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湯 と 宿 探 訪 記

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山の気配 波の音 静かで柔らかな旅の記憶
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#06 な ぜ ま た 俵 山 - 湯と路地 -

俵山温泉へ湯治にいくというと誰もが口を揃えていう、 「なぜまたそこ(そんなところ)へ…」。 わたしは思う「なぜまたここへ来れたのだろう」と。 「なぜまた俵山」は山口県長門市の山間にある小さな湯治場、俵山温泉にまつわる事柄を断片的にお届けします。 あなたとわたしの「なぜ」のギャップは埋まるのか。 秘密にしておきたいくらい特別で、秘密にしておくにはあまりにももったいない場所のこと。 これまでの断片 ▼ ▶︎「 解放 」 ◀︎「 本 」 ◀︎「 港 」 ▶︎「 果物 」 ◀︎「

#05 な ぜ ま た 俵 山 - 湯とまんじゅう -

俵山温泉へ湯治にいくというと誰もが口を揃えていう、 「なぜまたそこ(そんなところ)へ…」。 わたしは思う「なぜまたここへ来れたのだろう」と。 「なぜまた俵山」は山口県長門市の山間にある小さな湯治場、俵山温泉にまつわる事柄を断片的にお届けしています。 あなたとわたしの「なぜ」のギャップは埋まるのか。 秘密にしておきたいくらい特別で、秘密にしておくにはあまりにももったいない場所のこと。 これまでの断片 ▼ ▶︎「 解放 」 ◀︎「 本 」 ◀︎「 港 」 ▶︎「 果物 」 本

#04 な ぜ ま た 俵 山 - 湯と果物 -

俵山温泉へ湯治にいくというと誰もが口を揃えていう、 「なぜまたそこ(そんなところ)へ…」。 わたしは思う「なぜまたここへ来れたのだろう」と。 「なぜまた俵山」は山口県長門市の山間にある小さな湯治場、俵山温泉にまつわる事柄を断片的にお届けしています。 あなたとわたしの「なぜ」のギャップは埋まるのか。 秘密にしておきたいくらい特別で、秘密にしておくにはあまりにももったいない場所のこと。 これまでの断片 ▼ ▶︎「 解放 」 ◀︎「 本 」 ▶︎「港」 本日はテーマは 愛しの果

#03 な ぜ ま た 俵 山 - 山と港 -

俵山温泉へ湯治にいくというと誰もが口を揃えていう、 「なぜまたそこ(そんなところ)へ…」。 わたしは思う「なぜまたここへ来れたのだろう」と。 「なぜまた俵山」は山口県長門市の山間にある小さな湯治場、俵山温泉にまつわる事柄を断片的に書きおこすシリーズです。 あなたとわたしの「なぜ」のギャップは埋まるのか。 秘密にしておきたいくらい特別で、秘密にしておくにはあまりにももったいない場所のこと。 これまでの断片 ▼ ▶︎「 解放 」 ◀︎「 本 」 本日は 港の過ごし方  ー 海

#02 な ぜ ま た 俵 山 - 湯と本 -

秘密にしておきたいくらい特別で、秘密にしておくにはあまりにももったいない場所のこと。 山口県長門市の山間にある俵山温泉という小さな湯治場の不思議な魅力について。 ▶︎ 「なぜまた俵山」 湯治場での過ごし方、読書編。 - 適当に好きなものを目にいれること。 * 湯治場で読む本はなぜあんなにも心が弾むのだろう。 俵山へ湯治に行くときは必ず本をいくつか持っていく。 どの子をお供に連れていこうかとわくわくして吟味していると 結局1冊には絞りきれずに3、4冊はかばんにつめてしまう

#01 な ぜ ま た 俵 山 - 解 放 -

山口県長門市の山間に俵山温泉という小さな湯治場がある。 初めて訪れたのは23才で、それからまとまった休みがあるとそこへいこうとしてしまう。 俵山温泉に湯治にいくというと誰しもが口を揃えていう。 「なぜまたそこ(そんなところ)へ…」。 大きな病気を持っているわけでもない。 行きつけの飲み屋もここにはない。 24時間営業のコンビニもない。 言葉を選ばずいうならば辺鄙な場所である。そこにわざわざ半日かけていって何日も泊まる。 場違いなくらい丈夫そうな女。 「なんのために。

2018.08 民宿かねこのまわり ● 奥会津#04

初めての朝食は部屋から階段を下りてすぐの客間に用意されていた。 その後ふらりと歩きに出かけてそのまま昼近くになってしまったので 駅の近くの食堂で昼食をとったが、 帰ってくると立派なおやつが用意されていた。満腹だったけれど、食べないわけにいかないので頂く。 以降、毎日お茶に呼んでくれてたので昼食の心配をすることはなかった。 それからなんとなく居間で一緒にご飯を食べるようになって 朝食をとった客間でひとりで食事をしたのは1度だけだった。 客間は昼間の暑い時間に昼寝する場所にな

2018.08 民宿かねこに着いた夜 ● 奥会津#03

突然の予約にも関わらず快く受け入れてくれてた民宿かねこさん。 玄関を入ると、正面には水槽を有効活用したオブジェがあった。 長い廊下の突き当りに階段があって、2階が私の部屋だった。泊り客はわたしの他にいなかった。  わたしの部屋 窓から畑と墓地が見えた。 初日の夕食は用意できないとのことだったが、果物を用意してくれた。うれしい。 かねこさんは一通りの案内を済ませると、会合があるからといって出かけて行った。なにかあったらここに電話するようにと黒板に連絡先を書き残し

2018.08 只見線会津宮下駅 ● 奥会津#02

会社員最後の夏休みを過ごした奥会津でのこと。 昼過ぎの新幹線で郡山に着いた。 郡山の駅は想像していたより大きくて賑わっていた。 土産ものスペースも明るくてきらきらしていて 好物のかんのやのゆべしが売っているのも確認した。 それから在来線で会津若松まで、只見線に乗り換えて1時間半。夕方、会津宮下駅に着いた。 なんともいえない静かなところだと思った。 駅から宿まで提灯の灯りに包まれた通りを歩く。 盆も過ぎていたけれど、なぜ提灯がともっていたかはわからない。 聞いたような

2018.08 幻の町を確かめに ● 奥会津#01

会社員最後の夏を過ごそうと選んだのは奥会津だった。 旅先の山形から実家まで下道で帰ったことがあったのだが、 その途中で妙に心がざわざわした場所だった。 あの町が本当に存在するのか確かめたい気持ちに近いかもしれない。 とにかく柳津の赤い橋を車の窓からみた瞬間、 ああ、きっとここにはまた来なくちゃと思った。 新しい仕事が始まる前は有休消化でひとつきほど休みをもらった。 遠出する予定はなかった。なにせもうすぐ新しい旅にでるのだ。 地元でやらなければいけないこともあった。 けれど、

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2019.04 ごはんの時間 ◼️ 杖立温泉

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2019.04 旅館むらせ ● 杖立温泉

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心細くなるほど山奥 ● 湯の峰温泉

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湯治もできるのか ● 古里温泉