見出し画像

自分らしく働くとは!?

日々最適なかたちでお客様の課題解決に取り組む、IMAGICA IRIS社員の仕事へのリアルな想いと姿勢に光を照らすスタッフによる実績紹介シリーズです。

働くメンバーの素顔や仕事への考え方がわかる内容となっておりますのでお客様や求職者の方にも是非ご覧いただければと思います。

今回はディレクターのスタッフが執筆しました。


ディレクターの山本です。
フルキャスト様のプロモーション動画の企画・制作を担当いたしました。

フルキャストの求人サービスを、働きたいと考えている方に広く知ってもらうために、夢に向かって頑張る等身大の若者の日常を描き、その日常に寄り添うサービスであることを表現しました。
今回は、企画から撮影・編集・仕上げ、最後に大きなビジョンで動画をみたところまでをお話しさせていただきます。

①ブレインストーミング

徐々に桜前線が北上している頃、動画企画提案の機会を頂きました。
サービスの認知を広げることが一番の目的で、目標を達成するための企画は適切なものを自由に考えて欲しいとのこと。
まずはメインスポンサーを務める競技会での大型ビジョン放映を考えているとのことでした。
メインターゲットは若者。

私自身、20代の頃は夢に向かって不安定な生活を送っていたので、その時にどんな気持ちでどんなことをやっていたかはある程度思い出せます。
でもそれが今の等身大の若者像かと言われると少し時代が違います。

というわけで、企画のブレストのため、社内に広く声をかけチームを発足。
メンバーの世代や性別、職種が違うので、動画の根幹をなす構成案の他にも、デザイン案、演出案、たくさんのアイデアが出てきました。
議論を重ねる中、等身大の若者たちの日常に関するストーリーが何案か浮かび上がってきました。

その案の中に、「夢を追う女子の日常」というものがありました。

撮影時のモニター画面

②等身大の若者像に迫る

実際に動画の構成を進め始めた時、このようなことを感じました。
「きちんとしたストーリーにするには、等身大の人を描けなければ共感してもらえない。サービスを使ってみたいと思わせられない。」

そもそも現代の夢を追う若者ってどんな気持ちでどんなことをやっているんだろう。
等身大の日常を描くのだから、まずはその生活を知らないと表現できないはず。
若い人たち、特にストーリーの主人公として設定する女性は、何を考え、どのような行動をしているか、そのリアルな日常をリサーチし始めました。
人気の場所、ファッション、トレンド、人間関係に対する意識などなど。
Instagramやブログ、TwitterなどのSNSもチェック。
普段から周りを観察して、何かアイデアになることがないかを注意している気になっていましたが、集中しないと深く理解できないことを改めて認識する日々。
リサーチを進めていく中で、主人公の人物像が少しずつ明確になっていきます。

やっぱり夢には挑戦したいけど、現実の生活がある。
夢を追うことも、毎日の暮らしも両方大事。
化粧もしたいし、服も必要。たまには遊びたい。生活にはお金がかかる。

自由に働くって実は不自由。
でもそんな中で自分に合う働き方もある。

という形で企画書を書き上げ、クライアントの担当の方にプレゼンし、
他社からの提案もいくつかあった中で、制作を任せていただけることになりました。

③撮影に向けて

蛙の鳴き声を懐かしんでいる梅雨の時期。
撮影準備が始まりました。
撮影期間は1日です。
いろいろなシチュエーションでストーリーが構成されているため、必要なシーンを撮影するための撮影場所はたくさんあり、1ヶ所ずつ移動していたら朝までかかってしまう。今回はそこが課題となりました。

撮影現場の様子

「1ヶ所で複数のシーンを撮影して、違った場所に見せられないか??」
たくさんの場所を調べて、実際にロケハンで足を運び、「あ、倉庫とオーディション会場と演技レッスンが1つの場所で撮れる!」とか、「えー、居酒屋とカフェ1ヶ所で撮れるとこがある。」とか、「やったー、自宅の部屋とミュージックビデオが同じ場所だ」とか言いながら、撮影する場所を決めて行きました。
果たして、撮り切れるのか??

④撮影当日

猛暑日が撮影日。
まずは倉庫。ある企業様のビルをお借りしての撮影です。
予定の時間を超してしまいました。(毎度のことで関係各所すみません)
そのままフロアを上がり、休憩スペースへ。
会議室に見立て、オーディションシーンの撮影。
そこから右へ90度角度を変えたら、あら不思議、レッスン場に様変わり。

という感じで進んでいきました。

強い日差しの中、歩くシーンを撮影したり、居酒屋とカフェを同じ場所で撮影したり、起床のシーンとミュージックビデオのシーンを撮影したり。
最後に夜の歩くシーンを撮って、全体ではスケジュール通りに撮影終了。
みなさんのご協力のおかげです。ありがとうございました。
汗のかきすぎで帰り道は服が臭かった。

⑤編集・仕上げ

エディターは、主人公の気持ちが途切れないように感じる自然な形でカットを繋いでいってくれます。
CGデザイナー(企画チームのメンバーでもあります)に若い人に受け入れられやすいデザイン、モーション、文字を何個も作ってもらって、一番良いと思ったものを選択。ブラッシュアップをお願いして、映像に入れ込んでいってもらいました。
選曲も大事で、こちらも繰り返し試しました。
見入るような仕掛けとして60秒バージョンはシネマティックな仕上がりに、30秒・15秒はサービスの特徴を印象付けられる広告を意識して仕上げました。

仕上げの時にもクライアントの担当の方にアイデアをいただいて、より良いものにできたのではないかと考えています。

ご紹介した若者の心に届くストーリーの動画は、
全バージョンをこちらでご覧いただけますので、ぜひ見て頂きたいです。

⑥後日談

完成した動画を大型ビジョンで放映するKOSUKE KITAJIMA CUPを見学させて頂きました。
周りの人がどんな表情で見ているのかを観察しつつ、会場にある大きなビジョンで動画を見ると、スマホの画面で見るのとまた違った雰囲気で、その世界に引き込まれる感じがしました。

KOSUKE KITAJIMA CUPで放映

担当した求人サービスが広がっていき、多くの人をサポートできる、その一助になっていれば幸いです。

これからもクライアントの課題を解決し、見ている人の心に届く映像を作っていきたいと思います。
というところで、今回のお話はこれまで。

ありがとうございました。

執筆:山本 隆平 映像ディレクター / プロデューサー
映画の助監督としてキャリアをスタート。その後映像制作会社にて映像ディレクター・プロデューサーとして従事。
企画・実写案件を得意とし、さまざまなジャンルの映像企画・ディレクションを担当。
趣味は映画&ドラマ鑑賞、読書、FPVドローン。

▼IMAGICA IRIS公式ホームページ▼

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?