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双子座22度「田舎踊り」
マーク・エドモンド・ジョーンズの双子座22度のサビアンシンボルは、A barn dance.「田舎踊り」。
ディーン・ルディアは、この双子座22度のサビアンシンボルを、Dancing couples in a harvest festival.「収穫祭で踊るカップル」と言い換えました。
この、ルディアのサビアンシンボルに描かれている「収穫祭」とは、収穫への感謝を表わす農村でのお祭りになりますが、この背後には、育てていた農作物が豊かに実り、ひと安心というよろこびがあるといえます。
また、そこでカップルが踊っているということは、その土地が住みやすい場所なので、恋をしたり結婚したりする男女が居るということになりますから、これは未来に向けての子孫の繁栄を予感できます。
つまり、ルディアが言い換えた「収穫祭で踊るカップル」という言葉には、収穫物の豊かさと子孫繁栄のイメージという、人間が素朴に「めでたい」と本能的に思うものが、含まれているということができるわけです。
ルディアは、これらの「自然な環境での、リズミカルで健康的な活動の価値の強調」が、このサビアンシンボルにはあると、自身の著書の中でも触れています。
よくこの双子座22度のサビアンシンボルは、一つ前の双子座21度のサビアンシンボルと、比較することで理解されています。21度「労働者のデモ」のほうには、人工的な大工業都市のイメージが、そして、この22度「田舎踊り」のほうには、のどかな農村のイメージが、それぞれ当てはめられてきました。
このサビアンシンボルの度数である22度には、「安定、着地、強力な受け入れ力」などの意味がありますが、とくにこの双子座22度においては、双子座が持っている空回りしそうなくらいのスピードの速さを、まずは減速させる必要があるといえます。
そして、また、この双子座22度のドデカテモリーは、水瓶座になります。もともとのサインである双子座とこの水瓶座は、ともに風のエレメントに属するサインになり、ここには単路を走るようなスムーズさと共に、風のエレメントの過剰性を見ることができます。
風エレメントの特徴としては、「頭で考える、思考、理念、情報」などがあげられますが、性質が過剰になると「考えが止まらない、頭でっかち」などの欠点が浮かび上がることになります。
つまり、神経的に疲れる状態が訪れるわけですが、そうなったときのひとつの解決法が、このサビアンシンボルには描かれているということができます。つまり、それは、まずは速度を落とすこと、豊かな自然に触れ深呼吸すること、身体を動かすこと、リラックスして緩むこと、ということができるわけです。
そして、さらに、全体を俯瞰するような大きな視点(水瓶座の象意)を失わないことも、双子座サインの中の水瓶座としては、大切な要素になるということができます。
ルディアも自身の著書の中で、「健全な社会の両極に、大工業都市と農村を含めるべきなのです。」としたうえで、「同様に、健康な人格の二つの極であるマインドと自然な感情も、活発である必要があります。」と書いています。
これらのことから、このサビアンシンボルを活用して行くには、生体エネルギーのパワーチャージをすることに、目を向けると良いということがわかります。
ときには、一人でどこまでできるかやってみたいという、双子座が持っている個人主義のツッパリを弱めて、脱力することも大切なことであるのです。
季節を体感できる自然な環境の中に入って行って、のんびりとした時間を過ごすことで、健康的でリズミカルな自然が持っているパワーと同調することができ、そのことによって、活力がチャージされることになります。
活力がチャージされると、都会的なマインドの世界に戻っても、本来の双子座が持っているスピーディーな生活を、思う存分楽しむことができるようになるでしょう。
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