先から確認することが出来る。
http://www.mygfsi.com/jp/certification-2/benchmarking/cpos-in-benchmarking-process.html


気づくと見かけない認証あるいは認証規格オーナー(CPO)のマークがちらほら。
今後、どうなるか興味深い。

(2018.03.18 facebook ノートから転載・改編)

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