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双子座12度「生意気に自己主張する少女トプシー」

双子座12度のマーク・エドモンド・ジョーンズのサビアンシンボルは、A Topsy saucily asserting herself. 「生意気に自己主張する少女トプシー」。

ここには「わたしはわたし」と権利を主張するようすが描かれているといわれています。双子座サインは「自分がどこまでできるのかやってみたい」という性質を持つサインですので、個人主義的な傾向を持っています。

このサビアンシンボルに出てくる「少女トプシー」というのは『アンクルトムの小屋』という小説に出てくる黒人の女の子とのことです。これはハリエット・ビーチャー・ストウによって書かれ、1852年にアメリカ合衆国で発行された小説で、主人公のトムというのは初老の黒人奴隷です。

当時のアメリカは奴隷解放問題で南北分裂の危機を抱えていたため、この本の出版はとても大きな反響を呼んだそうです。その後アメリカは、この奴隷解放問題を一つの引き金にして南北戦争に突入するわけですが、そこに至るうえで、この本の影響は無視できないものがあったのだそうです。

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