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「練習」「休養」「栄養」

今日、たまたまこのような記事を見つけました。

とても興味深い記事でした。

この事例が全てではないとは思うが、今のような世界情勢になったからこそ、強制的に環境が変わり、それによるポジティブな効果が見られたということ。

元々、選手の成長には「練習」「休養」「栄養」のバランスが大切だということは言われてきた。

プロスポーツにおいては、この3つのバランスが非常にいい形で取れていることが多い。

しかし、学校部活動などにおいては、特に「休養」をうまくバランス取れていることが少なかったように思う。
(もちろん取れている学校もあるし、学校だけの問題ではなく、大会の乱立、大会自体の過密日程など様々な問題が絡みあってのことだが。)

多くの指導者がそれに気がついていたのかもしれないけど、やはり
「練習しないとうまくならない」
という考えが先行し、休養するという決断をする勇気を持てず、なかなか決断できなかったのではないかと推測する。

「練習しないとうまくならない」
というのは真実だと思う。

でも、
「練習すればうまくなるわけではない」
ということもあると思う。

何のために練習をするのか。

それは
「選手のパフォーマンスを向上させるため」
というのが大きな部分を締めると個人的には考えている。

「パフォーマンスの向上」を考えたときに、「普通の練習」よりも「いい練習」をした方が当然、効果が高い。

「いい練習」を行うためには選手をなるべく「いい状態」にしてあげることが必要。

それには適切な「休養」が必要だし、「栄養」も必要。


もちろん、練習量もある程度必要だけど、練習をやるたびに状態を崩してしまっていては、「練習をすることが目的」になってしまい本末転倒だ。

指導者が考えることは
『選手のパフォーマンスの向上』
であり、
『選手のパフォーマンスの向上』
のために必要なことは「練習だけでは不十分」であるということ。

もちろん、「休養」「栄養」を取ればいいというわけではない。

パフォーマンスを高めるためには技術の練習が大切だし、身体を大きくしたり、動作を改善したり、体調を整えることも大切。

つまり指導者は選手のパフォーマンス向上のために「練習」「休養」「栄養」のバランスを考えて長期・中期・短期の計画を立てていくことが大切。

世の中の、スポーツを取り巻く環境が強制的に変わり新たなスタンダードが求められるようになった。

ここからまた、日常が戻ったときに、こうなる以前の状態に戻るのではなく、新たな考え、価値観を持ち、勇気を持ってより良い指導が日本中に広がることを願っているし、そのための活動をしていきたい。

そういうことを感じた記事でした。


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