見出し画像

セラミックとぶつかる歯の虫歯について

例えば、車と人がぶつかるような事故が起きた場合、歩行者側が負傷しますよね。

削っていて火花が散るような固いセラミックや金属を被せた人工物と、天然歯が、もしも24時間少しずつでも毎度衝撃的にぶつかっている場合、セラミック金属と天然歯と、どちらに影響が出やすいでしょうか?

噛み合わせがよくない🟰お口の中の交通整理が出来ていないような場合、同じようなことが多々起きてくるのです。
かみあわせなんてーという視点がもしも一般的だとしたら、そこを意識されずにポンとお口の中に人工物をセットされていることになりますが、顎は色んな動きをする訳ですから、お口の中の交通整理が出来ていない可能性は高めです。

ある患者さんの場合は、上の歯にセラミックが入っていて、その人工物の不調和な形が、下の反対の歯の天然歯を虫歯にする原因となっていました。金属よりもセラミックがなんだが良さそう✨と考えられるケースが多いですが、色んな角度から見た場合には、そんなこともない印象をも持ちます。

どこそこが虫歯になるという場合、なんとなくそれがそこに起きるのではなくて、物理的に、ここに負担がかかるとしたら、当然この歯のこっち側が崩れてくるねーという現象が起きてくるもので、口腔内においては、そのようなことが、よく目撃されています。

人と乗り物がぶつかる
天然歯と人工物がぶつかる

人は24時間のうち15分しか噛まないと言われているため、食い縛ることが問題であり、そのような構造的なことは大して問題にならないとみるのかは人それぞれです。

『人工歯』の『形がなんだか歪(いびつ)』な場合には、小さなちいさな不調和の積み重ねが仇となるため、そこを丁寧に調和させることが可能なら、調和させた方がずっといいと思います。

交通事故はミクロな世界においても日々
マクロを鏡のようにして起きている。
日本中の?世界中の?人のお口の中でも
たぶんそのような交通事故は起きています。
些細なことのようで、
その違和感を整えていくことを
大切にしたい🌈

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?