見出し画像

空中ブランコの網

20歳になる娘と17歳であと一息で高校を卒業する息子がいる

お金はまだかかるが
言ってみれば子育て終了間際

高校息子は自分のことはまぁまぁ放っておいてもなんとかするけども、母親にだけあたってみたり
お前はまだお子ちゃまか?と言いたくなるような言動もちらほら…
外の顔と家の顔を使い分けている様子の思春期終了間近

進路のことも気には病むが
もういい本人の人生だ!と
心の中でふりきる努力をする日々

わが家は教育方針とまではいかないが、心なしか勝手に心がけてきたのは本人の興味をのばすこと

やりたいと言ったことは
とりあえず経験させてみる
もちろん経済状況の許す範囲で

裕福な家ではないのに
娘が馬やバイオリンに興味を示した時は内心震え上がったが…

バイオリンは良心的な先生に巡り会え、馬はなんどか体験だけさせ
小学校高学年で3日間だけ馬に乗れる券をサンタさんの手紙を書いてプレゼントしてやった
(しかもローマ字で^^;)

そして大学に馬術部というのがあるからね…
やりたかったら大学でやりなさい
と言い渡したのだった

娘は本当にあの誓いを忘れず
現在4時起きで馬術部をがんばる
バイオリンもやめず交響楽団の2本立てで一心不乱にがんばる根性に驚かされる日々

息子はと言えば
小さい頃から感覚的で
いろんなキャラクターにどハマりしたり
三年生から絵を描きためつつ
テニスをつづけ
高校では強豪校でテニスに熱中したものの壁にぶち当たり
精神のバランスを崩したり、
復活したり
紆余曲折を経ながら高校三年生にいたる

まぁとりあえず進級して今に至り
日々の気分の上がり下がりは相変わらず激しそうだが
生きてるだけで周りの人たちに感謝である

ずいぶんと子供に付き合ってきたなぁ、と子育てをふりかえる

子育ての方針はあってたんか
間違ってたんか
この正解だけは
本人らしか分からず
本当の正解は
本人が死ぬ間際だったりして
と思ったりする

まだ終わってないけど
子育てのボランティアは
だいぶしたんかな

完璧な親にはほど遠いけども
自分のダメな所は反面教師
世の中にはいろんな人がいるんだよーていう
心の広さにつなげてもらいたいな

これからどうなっていくやら…

これからの親の役割は
サーカスの空中ブランコの網かな

お、落ちてきたな!
て時に網として
地面に激突して
大打撃をうける瞬間に
ここにいるよー!!
と受け止めるで良いかな

致命症にならないようには
助けてあげないとだけど
空中ブランコに果敢に挑戦するのも見届けてあげないとね!

親は
成功したら絶賛!
成功しなくても絶賛!
でよいのかもね

ふと思う子育て末期の晩秋🍁


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?