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不登校から学校が楽しくなるまで

中学生の次女。
本人が希望して中学受験をしたので、電車に15分ほど揺られての登校。

小2の時の担任の先生に、心の中に渦巻くものがあると心配された彼女は、小3になると不登校に。

理由は色々あると思いますが、本人はどうしていきたくないのか分からないとしながらも、学年はじめに決めた学級目標をクラスのみんなも、先生も守ろうとしないのも嫌だと言っていました。

その当時、精神科や発達相談などいろいろ相談させて頂きましたが、結果、精神年齢が高く、すでに中高生ほどだとも言われました。

確かに、中高生が毎日小学生に囲まれての生活は辛かったことでしょう。

小学校入学した手の頃、したくもない鬼ごっこに誘われるのが悩みだと言っていました。やりたくないなら断れば良いのでは? と提案しましたが、周りに気を使うタイプの彼女は、断れなかったのでしょう。

学年が上がっていけば改善されて行くはずですと言われたのを信じて、見守っていきました。

気持ちを分かってくれるお友達が出来たこともあり、お互い支え合うことで少しずつ改善し、受験もあって出席日数を気にし始めたこともあり、小学校六年生の頃にはだいぶ出席できるようになりました。

今通う中学校は、学校目標がしっかりと定められ、教師と生徒が常にそれを念頭に置いた学校です。

入学説明会の時に、学校目標を説明されることはよくあることだと思いますが、入学式でも、登壇した先生方はもちろん、生徒会長も学校目標を大事に語り、娘にはとっても良い学校だなと改めて感じました。

そして2年生になった今、とても充実した中学校生活を送っています。学校が楽しい!と言って通っている姿は、何より親として嬉しい限りです。

でも、あれもこれもやる娘。学級や学校の代表的な役割を進んでやり、その上、部活に塾に習い事。毎日大忙し。色々なところに顔を出せば当然人間関係も複雑になり、先日ストレスで声が出なくなってしまいました。

誰かに相談したいけど、友達には分かってもらえないと判断したようで、悶々とした中、いつも気にかけてくれる先生に時間を頂いて、思いの丈を2時間たっぷりと、相談というよりしゃべり続けたらその翌日から声が出るようになったと言っていました。

相手に気を使って断れなかったり、抱え込んだりして、ストレスも多いんだと思います。大変な想いをしているとは思いますが、半面充実もしているようです。

話を聞いて下さった先生も、担任の先生も、ズバリ、断る練習をするようにと言って下さったそうで、それはそれで難しいと嘆いていました。

昨日も、「あーまた引き受けてしまった。断れなかった」と反省していました。

現在の私がまさに、子どもの送迎、仕事、ボランティアなどといろいろ忙しくしていて、それを見て育っている彼女も同じように色々抱えてしまうのでしょう。

私は大人なので、自分の能力も理解し、手際よくこなせますが、彼女はまだ中学生。上手くいかないこともたくさんあるのでしょう。

彼女を理解してくれる友達や先生に囲まれて、多くの学びの中にいる次女。きっと大きく成長しようとしているのでしょう。
つかず離れず、そして温かく見守っていきたいと思います。

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