アイモバイルで一番日焼けしている人のお話し

はじめまして。アイモバイルの今井と申します。
今回がnoteデビューなので内心ビクビクしていますが、折角ですので私が今まで何を経験してきて、何を大切にしているか、等を知って頂く機会になればと思います。

【自己紹介】

名前:今井 祐輔
生年月日:1984/10/7
出身:新潟
好き:サーフィン、音と文化、カンディンスキー

私は新潟県の佐渡ヶ島出身でして、所謂「島人」に該当しますが沖縄の様なメジャー観光地とは異なります。
それでも自然豊かで歴史があり、少し前から「ブリかつ丼」なるご当地グルメなども展開しており「ブリカツくん」というPR担当の半魚人までも存在し、更に奇妙な伝説も多い小さな島で生まれ育ちました。
https://twitter.com/sado_burikatsu
旅行先としてはお勧めです。

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島育ちという事もあり海は好きでして、海洋学校へ進学し潜水士免許と船舶免許を取得しております。
ただ、現状では何一つ免許を活かしきれていないですが高圧環境下における人体への影響と海洋レジャーに興味のある方はお声がけいただけると嬉しいです。


【入社までの経緯】 

以前は繊維業界で営業として働いていたのですが、その時の同僚が先にアイモバイルへ転職し、後に私を誘ってくれた事がきっかけで面談を受けご縁をいただきました。
ITという全くの異業種に対して初めは恐怖にも近い拒絶の様なものがありました。では、なんで面接に行ったの?っという話ですが、志望する動機となった一番の要因はアドネットワークという究極のエコシステムに衝撃を受けた事でした。
これは当時、本当にびっくりしましたね。

いきなりですが、私はケチです。
田舎出身、且つ育ちが良かったわけでもないのでお金の工面は苦労していました。なので自身が価値を評価出来ないものには一銭も払いたくないという思考が強かったです。

話をアドネットワークに戻しますと、ケチな私が広告主である会社の社長だったとします。
自社のとても素晴らしい商品をより多くの方々へ知っていただきたいと思った時にプロモーションにお金をかけるなら何にお金をかける価値があるか?と考えました。当時の素人ながら検討材料としては以下のような内容です。

■ビラ配り
・歩行者がビラを受け取らなくてもビラ代(印刷代)はかかる。
・ビラを配る人件費もかかる。
・効果を検証するのには期間がかかる。
・どの町(場所)で配ったビラが効果がいいのか曖昧。

■アドネットワーク
・興味がある人がクリックするまでコストがかからない。
・広告に興味がある人はクリック一つで訴求内容の詳しい情報を取得出来る。
・広告効果がリアルタイムでわかる。
・効果に応じて配信先での広告露出量を容易に調整が出来る。

もちろんビラ配りにもネットにはない訴求力や宣伝効果があると思いますし
インターネット広告にもまだまだ課題は多く、一概にどちらが良いかという話ではないのですが。
当時のIT業界の勢いや、インターネットの利便性を考えると、もう明るい未来しか想像出来なくなっていました。
わくわくするんですよ、こんなシステムなら絶対売れるじゃん!!って。。
業界の事を知らないが故に、当時の今井少年は「やべー!すげーなこのシステム!考えた人天才じゃん!!」と思った事がきっかけで志望に至ったのでした。

因みに私は入社同期の中で一番面接が早く、一番内定が遅かった落ちこぼれです。急成長中のアイモバイルでは猫の手も借りたいくらい人手に困っていた時期に採用をギリギリまで保留にされていたので、最終的に拾ってもらえた事は本当に感謝しております。

【Evoryを経験して】

入社後、営業マンとして1年半ほどが経過し、業界がある程度見えてきたところで転機が訪れます。

「お前、社長やるか決断しろ」

取締役からのお達しです。。。

誤解があるとまずいので補足しますが、
厳密には取締役からは強制されたのではなく代表就任の判断を一任されたので、もちろん断る事も可能でした。
ですが当時の私はビビりまくっていた事もあり辞令かの様に聞こえていました。

そもそも何故そんな話になったかと言うと、当時「新規事業の立上げメンバー募集」っというものがありました。
私がアイモバイルへの入社を決めた時の様に新しい世界が広がるかもしれないと思いエントリーをしたわけですが、
その時には事業責任者をやるつもりは全くなく、とにかく新しい技術や新しい事にチャレンジしたいと考えているだけでした。

それでもお声掛けいただけた事は光栄ですし、ここまで来たらもう駆け抜けようと思い社長になる判断をしました。
当時三軒茶屋の自宅周辺を夜な夜な散歩して決めた記憶ですが、今考えると不審者なので大きな決断は室内をお勧めします。

そんなこんなで私が社長となった会社が「Evory」です。
現在はサービスを終了しておりますが、DSPというサービスの運営をしておりました。
簡単に説明しますと広告主様の広告効果を最大化する為のシステムです。

業界関係者でなければ全く分からない話ですね!

ここでは割愛しますがDSPもとても素晴らしい構想により生まれたシステムですので詳しく知りたい方は横山 隆治さん(著)の「DSP/RTBオーディエンスターゲティング入門」を呼んでみて下さい。少し前の出版ですが、アドテクの歴史なども解説してくれているので分かり易いです。
 ※リンクは貼りますがアフィリエイトではございません。
   https://nextpublishing.jp/book/513.html

話が少し脱線したのでお伝えしたい事に話を戻しますと、
青二才ながら社長を経験して感じた事は「私は運が良かった」という事に尽きます。
私よりも優秀な方は星の数ほどいる中で事業が継続出来たのは本当に運が良かった。

「運が良かったって、それじゃお前は何を得て何を学んだんだ?」っという話になりますが、運が良かったという点を少し噛み砕きますと、ビジネス上で関係をもった方々に恵まれたという事です。

顧客の皆様はじめ、アイモバイルの役員ならびにスタッフ、そしてEvoryスタッフ及び開発に携わってくれた皆のおかげで事業が継続出来ていました。関係を持った方々がいなければ過去の実績は存在しません。
もちろんより良い未来になっていたかもしれないし、悪い未来になっていたかもしれない。
タラレバの話をしてもしょうがないので結論をお伝えすると「縁」を作り「縁」を大事にする事を私は学びました。
テクノロジーは日進月歩ですが、人の感情そのものははるか昔からあまり変化はないのではないかと個人的には思います。
極論ですが、人は「この人と関係を持っていると得だな」と思う人と付き合いを続けるという行為は何千年も変化していない様に感じますし、
ビジネスでも今のところ重要な判断は人が行っている機会が多いと思います。
従って、他者にとって「得」であり続ける人間でいる事が「縁」を継続させていく重要な要素ではないかと感じており、
他者にとって得になる方法は個々の自由でいいのだと思います。
果たして私自身がこれを100点満点に出来ていたかというと全然出来ていないのですが、そんな未熟な私にも長きに渡り関わってくださった方が多かった事が「幸運だった」と冒頭でお伝えさせていただきました。

【現在の仕事について】

Evoryがサービスを終了し、私が今何をやっているのかと申し上げますと。
アイモバイル本体に戻り投資企画部に所属しております。
業務内容をざっくりお伝えしますと出資検討企業様や買収検討企業様を探し、
事業内容や進捗をお伺いした上でアイモバイル社内に提案から検討・投資実行までを担当しております。
どの様な案件を検討しているのか具体的なものに興味深い方も多いかと存じますがインサイダーで皆様が御用にならない為にも私は秘密厳守の姿勢は崩す事はないのでここは大目にみて下さい。

また、最近では「事業家育成プロジェクト」という社内のプロジェクトがあり、運営と相談役なども担当させていただいております。
当該プロジェクトは読んで字のごとくですが事業家を育てる為のもので、
数名のメンバーで事業計画をたてたり成長戦略を描いたりします。
メンバーは初めて経験される方も多くいい機会だと好評です。
ここからまた新しい事業家が生まれるといいなと勝手ながら思いを馳せたりもしています。


【仕事をする上で大事にしていることや考え方】

大事にしている事は前々段にてお伝えしておりますので、
ここでは私が営業マン時代に新人の方によく伝えていた事をお話させていただこうと思います。

あくまで営業1年目の方を対象にしたものですが
行き詰っている方やプレッシャーを抱えている人がいれば参考や気付きになると幸いでございます。

始めに質問から入らせていただくと「仕事は楽しいですか?」

「楽しい」っと答えた方は一文字も読まずにこの段落は飛ばして下さい。全く必要ない情報しか書いていません。
「楽しくないかも」「辛いな」っという方へ私なりの考えをお伝えいたします。

私は「仕事って辛い」派です。人や社会に対して「ためになる事」をするのですからそれ相当の労力を使うわけで、出来る事なら他者ではなく自分のために労力を使いたいですww(こんなんゆーと怒られちゃうかな?)
では何故仕事をするかというと、当然生活の為という点は否定できません。
なので仕事が楽しい人も辛い人も、仕事はどっちみちしなければいけないという事です。(お金持ちは別として)
では「仕事は辛いもの」っという前提をちゃんと素直に受け入れた上で
楽しいと思いながら辛い仕事をするのと、辛いなと思いながら辛い仕事をするのではどちらがいいですか?
私は前者がいいです。1日の約1/3は仕事をしていてますが睡眠時間を6-7時間とした場合、1日で意識がある約半分は仕事をしています。
1日の半分が辛い思いをするのは嫌です。しかもそれが週に5回、毎週毎週、、、、
では楽しいと思うにはどうしたらいいのでしょう?
考えるのです。楽しめると思うご自身なりの理屈を。。。

ここまで読んでもらってからいきなり自分で考えろというのも大変失礼な話なので
ここでは私なりの、「私自身が納得した理屈」を参考までにご紹介させていただきます。

私の理屈は「社会貢献」です。
社会貢献というと「ボランティア」や「慈善事業」と認識されている方が多いと思います。
勿論、間違いではないですが、ビジネスや仕事も社会貢献であり世の中に対して利に資する行為です。
ですから結局は他者の為に労力を使うのでとても大変な事なのですが、ここで私はあるものを利用します。

それは
一般的な生理欲求でもある「承認欲求」です。
「承認欲求」を「他者への労力」にぶつけ活動する動機を生みます。
どういう事かと言うと、他者へ貢献する事で大抵の方は感謝してくれます。
私は寂しがり屋なので承認欲求を満たすと他者への労力以上の対価をいただけたと感じる時があります。
貢献度合にもよりこの対価も変動はしますが、これは企業収益とは別に個人として頂く事が出来る付加価値であり
更に仕事で得た経験や人脈は乱暴な言い方ですが個人の資産になります。
ケチな私は「え?こんなに頂いちゃっていいんですか??」っという心理になります。
なのでお釣り分はせめて返したいなと思う様になるので還元の為の貢献が次回から始まります。
お金は貸し借りがあるので経済が膨らむといった原理に似てますが、ただの「貢献」より「還元する貢献」の方が私は楽で楽しい。
感謝は無理くりするのではなく自然に湧いてくる方が気持ちがいいものです。
日々の業務の中で感謝出来る事が多く見つかると、それは「お釣り」が貯まっているのと同じで
お釣りが貯まるという事は自身の資産が増えているということ。
資産を切り崩しては回収し大きくなるという会社の成長と同じなのです。
切り崩せる資産が大きい人の方が(気持ちが)楽に成長もしやすいのではないでしょうか。

これは少し異常な考えなのでひかれるかもしれないですが、
約100円のメロンパンに「いただきます」っと言った事があります。
普段何気なく食べるコンビニのパンも食材や調理、包装、流通、陳列、会計、レシートやビニル袋(最近有料)などなど
沢山の労力や人が介入しているこのパンが、100円そこそこで食べられるんだと思うと「いただきます」って言わずにはいられませんでした。
それはその瞬間だけでしたし、メロンパンに感謝しろという話でもなく、
想像を膨らませる事で湧き上がる感謝を一つでも多く皆さんも見付けられるといいなと思っているという事です。

以上のような話は新人の方にはひかれるので割愛し、通常は以下のような話をしていました。
どんな事かと言うと「お医者さんになって下さい」っと伝えていました。
少し実践的な話になりますが、どんな企業にも課題や問題があってそれを解決したいと常に思っています。
例えると何かしらケガや病気を抱えている状態であると捉えられます。
お医者さんは患者さんに問診したり症状を聞かなければどんな薬を出してあげればいいか分からないですよね。
営業としてやる事は似ている気がしてます。
お腹が痛い人に例えば鼻炎の薬を処方しても大抵の方は受け取らないと思います。
お門違いな薬を出しても服用はしないのです。
新人で陥りがちなのは商品の説明に夢中になってしまう事です。
これではお医者さんではなく薬の販売員なのです。
相手がどういう状態で何を求めているか電話だけでは情報が少なすぎてわかり合えないからアポに出掛けるんです。
ノルマの為に出掛けていたって何も仕事は面白くない。
逆に電話だけで十分に分かり合えるくらい優秀なお医者さんになれば出掛ける必要なんてないし
移動時間分で1人でも多くの患者さんを治してあげる事が出来る。今はZoomもあるし。。。

業界の話に戻すと、クライアント様の重要な指標はCPAだけだと勝手に思ってないですか?
違う指標があるかないかは色々質問して話してみないとわからない。
クライアント様も気付いていない(整理出来ていない)指標が見つかるかもしれない。
そういった調整の為に営業はいるのです。だから営業は大変でかっこいい仕事なんだと思います。
そんな事を伝えた新人さんが数年後に「仕事って辛いよなー」ってめちゃめちゃ笑顔で言ってたら嬉しいかもしれません。

今までお伝えしてきた事は誰でもわかっている事なのですが、目の前の業務に追われたり焦ったりすると見失いがちです。
今回は私なりの、私を導くための理屈をご紹介させていただきましたが、人それぞれポジティブな理屈を見つけて楽しく仕事が出来ればと思います。

また、ここまで読んでいただいてもしっくりこない方や否定意見の方も多いと思います。私はその方が嬉しいです。直接否定されると心が折れるので返答したりはしませんが、違う意見や考え方がある方はnoteにご自身の考えを書いてシェアして頂く事で、私も勉強や参考にさせていただけると考えているからです。そしてなにより今この瞬間に悩み苦しんでいる人達が私の偏った理屈なんかよりも遥かに共感しやすく素晴らし記事で溢れ、活気のある人が一人でも増えるならば幸甚です。

【アイモバイルをどんな会社にしていきたいか】

このテーマを私が語っていいのだろーかww
めっちゃ怖いなー汗

大人の事情が影響しない範囲で言うなら「AKB48」みたいな感じですかねー
志をもって集まった人たちに知識や経験、ノウハウを身につけていただき、デビュー!スター誕生!!みたいな。。
世の中に貢献出来る人材とサービスを輩出し続ける仕組みを確立していきたいと思っています。
そしてNMB48やHKT48の様に少し色が違うけれど普遍的なビジョンは共通っといったような子会社や事業が沢山生まれていく会社にしたいと思います。

後は、やはり若い方が活躍する会社がいいなと思いますね。
そして新たな需要を生み出してほしいと思います。
例えば、LIVEコマースは我々世代では怖くて購入出来ないどころか、親に「知らない人から物を買うんじゃありません」っと怒られてしまうような文化だったのですが、今も数多くのLIVEコマースやLIVEチャットサービスが継続運営されているのは時代変化が生んだ新たな需要なのかもしれません。あと、20年前に誰が「いいね!」を欲しいと思っていたか。。。
そう言った時代の変化に気付き理解を深めるのが早いのはやはり若い方々だと思います。
私たち世代は経験と知識を共有し、互いに尊重し合いながら良いサービスを提供し続けられる会社にしていければと思います。

※「若い方」とは移動通信規格でのスパンで話していると考えてください。
 今井=3G=年齢35=年齢的にはまだまだ若いと思っています。


【今後やりたいことや目標】

企業の成長に貢献する投資と買収!!

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