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コッヘルでご飯を炊く

お湯を注いで待つだけでご飯ができるアルファ米。今はその進化がスゴくて、きのこご飯、炊き込みご飯、チキンライス、エビピラフ、ドライカレーなど見ているだけでワクワクする。味もすごく研究を重ねているので、結構美味しい。
ただ、残念ながらお米の味がやっぱりアルファ米。だから私はご飯を炊く。ご飯は活力の源だから。

作り方

①浸水させる
コッヘルにお米と水(お米の重量の1.2倍程度)を入れ、30分以上(できれば1時間)浸水させる。

②炊く
始めは中火くらいで鍋が温まるまで加熱する。
蓋を開けてざっとかき混ぜたら蓋をして重しを乗せ、強火で吹いてくるまで加熱する。
吹いてきたらごく弱火にしてそのまま20分放置。

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③蒸らす
火を消し、10分ほど蒸らす。
この時に寒いようなら毛布や寝袋の中に入れる。

④出来上がり

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基本的にはこんな感じでご飯が炊ける。しかも思っている以上に美味しいご飯が炊けるので、どうしてもアルファ米を敬遠してしまうのだ。
ただあくまで「基本的に」なので、実際には試行錯誤が必要だ。
・使っているコッヘルの大きさや材質と、バーナーとの組み合わせ
・お米の量
・お米の種類と水の量
・外気温
・風の影響
・里か、高い山の上か
といった条件の組み合わせによって固くなったり、柔らかくなったりするからだ。

とにかく自分の道具で何回も挑戦してみてほしい。スイッチ1つでご飯が炊ける炊飯器とは違って、こういうアナログな所がいいのだ。何回も炊いていると、クツクツと伝わってくる鍋の振動、パチパチとはぜる音、香ばしい匂いなど、五感で感じられるようになってくるだろう。

キャンプにしても、登山のテント泊にしても、だいたい時間は十分にあるものだ。無心になってじっくりとコッヘルに向き合う、そんな時間が贅沢なのかもしれない。そうやって炊いたご飯の味は、やっぱり格別だ。
あ~、日本人で良かった。

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