アイドルという偶像に恋をしているのかもしれない。


アイドルを理解して、アイドルを全うしているアイドルが好きだ。


結局のところ推しはファンの理想の塊で偶像


自分の魅せ方を全て把握してアイドルはアイドルをしていると思ってます。カメラが捉えていない瞬間でも常に崩れない顔や、絶対に間違えないカメラ位置、撮られたら必ず反応する、そういった姿になんとも形容しがたい愛おしさを感じます。


ただ、アイドルとして生きていくためにそうなるしか無かった過程を想像してしまっているからかもしれないんですけどね。


多くのアイドルは幼い頃から有り得ない人間関係にぶち当たり、幼いながらに周りを見て振る舞うじゃないですか、同年代の人達が遊んでいる中アイドルは仕事をしている、その状況で、もがきながらアイドルを続けているという事実が本当に愛おしいんです。


アイドルを辞めるという選択肢もあっただろうに、アイドルを続け全うする姿。ステージ上で純粋無垢とも言えるような瞳の輝きを見せる顔が眩しすぎて見れないことがあるんです。


でもそれは私が想像している姿にすぎないんですよね。その人の本当なんて知らないし知りたくない、私の想像上でアイドルを全うしていればいい、そこに現実的な要素など要らないと思っちゃうし、それ(偶像)を欲してるんです。そのアイドルという偶像に夢を抱き、恋をするんです。


アイドルで重要な要素って儚いことだと思ってて。守らなきゃとか見ておかないととか、そうゆうオタクの心を燻る要素が大事だと思うんです。センターの子とかそうゆう要素を素で出してるから凄いですよね。ただ、それに本人も気づかないで戸惑ってすぐ辞めちゃうことも多いんですけどね。


昨今の、アイドルは偶像か偶像じゃないか論争。すごい好きなんですけど、私は圧倒的にアイドルは偶像派なので。オタクの知らないところで隠し通してればなんでもいいんです。私が見えるところで完璧でいてくれたら。だって、完璧にアイドルをこなしてる姿が大好きだから。


今まで色んなアイドルを推していたので、最推しの脱退とかグループが無くなっちゃうとか、もう見れない、どこにいるのかも分からないとか、色々経験してるんですけど、もうそんな経験したくないです。あんなに喪失感と無力感と虚無感に支配されるのはもう無理ですね。思い出して好きだったなあってなって、その子がいる時のMVとかライブ映像とか手当り次第見返して、今この子がいたらどうなってたんだろうって想像して悔しくなって。


だから、今好きなアイドルを好きでいれること、推しだけじゃなくて推しの周りまで全部幸せになれますようにって曇りのない気持ちで思えることが本当に幸せで、私の生きる意味なんですよね。


推しが生きてるから生きるって大袈裟に思えるかもしれないけど、実際本当にそうなので。推しが明日も起きるだろうから私も起きて生きるし、夜、推しを見るために頑張るんですよ。推しに生かされてるんです。


推しを身近に感じる世の中だけど、やっぱり目の前に居ると信じられないし、大好きになるんですよね。だから、会いに行くんです。

アイドルはステージで輝いてこそアイドルですからね。

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