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スパルタ伊勢旅行(1)人との出会いがある旅を目指して

夏といえば海。今年の夏は子供たちを連れて海に行くことにしました。

旅行に行くとき、私が大切にしているものがあります。その土地、そして人との出会いです。楽しいレジャー体験をして、おいしいものを食べて…という経験だけではなく、少なくとも一週間は滞在して、その「土地」をよく知りたいんです。地元の温かな人との出会いも大切にしたいし。それを子供たちにも経験させたいなあ…、と思っていました。

この間まで赤ちゃんだった下の息子も、もうじき4歳。そろそろ、そういう旅行に連れて行きたいと思っていたら、親友のろんろんが「夏は伊勢に行こうよ」と提案してくれました。

伊勢には、釣りや川遊び、磯遊び、魚さばき練習など、いろいろな海の遊びを提案している「ゴーリキマリンビレッジ」という施設があるそう。海と自然が大好きなみなさんが、アットホームな雰囲気の中で、海や山での過ごし方を提案してくれるそう。海好きの私、そういうところを探していました!

さらにゴーリキマリンビレッジのすぐそばには、人情あふれる〝名物〟女将が切り盛りする旅館もあるんだとか。

というわけで、子供2人を連れて伊勢の海へ向かいました。

何でもないようなお宿ですが、いろいろすごい

旅館は「津田屋旅館」さん。たえちゃんと呼ばれている、ひ孫さんがいらっしゃる元気いっぱいのおばちゃんが、一人で切り盛りしているアットホームなお宿です。素泊まり5000円、朝ごはん500円(子供1人分はサービス)。素泊まり料金は布団の数だそうで、子供2人で1枚にしてもらい、少しサービスしていただいて1泊合計10,000円。

親子3人、健康な朝食付きでこの値段なんて素晴らしいですね。

建物や館内は年代ものなのですが、お宿の中はお掃除が行き届いていてとても清潔。私はそういうお宿が一番好きです。お部屋も、コロナでたたみを張り替えたそうで清潔感が漂います。

初日は到着が夜になってしまったのですが、たえちゃん、起きて待っていてくださいました。到着するなり…

「いらっしゃい、お子たちかわいいなあ」
「どこからきたん?東京?私も行ったことあるよ」
「パパさんは?なんできいひんの?」
「仕事か、かわいそうやなあ。にしてもお子がかわいいわ」
「子供が大好きやねん、ずっとおって。夏の間ずっとおってや」
「あしたはスイカ切ったるで」

ものすごいマシンガントークで、お迎えしていただきました。いいなあ、このグイグイくる感じ。子供たちにも、こういうグイグイ系おばちゃん体験をさせたかったのです。

初日は荷物を片づけて、すぐに就寝。そして朝、海が待ちきれない子供たちは、水着に着替えて食堂へ。

これで1人500円。しかも1人はサービス。信じられない…

炊き立てのおいしいご飯に、サバの塩焼き、目玉焼き、ハム、ヒジキ、ちょっとしょっぱい赤いお味噌のお味噌汁、その他もろもろ…サービス旺盛でこっちが心配になるレベル。

おいしい朝ごはんをたっぷりいただき、申し訳なくて食器を洗いたいぐらいなんですが、「ええからええから、置いといてな!」と言われてしまい、手伝うチャンスなし…。

さあ!準備万端!

いざ、海へ!




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