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代表のあれこれ

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代表取締役である今村 則永のメッセージや企業経営に関する考えをまとめています。
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#不動産会社

経営者と同じ視点なんて求めても意味がない

「やること先にやれよ」 いつも口癖のように子供に言ってきた僕の言葉に対して、最近小学3年生の長男がことあるごとに「なんで」と聞いてくるようになりました。 「なんで、先に勉強せなあかんの」 「なんで、先にゲームしたらあかんの」 「遊びから帰ってきてから勉強するし」 親だから知っているんです。1時間までと決めたゲームやテレビが、時間を過ぎても終わらないことを。遊びに行って帰ってきたら、なにもせず疲れて風呂に入って寝てしまうことを。その後に予定があるのに、目の前のことに熱中し

会社のビジョンなんて後付けで大丈夫

企業経営にビジョンは必要か いろいろな会社のwebサイトを見渡していると、noteの記事を読んでいると、素晴らしい企業理念をよく目にします。経営の指針にもなるミッション、ビジョン、バリュー。みなさんの会社はどんなものを設定しているでしょうか。 ふと疑問に思いました。 「その理念、みんないつ決めたんだろう」 熱い想いや信念をもとに事業をはじめるスタートアップが注目されがちな世の中です。社会意義が求められる昨今、ハーパス経営に代表されるように、企業の価値や目的がまるで経営に

メンバーが主体性を持って自走できる組織に必要なのものは?

人は自分で決めた答えじゃないと納得なんてできない 例えば、仕事で案件の進捗が思うようにいかない場合、いちばん簡単な解決策は身近な上司に指示を仰ぐことかもしれません。でも、その指示通り動いたにも関わらずうまく行かない場合「言われた通りやったのに…」と不満を口にしてしまう、口に出さなくてもモヤッとしてしまう。これは人として仕方ないことだと思います。 そんな話をすると「考えが甘すぎる」「ビジネスにおいて他責思考は良くない」「もっと主体的に考えて行動するべきだ」と言われてしまうか

納得できる経営計画さえあれば、会社は迷わず進んでいける

「経営計画って結局、計画通りになんてならない…」 企業経営者の方はもちろん、フリーランスの方でも経営計画を立てている人はたくさんいるでしょう。けれど「どうせ計画通りになんていかないんだから、経営計画なんて必要ないんじゃないか」と考えている人も中にはいるかもしれません。 実際、僕自身も創業からずっと毎期の事業計画や数値目標を自分なりに掲げて金融機関への訪問などをしていましたが、正直なところ直近数年の実績をもとに「ざっくりこれくらい売上を増やしていきたいなー」という、あまりに

中小企業経営、キャリアパスや給与制度ってどうしてる?

「色々あって社員ゼロの状態で制度づくりを始めた」 はじめの自己紹介記事でそんな風にご紹介しましたが、第3回目の今回は僕たち今村不動産の社内制度についてお話ししたいと思います。 (私の自己紹介記事は以下からどうぞ) 例えば給与体系。一般的なイメージで不動産業界の営業といえば、なんとなくインセンティブがついて結果次第で給与がガンガン上がりそうだと思われるかもしれませんが、すべての会社がそうだという訳ではありません。 僕が32歳で起業するまで務めた会社でもインセンティブ制度