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どうして任天堂に就職したのですか?

どうして任天堂に就職したのですか?とよく訊かれるんだけど、その頃は昨今の様に「ゲーム業界」や「ゲームクリエイター」と言う言葉は殆ど無く、僕自身ビデオゲームの会社に就職出来るなどと考えていなかった。3回生の時イラストレーションの先生からコナミに入った先輩の話を聞いた。目から鱗だった。 早速任天堂の住所を調べてみると何と京都にあるではないか!そう、それまでは任天堂が何処にあってどんな人達がゲームを作っているか等、あれだけゲームが好きだったのに全く関心が無かったのだ。映画制作者

ワンダーな話

スーパーマリオブラザーズ・ワンダーをプレイし始めた。安定の面白さ。ワクワクするけど安心感がある独特な感じ。 因みに僕が最もやりこんだマリオシリーズは「マリオ3」。当時、任天堂への就職が決まって直ぐに発売された事もあり必死でプレイした。最初のステージの空の色がとても印象的だった。 もう少し話を遡ると大学時代、学生寮に任天堂にとても詳しい後輩が居て彼から任天堂には宮本チームという開発部隊があってマリオやゼルダを作っている事を聞いて初めて知った。 勿論インターネットの無い時代だ

古今東西甘々映画レビュー:第3回「フリントストーン:モダン石器時代」95点

カーボンニュートラルが叫ばれる昨今、国連の関係者は全員この映画を見直すべきだ。車は人力でCO2や産業廃棄物を一切出さないし、紙の代わりに石板を使用している。ペーパーレスだ。この人力自動車についてよく知らない人のために説明すると車の床に穴が空いており搭乗者全員で地面を蹴って走ると言う画期的な仕組みとなっている。 この映画はアメリカのテレビアニメが原作で日本では長い間「ほのぼのレイク」のCMキャラクターとして使用されていた。昭和生まれの人には馴染みはあるが印象がよろしくない。ま

古今東西甘々映画レビュー:第2回松竹版「八つ墓村」99点

1976年の角川映画「犬神家の一族」を皮切りに金田一耕助の大ブームが起きた。いや、横溝正史の原作がブームになって映画が大ヒットしたのかもしれない。石坂浩二演ずる金田一耕助もハマリ役でその後何作か金田一役を務めた。そんな中、松竹映画がウチも豪華スタッフで金田一シリーズを作るぞ!とぶちかましてきたのが「八つ墓村」である。 ショーケンこと萩原健一を主演に小川真由美、山本陽子、中野良子、山崎努・・など有名俳優の名前を挙げたらキリがないほどの豪華キャストも話題だったに違いない。ショー

古今東西甘々映画レビュー:第1回「007•ダイヤモンドは永遠に」98点

ルパン3世やドリフが大好きな日本人には必見の映画である。優れたアクションコメディとしか例えようがない。ボンド役を降板したショーン・コネリーを呼び戻すのにお金がかかったのか豪華な敵基地もボンドカーも出てこない。 唯一ボンドカーと呼べそうな月面探検車の登場シーンも脱力感満載で最高だ。その滑稽さはウルトラマンタロウに登場する地球防衛チームZATの社用車ラビットパンダに匹敵する。(形は違うけどね) 劇中の殆どがラスベガスのロケで済まされており、ラスベガスで実際に行われているショー