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嘘をついてもいいんだよ。

嘘は悪いことなの?
嘘はだめって言われ続けてきた。

でも、嘘って言葉にはいろんな意味があるでしょう?いーじゃん!!って思う。

やさしい嘘も悪い嘘も、冗談も
全部「嘘」って言葉に集約されていて
違和感を感じるよ。

たとえば、妄想の世界って嘘でしょ。
創作されたものも。

でも、嘘も本当も実は差がないような気がしてるから
嘘って決めつけてしまうことも
それって嘘じゃんって思ってしまうのね。


なんでこう思ったかっていう
着想理由がいっぱいあるんだけど。


ひとつ大きいのは
「小説を書いているのですが、簡単な取材というか質問をしてもいいですか?」
っていう一種のゲームをしたいなあと思って。


喫茶店でマスターに
「喫茶店の魅力ってなんだと思いますか?」
美容師に
「この仕事のどこがすきですか?」
街を歩いている知らない人に
「渋谷の街の嫌いなところはどこですか?」

とか、、
普段聞けないことを聞いてみたくて。

そのために、小説家です
って嘘をつくことってわるいのだろうか。

みたいなことを唐突に考えたんだよね。


あと、ずっと
ごっこ遊びがだいすきで。
ある意味、それも嘘なんだけど。
あ、おれって嘘がすきなんだなあって思う。

むかしっから。

小説家ごっことか取材ごっことか。

行為に対して「ごっこ」を付けると
なんかすごく優しくてしあわせな気持ちになれるんだよね。

「ゲーム」ではだめで
それはなんか目的が明確にありそうな気がするから、苦しくなっちゃうんだよね。

例えばこの間したごっこ遊びは
「お迎えごっこ」
女の子をお家までお迎えに行くときに
おれは、お迎え遊びをしてる
って思いながら行ったんだけど。

それやると、なんか道中がすごく面白く見えてくる。

あとは、お金持ちごっことか社長ごっことか
アーティストごっことか。

なんかやりたくないけど
やらなきゃいけないことをするときにも
使えるなあって思う。

歯医者がトラウマ級にきらいなんだけど。
たとえば
「マゾヒストごっこ」
とかにして
全力で演じるねん。

そしたら、痛くても気持ち良いって思おうとして
キュイーーンって音に
きたきたきたーーーって思うし。
歯医者さんに入って
歯医者独特の匂いがしたときに
この匂いがすると
もうすぐ気持ちよくなれるんだなあ
って思うと、うきうきする
とか。。

実際に、医師に
「歯医者すきなんですよね。なんか異世界な感じがして。」
って話してしまうとか!


その遊びも嘘だらけなんですけど。

自分が楽になるための嘘とか
誰かを助けるための嘘は

ついてもいいんじゃないかなあ
って
いつも思う。

みんな、嘘をついていこうねっ。

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