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夜明け前って少し怖い

私は行動力はある人間だと思う。自分が叶えたい目標のために何をしないといけないのかずっと考えて生きてきた。自分が選んだ道を信じて走って来たつもりだったし、間違ってるなんて思いたくなかった。
でも『まだ見えず闇の中立ち止まって朝を望む』ずっと走り続けてたらここが何処かなのか分からなくなって立ち止まってしまった。後ろにも戻れないくらい走ってきちゃったし、自分の事を信じられなくなってきた。

幼い頃は内気な子だった。目立たないようにひっそり生きてきた。思ってることは口に出せないし、流されて生きてきたから、よく何を考えてるか分からない。だとか自分の意思あるの?なんて言われたこともある。ずっと自分の気持ちを話して否定されるのが怖かったから口に出せなくてチャンスを逃してきた。そんな自分が嫌だったから、変わろう変わろうって頑張って色んなことに挑戦してきてやっと自分を好きになれてきたと思ったのに。結局人間って根の部分は変えられない。嫌な自分が出てきた。
『諦めてばかり現実はつらくて押し潰されそうで』気持ちだけじゃどうにも出来ない現実がある事を痛感して、座り込んでこのまま終わっていくんだって諦めてた。そんな時に出会ったグループがいる。

私にとってこの曲はTohkeiの事だと思ってる。『見上げた空に光る希望』急に差し込んで来た光みたいな存在で、まさに夜明け前に自分はいたんじゃないかなって思う。
だから『届くかななんて手を伸ばしてみたいつかみた未来』この歌詞通り手を伸ばしてもう1回挑戦しようと思った。道は違うかもしれないけど、もしかしたら自分が描いた未来に繋がれる事があるかもしれないと思ったから期待した。

デビュー前毎日この曲を聞いてた、少しでも立ち止まると嫌な自分がまた出てきてしまうと思ったからこの曲を聞いて未来を想像してた。
ダンスと歌は苦手分野でレッスンが終わって家に着くと自然と涙が溢れてくる。9曲披露すると聞いて不安と焦りでいっぱいだった。でも『もう1回 もう1回 もう1回』何だか励まされてる気分で、ここで諦めてしまったらまたあの時と同じ自分になってしまうと思って必死で練習してた。

1番好きな歌詞、『そうずっとそうずっとそうずっと信じているよ君と笑いあえるって、ねえ』立ち止まって悩んで苦しくてボロボロに走ってきた道だったけど、やっとまた動き出せた気がする。いつか未来で自分自身と笑い合えたらいいな、なんて思う。

そして今永成美と1番向き合って来たのは今永成美だと思ってる。一瞬で嫌な気持ちにさせる事が出来るのも私で一瞬で幸せな気持ちにさせる事が出来るのも私だと思う。後ろばかり見るんじゃなくてTohkei今永成美として素敵な未来を想像しようとそんな風に思えた曲です。

私にとってTohkeiは希望の光だななんて思いました。
「メイビーサンバースト」聞いてみてね。

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