発達障害と子どもに伝えた日②

発達障害と子どもに伝えた日①は、こちらです。思い出しながら、ずらずらと書いています。

大学病院の医師に感謝。学校も頑張った


はっきり言って、思い出すのも嫌なのは中学校時代です。

今でも感情がざわめきます。

子どもが、小学校のいじめの経験から、人が怖くなり、先生やクラスメイトが話しかけても、何も返事できない。意思表示ができないのが、この時期の一番困ったことでした。

そのため、大学病院の医師と相談し、通常学級ではなく特別支援学級への入級を望みました。しかし、学校側は、(支援学級の)先生の人数が少ないという理由で却下され、通常クラスへ。

その当時、薬の関係で月1回、大学病院に通院していたので、ダメだったと医師に伝えると

通常クラスに通うのならば……

私の子どもは、聞くことと書くことが一緒にできない障がいをもっているため、ノートの書き写しができない。授業中の黒板消すのを少し待ってほしい(休み時間まで消さないでほしい)と、学校側にお願いしてみたら?

と、言われました。

なるほど。
すぐに担任の先生に話しました。

しかし、学校側から他の生徒と差別になるのでダメと却下されました。

さらに、ノートが取れてないという理由で、成績は1や2のことも。実際の子どもはIQ130近くあり、テストの点数は上位クラスで、とても良かったです。

しかし子ども自身はいくら頑張って試験勉強して、点数を上げても、上記の理由で、成績をつけられてしまうので、よけいに自己肯定感は低下して、自信をなくしていました。

この結果を聞き、大学病院の医師の方が、私以上にキレていました。学校の障がい者への教育上の配慮はどうなっているんだ!と。私自身、学校のやり方はおかしいと思っていましたが、学校側の説得はできませんでした。自分の言い方が悪いのか、先生にどう説明したらわかってくれるのか。とても悩みました。

子どもが2年生になると、大学病院の医師が、もうすぐ障がい者差別法が施行されかもしれない。そうなると、学校側のやってることは全て差別にあたるから、それを学校に言ってみなさい!というものでした。

学校の先生に言っても、教育委員会の方針と言われ拒否されていました。

私が親として先生を説得できずに情け無いと思ったのか、
医師が、私が中学校の先生と話すと言ってくれました。

2年生の3学期、学校の先生4人を引き連れて大学病院へ行きました。
中学校の先生と、医師が顔合わせをしました。
学校の先生は、私の前では見せない熱心な姿で、医師に発達障害の子どもの症状を聞き、どうしたら良いのかと質問します。

そして、先生自身は障害者への配慮について理解できたが、これは教育委員会のルールに反するから、やはり通常クラスではできない。障害者差別支援法が施行されたら、できるかもしれませんが、今は無理です。◯◯君は、三年生から特別支援学級へ通えるようにします…と。

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