見出し画像

映画「生きとし生けるもの」制作秘話 vol.1

何がなんでも映画を作って映画館で公開したい。

13歳で観た「レイダース失われたアーク」。
この時、人生の目的に出逢いました。
当時は朝から晩までシートに居座っても良かったため、何度も何度もレイダース。
特に冒頭10分を観る、いや、共に映画館で共有する時間は幸せそのものでした。

それから35年。
様々な経験を積み重ね(よく言われるように本当に無駄なことはなかった)、「夢」ではく「人生の目的」としていた長編映画制作に取り組みます。

撮影開始から公開まで5年の歳月を費やした「生きとし生けるもの」。
その製作過程、企画から公開までの道のりを細かく連載していきます。

2012年当時は撮影技術の基となる多様な機材が更に進化を始めた時でした。
まだ4K撮影が一般的ではなく、ハイビジョン画質での撮影が主流でした。
その当時はジェームズ・キャメロン監督の「アバター」が3D立体映像の立役者となり、家庭での3D普及を目指して各メーカーが努力をしていました。
その中でもパナソニックさんは業務用3Dカメラに力を入れていて、モニターのような形で私に貸してくださいました。


そして2012年4月、実験的な撮影を始めることになります。
さあ、どんな被写体が3Dに向くのだろう。
自分が3Dで観たいとしたら・・・

これがこの映画の始まりです。
(続く)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?