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声が枯れるまで伝えたいこと

家で1人でいる時間よりも人混みの中にいる方が孤独を感じてしまうのはどうしてなんだろう。

同じ夢を持った仲間が周りに沢山いた。
仲間がいるから自分も頑張ろうって前を向けるんだ、なんて思ってた。
でもそんな時間は長くは続かなくて
『気付けばどうしてここに居るんだろう乾いた唇からこぼれるのは溜息』
諦めて地元に帰ろうと思う、就職が決まったんだ、合格した、皆それぞれ自分の道を現実的に決めて行った。あれ、私は何をしているんだろうと思った。諦める勇気もなければ何か1つチャンスを掴んだ訳でもない。溜息しか出なかった。
こんな自分が嫌だった。街を歩く度に周りの人が羨ましくて壊れてしまいそうだった、
『見ないようにしてた自分と向き合う時が来たんだ』夢を見た時はあんなに世界が綺麗だったのに、視界が暗くて心が荒んだ自分がいた。私の中にもこんな一面があったんだと受け入れたくなかった。でも自分じゃなくなる気がしたから、もう動くしかなかった。

色々なオーディションやレッスンを受けた。『何者なんか到底なれやしないよと安全地帯から指差して笑う大人も』 色々な大人に向いてないよとかやりすぎだとかよくそんな感じで勝負しようと思ったねとか鼻で笑われた事だってある。悔しい、何も知らないくせに。いや何も知らなくて当たり前だ。でも諦めきれなかった、ここで諦めたらその大人が正しかった事になってしまうから。
だから『何度も何度でも声が枯れ果てでも叫ぶよ』心はずっと荒んでるけど、そんな自分に負けたくなかった何を言われても食らいついて挑戦し続けた。

『誰にも見せたことない真っ直ぐな言葉達を』ある大人に初めて、作られた言葉じゃなくて自分の言葉で気持ちを伝えた。涙目でもう絶望しかない顔で『抱えていた君の心を』これで最後だと思ったから口に出来たのかもしれない。心の内を話した。夢も全部。ここで改めて今の自分と向き合った気がした。

1番好きな歌詞『いつか自分を創りあげるとしたら何も邪魔するモノが無い世界なんかじゃ生きてる実感無いから』自分にとって邪魔な感情、言葉。その瞬間は苦しいけどそれがあったからこそ改めて夢と向き合えた気がするし夢を見てるだけの自分じゃなくて夢と現実両方みてる自分が創りあげられたんじゃないかなと思う。

我慢すればするほど感情は溜まりやすくなる。
でもその分崩れ落ちた瞬間はとんでもない自分が産まれたりすると思うし、そういう時の方が相手に何か伝わるのかもしれない。
この曲を聞いた時、自分が苦しんで街ゆく人全員敵だと思いながら歩いてた時とそんな自分と向き合って前に進もうとした時の記憶が鮮明に浮かんで来ました。

ライブでスイッチが入り過ぎて瞳孔いつも開いてます。
「Avalanche」大好きです。

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