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アイスの棒がこわい

知り合いの大久保さんがやっている「週1note」という企画に入れてもらいました。

はじめてのnote…おろおろです。

普段、人の話を聞くことが仕事なので、noteでは自分のことを書いてみようかなあと思っています。

以下、タイトルの通り「アイスの棒がこわい」ということなどを書いていくので「ほう、そんな人もいるのね〜」と、さらりと読んでもらえると嬉しいです。

私はADHD(注意欠陥・多動性障害)で現在投薬治療中なのですが、特性のひとつに「感覚過敏」があります。

人よりも感覚が敏感だからこそ、苦手なものがたくさんあって、おなじ障害を持った人でも、特性はかなりさまざま。

あくまでも私の場合は、という感じで書いていこうと思います。

今回は、特にわかってもらえない度、星三つの「木材恐怖」についてです。

おそらく実家の「縁側の木材がささくれ立っていたこと」が原体験にあるんじゃないかと推察しているんですが、とにかく私は「乾いた木材」がこわいんです。

今はかなり「心のスイッチ」を切る訓練を積んでいるので、それなりに生活を送る上での大きな困難はないのですが、小さい時からずっと、わりばしや、アイスの棒、板材や角材にヒィヒィしていました。

あえて言語化して説明すれば、乾燥しているわりばしを、口に入れる。(想像するだけでもヒィィ。文字を見るのもこわい…笑)

そうすると唾液を吸収しますよね。それを味噌汁につけたり、もう一度口に入れたりして、木の成分と唾液と味噌汁とが混ざり合うというのかなあ。それが、もう嫌。

容器にぎちぎちに刺してある中華料理屋とかありますが、1膳取ろうとするときに、わりばし同士がこすれるのが、無理。

(画像も本当は載せたかったんですが、なるべく見たくないので無理でした)

わりばしを割るのもこわいし(粉塵が出る+ささくれが立つ)割ったはしのささくれを取ろうと、スリスリ…なんてする人を見たらもう、ゾワアアアア!!!って感じなのです。

アイスの棒もそう。

水分を含んだアイス部分に対しての、木の棒のカラカラ具合。こわいよう…。

緊迫感と、アイスの重量感に、棒を握る親指と人差し指にもつい力が入ります。

食べ進めていくと出てくる、木の棒と隣接したところのアイス部分なんて、とくにつらい。

電車に乗っていた際に、食べ終わったアイスの棒を、ガシガシと噛みながら乗車してきた男子高生に遭遇した日には、これはテロか…?!と恐怖に怯えました。(当たり前だけどテロではないし、何を怯えているんだ、と我ながら情けないのですが、こわいものはこわい)

みんながこわいと思っていない分、不意に恐怖体験に見舞われてしまうので、私の行動も誰かにとっては恐怖なのかも…と思うとちょっと不安です。

駅のホームでおにぎりとか食べるの結構好きなんですが、もしかしたらね、匂いに敏感な人とかはね?嫌かもしれないし。おにぎり恐怖症の人とかもね?いるかもしれないし。

だけどまあ、気にしてもしょうがないっちゃしょうがないんだけど。木材がこわい人もいるんだなあって、知ってもらうだけでも意味が少しはある気がするんですよね。

ガリガリ君おいしいな、という幸福と同時に、木の棒に対する恐怖に怯えながら、今日も元気に生きています。


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おまけコーナー

<私が怯える乾いた木材シリーズ>
・アイスの木の棒(プラの棒は大丈夫)
・木の割りばし(竹の割りばしは大丈夫)
・塗装されていない木材(樹木自体は大丈夫)

<対策>
・心の感覚スイッチを切る
(時と場合によるけど、これはがんばると切れます)
・事象が通り過ぎるまで、ひたすら耐える
(目をそらしたり、粉塵が私に入ってこないように息を止めたり)
・手を洗う、うがいをする、鼻の中を綺麗にする
(乾燥に対抗する水分を確保する、粉塵を洗い流す)
などなど。

…もはや儀式ですよね。我ながらマイルールが厳しいなあと思いますが、やらないと気持ちが悪いので。う〜ん、生きづらさとは。。

#週1note
https://note.mu/hiromi_okb/m/m2297afb542bf


東京で、イベントの仕事をしています。