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SDGs:持続可能な世界の実現。誰一人取り残さない

国連が定めた世界共通の17のゴール=SDGs (Sustainable Development Goals) をご存知ですか?外務省のWEBページには、下記の説明があります。

【持続可能な開発目標(SDGs)とは】
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

私は、この SDGs 達成の未来を作る教育 ESD (Education for Sustainable Development) 実践者を育成するESDスペシャリスト育成プロジェクトに参加し、なんとか修了することができました。単純にとても嬉しいです(^^)/

主催団体:一般社団法人 日本体験学習研究所(JIEL)

実は、私はこのプロジェクトに参加する前は、ESD や SDGs に対して、どちらかと言うと「うるさいな」と感じていました。17のゴールはどれを見ても「正しいこと」で「間違いのないこと」だとわかるのに、息苦しさのようなものを感じていました。

しかし、ESDスペシャリスト育成プロジェクトに参加し、ESD や SDGs に関する講義を受けたり、ワークを行ったり、私たちが ESD に立脚したワークを作ってお互いに提供しあったり、がっつり対話をしたり、様々な「体験から学ぶ」ことで、意識は大きく変化しました。

私にとって、最もインパクトが大きかったことは、キープ協会の増田 直広さんと鳥屋尾 健さんによる自然体験プログラムです。
キープ協会の活動は、参加者にとても「優しい」もので、押しつけがましさは全くなく、とても温かく満たされた気持ちになるものでした。

 -光を捕まえる(写真参照)
 -風を見る

工夫次第で、「えー、そんなことできるの?」と私が思うことを、明るく楽しく達成していく体験をしました。思考の枠組みを一つずつ外していくことで、「やれるんだ」と思うことが増えていく体験でした。

また、7か月にわたるプロジェクトの中で、ESD や SDGs 達成に向けた活動を最前線で実践されている方のお話を伺ったり、合宿で未来を描いていく中で、私の思考はより柔軟になっていきました。

「人それぞれ、持続可能な発展に向けて大切に思うことや、一番しっくりくる答はちがっている。だから SDGs 達成は難しい。『ちがい』をこえて、お互いに関わり合う社会を作っていくために、『対話』で人と人の間をつなぐことと、大きすぎる問題を日常的に取り組んでいける課題に分解する『工夫』ができる人を育てていくことが重要なんだ」

修了する今日までに、そんな風に考えることができるようになりました。
そして、私は ESDスペシャリストとして、「対話」と「工夫」によって ESD を実践していく人、つまり「未来を創る人」を育てる活動を、仲間と一緒に、地道にやっていこうと決意することができました。あとは、覚悟を持って取組みを進めていくのみです!

主催の一般社団法人 日本体験学習研究所 (JIEL) の津村先生はじめ研究員、ヤングフェローの皆さん、本当にありがとうございました。

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