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公平とは


私の仕事は、大まかに自治体独自のイベント等を企画したり、市民団体と関わったり、所管施設を管理したりしている非正規公務員です。日記メイン、たまにコラム。


本日は小学校4年生の三男の遠足です。遠足といっても、近くの公園。しかしコロナ禍で、ずっと中止されていた遠足があると喜んでいました。

お弁当と水筒を用意し、私はベランダで洗濯物を干していた間に出発した三男ですが、ふと見ると、水筒だけ残っている。

近くとはいえ、歩いて公園に行く。暑いし、やっぱり飲み物は必要だろう…。

職場の課長に電話して、「子どもが遠足で、忘れた水筒を届けるために1時間の有給が欲しい」と伝えました。

20数年前、民間企業で働いていた時は、有給とはいえ、遅刻なんて、あり得なかったな…と。
これが公務員だからか、非正規だからか(いや、職場の正職員はもっとゆるいから違うか)、はたまた労働基準法改正のせいか、分からないけれど、このゆるさはありがたい。

さて、本日は9時7分にタイムカードを切り、通常業務に入りました。

(前置きが長くて、すみません)

公開抽選と抽選

本日は抽選会を行いました。
2回です。

一つ目は、ある事業の公開抽選会。コロナ禍前はそこそこ人気のイベントでしたが、今は枠に達せず、スカスカな状態です。

事前に申込みは8人。
抽選会に誰も来ないかな…と思っていましたが、2人が参加しました。他の人は職員が代理で抽選します。

第一希望と第二希望を事前に聞いて、第一希望から決定していく。重複したら抽選する。第一希望が終わったら、第二希望も同じように進めていく。
こうして進めていくと、希望が重なる人は落選する。

抽選会が始まる前に
「今から(誰もいない日に)希望日を変更したい」と参加者がいう。
「すみません、申込み終了後は出来ないんです。公平を期してますから」と私。
「そっか、公平よね」と落胆しながらも納得する。

このやり方では、8人しかいない、スカスカな状況なのに、2人も落ちてしまった。
希望日を変更したい人も落選した😮‍💨

正直、全ての希望を調整すれば、全員、当選できるのです。

昔は、ある程度調整して、なるべく全員が当選できるようにしていたそうです。
しかし、数年前、地方議員さんの知り合いの団体が落選した事で、抽選のやり方を変更し公開するようになったとのこと。

公平に公平に。
素敵な文言だと思っていたけど、
自分の語る公平って、なんだか嫌なもの。
文句を言われないために使ってない?


……。

二つ目の抽選会は、今回、初めて抽選することにしたもの。ややこしい。

コロナ禍で、ここ2年近く、中止していたイベント。

4年前に、私が担当になり、拡充したいとやり方をいろいろと変えていきまた。当時のイケイケ室長のバックアップもあって、評判も良くなり、さぁここからもっと広げるぞ!と意気込むものの、中止に……。

再開に向けて、募集を行いました。
同時にコロナ禍での運営方法も変更しなければいけない。
当初予定していたやり方では、コロナ禍が落ち着いた今では、おかしいとの意見も出る。

いろいろ意見があって、残念ながら、まとまりませんでした。しかし、こちらは全員当選です💁‍♀️

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