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私のお料理ノート

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作り方を詳しく解説しているレシピをまとめています。ご質問もお気軽にどうぞ。
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#私のイチオシ

お肉を茹でることで、肉出汁も2食分の料理も出来る

茹で豚の茹で汁は出汁になります、と書いたので利用法のご紹介です。 前夜、茹で豚を作ったら、出汁をタッパーなどに入れて冷蔵庫にしまいます。 そうすると冷えることによって、脂が白く固まります。 すぐ使わない場合は冷凍しましょう。 こんな風に茶漉しで十分ですので、漉しながらお鍋に移しましょう。 脂が抜けてスッキリします。 あとは適当に香味野菜(お葱、玉葱、セロリ、にんじんなど)を入れて、煮ます。 とはいえ、お昼に簡単にであれば、お葱で十分です。 洋風に使いたかったら玉葱が良い

私の1番好きなおもてなし料理、焼き豚

我が家にお越しいただいた事がある方や、毎年ワークショップにいらっしゃる方は食べたことがあると思います。 私の1番好きなおもてなし料理、焼き豚です! 老若男女、皆が気に入ってくれる自慢のレシピです。 2月のお味噌教室の時も80歳近いお婆ちゃまがお気に召されて、レシピをプレゼントしました。 何が良いって、前日仕込んでおけば、食べる直前に魚焼きグリルかトースターで焦げ目を付けるだけ。 バタバタ焦らずにお客様と会話を楽しみながらお出し出来るのです。 ただ、今はこんな時ですからそ

旬を逃さないで、ほたるいか、新ジャガ、空豆

春になると淡い色を抱いた美しい食材が店頭に並び始めます。 野菜売り場には筍、山菜、魚売り場にも春の旬のもの。 旬のものを旬のものと組み合わせる。その贅沢さに心が浮き足立ちます。 大蒜を効かせたこのお料理も、いかにも春らしいですがパンチがありお酒が進む味です。 ほたるいかは調味料のように味に深みを与えてくれるので、味付けはシンプルにお塩だけで美味しいですよ。 (材料) 新馬鈴薯 3個(約300g) 空豆 約60g、20こ以上(さやから取り、薄皮をむいておく、生のままで大丈夫

茹で豚、何も考えずに作れて元気をくれる料理

あーもう夕方かーご飯作りたくないなあって思う事ありますよね。 毎日作っているんですもの、そんなの当たり前です。 メインを決めて副菜決めて、汁物考えて…。それを毎日毎日! 偉いです。皆さん、本当に偉い。 レシピを探してみるも、あー分量計るのさえも面倒くさい… そんな時は茹で豚です。これの出番です。 良い豚バラに出会ったら、1つはベーコン、1つは茹で豚! そして、巻く葉っぱも買い物かごへ。 サニーレタスでもサンチュでも良いです。エゴマの葉でも大葉でもなんでも良いんです。一緒に買

素晴らしく美味しい野菜のポタージュ

無くなった鍋に指を突っ込んで沿わせて、その残骸をすくって舐める息子。 お行儀悪いわよとたしなめながら、内心喜ぶ私。 あるレストランで「野菜のポタージュです」と出され、あんまり美味しくて何のお野菜を使っているのか教えていただき、早速作ってみました。 すると、もう家族で取り合いに。海老のビスクほどの濃厚で味わい深い、お野菜だけのポタージュです。 (材料)バター15g 玉葱  1個 しめじ 1/2パック 馬鈴薯 2個 トマト 2個 水  半カップ 牛乳 2カップ 塩  小さじ1

30年間作り続けてやっと辿り着いた最後のカルボナーラレシピ。

カルボナーラを初めて食べたのは、震災前まで神戸の食いしん坊を唸らせていたベルゲンというお店でした。 ミートソースやナポリタン、たらこスパ、家で食べたどの味とも違う。 とろんとしたクリームは濃厚に舌に絡み付き、かりかりっとした香ばしいお肉は噛めば噛む程脂がほとばしる。 何これ何これ!興奮して、母にこれおうちでも作って!と頼んで、渡されたのは片岡譲シェフのレシピブック。小学校2年生頃のこと。 それから、私は学校から帰ると1ヶ月毎日カルボナーラを練習しました。私が一人で料理を始