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空と海を越えて 風のように走れ

2023年末は、子どもを連れて横浜のアンパンマンミュージアムへ。平素は地方都市に暮らしている身なので、みなとみらい周辺の都会ぶりに目が回りそうです。溢れる人とアンパンマンとアンパンマンの仲間たちに囲まれて、なんとか館内に入場。人混みなど気にならない2歳の子どもは、目が終始なにかに釘付けです。握る私の手をふりほどき、果敢にアトラクションにつっこんでいきます。

その後、同行の家族の協力を得てアンパンマンショーの座席にもつけました。
内容はアンパンマンによる歌と踊りの短いショーです。
「森の音楽家」など定番の童謡が披露されたのち、メインの「アンパンマンたいそう」が始まりました。場内の子どもたちは立ち上がり、踊る体勢に。

もし自信をなくして くじけそうになったら 
いいことだけ いいことだけ 思いだせ
そうさ 空と海を越えて 風のように走れ
夢と愛をつれて 地球をひとっとび

アンパンマンたいそう 作詞:やなせたかし・魚住勉

年末。世界で起きているさまざまな出来事に対して、自分の無力さにうつうつとしているわけですが、「アンパンマンたいそう」の歌詞に涙がこぼれてしまいそうになる。正直あまりの混み具合にぐったりしていたけど、「おそれるな がんばるんだ」というやなせメッセージを受けとれてよかった。

その日の夜は「アンパンマンどこ?」と呟きながら、幸せそうな顔で眠っていった息子。ああ、2024年もがんばろう、私。

帰りの新幹線では、緊急停止と停電にあいましたが、どうにか広島に帰ってきました。本年もみなさまどうぞよろしくお願いいたします。

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