見出し画像

政党、政策、人柄…どれもこれも

ここ数年ほど、投票所で選挙事務の手伝いをしています。10月31日の国政選挙も、投票所で受付の仕事をしてきました。

私自身の投票は、ここ最近は期日前投票所です。21日には既に一票を入れてきました。
投票したい人が、既に決まっているのっていいですね。スッキリします。

20数年間の投票人生で、ようやくこの達成感を得られました。

一票が重い

私は神奈川県出身で、20代前半は東京都に住んでいました。この期間は政治や政策、何らかの市民運動に関わるような出来事は全くありませんでした。
熱心に投票を勧めてくる知人をみて、内心は羨ましく思ったりしていました。

この時期、自民党政権が分裂し、たくさんの党があったものの、政策等に違いがほとんどなく、とても分かりにくい。

選挙前になると新聞やニュースなど報道されている内容を聞き、自分の考えにより近いと思われる候補者に投票していました。

投票するたびに、もしこの人が今後離党したり、トラブルを起こしたら……と不安感をもっていて、正直、一票を投じることが重かった。
落選した方が、むしろ責任感がなく、スッキリしていました。

何故、地域差がうまれる

25歳で結婚し、夫の転勤で、国内あちこちに引っ越しました。
地域によって、ゴミの捨て方や費用、水道代が全然違う。
住みやすい地域、住みにくい地域があると知りました。

子育て環境も、大きく違っていました。
衝撃的だったのは、都内のある区では、小学生まで医療費無料だと知ったとき。
私が住んでいた地域は、最初は0歳児、その後は3歳児と対象年齢が上がりました。

しかし、私の子ども2人とも、アレルギー体質で、喘息によって夜間救急や入院が多く、対象の年齢を外れると医療費は年70万円に達したことも。
この地域も、小学生まで対象ならば…😢

何故、こんなに地域差があるのだろう。

裕福な人が住む地域は、住民税の収入で財政豊かになり、子育て政策に力を入れられる。
一般のサラリーマン世帯には手が届かない地域だから仕方ない。

この時は、そう思っていました。

地元の神奈川県でも、都内に比べて支援が足りないような気はしていましたが、残念ながら地方はもっともっと支援がありません。

病気のほか、長男に軽度発達障害もありますが、その支援策も対処法も、地域で大きく違う。

早く早く、地元に戻りたい。帰って、子育て環境の良い地域に住みたい、そう思ってました。

さて、その希望は叶わず、さらに悪化します。
夫が勝手に仕事を辞めてしまい、先輩の起業した会社に転職したものの、すぐに失職するという…なんとも、、、。

私は夜中の飲食店等でバイトしましたが、これではもたない。三男が生後4ヶ月の時に公務員試験を受けて、30倍の難関の中、非常勤職員になりました。

投票の結果で暮らしやすくなる

さて、現在は大阪に住んでいます。
住んだ当時は他の地方自治体と同じく、関東に比べ一歩遅れている、そんな感じでした。

しかし、今は一歩先に進んでいると思います。

約十年前に政権交代がおきました。既得権益を受けていた団体、公務員などの改革が行われました。
私自身が働いている自治体も、働きはじめた当初、大改革が行われました。実際にその場にいると、その混乱ぶりに直面します。不満も続出していました。

一方で、教育や子育てに予算が回ったため、私家族はとても暮らしやすくなりました。

初めて、投票の結果に実感を得られました。

これが選挙なんだと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?