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これまで貢いだ女を紹介します 〜シナリオライター・渡葉のソシャゲ履歴〜

ごきげんよう、渡葉です。普段はゲームのシナリオを書く仕事をしております。

近年のゲームシナリオにおいて、キャラクターの重要性は増すばかりです。仕組み上、我々はキャラクターを売っているのだ、と言っても7割くらいは間違ってない気もします(個人の感想です)。

で、まあ、私も新規のキャラ設定を起こす仕事を任される事もあるわけなんですが(決して多くはないです。ありがたい機会です)、するとやはり求められるのは、己の持つ引き出しです。

自分が魅力的に書けるジャンルは? 自分が魅力を感じるキャラとは何か? むしろお前は、本気でキャラを推した事があるか? キャラクターに溺れた経験があるか? その上で、お前はどのようにプレイヤーを溺れさせるつもりなのか? わかっているのか? ああ??

実はゲームの運営者も、全員がオタクというわけではありません。しかしプレイヤーはやはりオタクが多いわけです。つまり我々シナリオ人間は、オタクを理解しているに越したことはない。オタク体験があったほうが有利だ。

人を溺れさせるには、自分が水の味を知っていたほうがいい。それは実証されています。以前にも書きましたが「クリエイターにとって、キモさは力」なのです。

というわけで今回は、今までプレイしたゲームと、惹かれたキャラについて振り返っていきます。渡葉は、どんなオタク経験があるのか?

なんせ昔の自分といえば「石を買ってる時しか、生きてる実感がないんだ」「もっと風を感じてぇんだよ」などと供述しており、課金しかストレス解消の手段がなかったくらいです(今はさすがに改めました。みんなはマネするなよ!)。

なお個人的に、ソーシャル要素のないゲームを「ソシャゲ」と呼称するのは抵抗がある派なのですが、最近はPC含むガチャゲーや、スマホゲー全般をソシャゲ呼ばわりしないと逆に伝わりづらい、という事実もあるため、あえてそういう記事タイトルにしています。


艦これ

たぶん初めてプレイした、キャラ重視のゲーム。鯖落ちしまくってた(=猫ってた)最初期にプレイしていました。

それまでコンテンツ自体を推す事はあっても、キャラ単体を推す事ってのはあんまりなかった気がするんですが(あずまんが大王で誰が好き、みたいな話はしてたけど)、初めてそういうのを明確に意識したかも。

補給や入渠でもいちいち必ずボイスが入るのが印象的で、今考えても「断片的にキャラ性を見せていく手法」がすげぇなあと思います。

当時、シナリオを重視したブラウザゲーは多くなく、艦これにも、キャラが会話する「シナリオ」はなかった。なのに、プレイヤーがキャラにのめり込む環境が整っていた。pixivで二次創作を検索したのも初めてだったしな。

ちなみに課金した事はなかったはず。少なくとも当時は課金の旨味がほとんどなく、良心的なゲームだなーと思っていました。

★印象に残ってるキャラ

金剛

紅茶が飲みたいネー! の人。とにかくすべてのボイスが元気で明るく、聞いてて気持ちがよかった。笑いが取れるキャラなのも良い。バカキャラは愛しやすくて助かる。二次創作では、四姉妹の長姉らしさを見せることもあり、姉妹を箱推ししやすかった。

大井

魚雷を性的な何かだと思ってそうな人。いわゆる提督ラブ勢ではなかったはずで、舌打ちとかしてたっけ? そういう「生っぽさ」に自分は惹かれがち(だから媚び系キャラのファンと話が合わない……)。

二次創作では「ガチレズ大井bot」というものが存在した。クレイジーサイコレズを自称しており、いや、あれは凄まじかったな。なつかしいですね。


千年戦争アイギス

もう10年近く運営が続いている老舗のタワーディフェンス。昔はR18かつPCのみでしたが、後に全年齢化しスマホでも遊べるように。

ゲーム部分はなかなかシビアながら本当に面白く、友人たちも多くハマっていました。配布キャラでもそれなりに戦えるが、やはりガチャキャラの性能が良く、バカバカ課金しました。オフ会で、友人の目の前で一万ぶっこんで何の成果も得られなかったりした。

そう、生まれて初めてガチャ課金というものをしたのがこのゲームだ。最高レアの予告演出が出た時の「ゾワッ」と鳥肌が立つ感覚、あの快感を、この時に覚えてしまった。

とはいえ当時、シナリオやキャラ性はかなり薄かった。ガチャを回してた主な理由は絵と性能です。魔王マグロナちゃん(当時はまだ受肉してない)なども絵師として参加されていました。

元がR18ゲーなので大半は女性ユニットですが、ちゃんと高性能な男もおり、場合によっては当たりの部類ですらあるのは、なんだかアリスソフトあたりのゲームを彷彿とさせます。「推しの女以外は男しか使わない」という縛りプレイをしてる人もいましたが、ちゃんと通用するバランスだったようです。

★印象に残ってるキャラ

マツリ

登録から3日くらいで引いた最高レア。性能も当時としては壊れクラス。めちゃくちゃお世話になった。

そう、単に性格や絵を別にして「初期から共に戦ったから」という愛着で推しに数えることになるのはソシャゲならではの体験ですね。ヒヨコは最初に見たものを親だと思うんだ。その気持ち、わかるぜ。


リタ

当時、自分の中で陰キャ女子ブームがきており、そこにピタリとはまったキャラ。まず見た目からして地味。どう見ても華のあるヒロインではない。ちなみに性能も微妙でスキルも地味。完全にハズレ枠扱いされていました。

あるイベントの配布キャラで、周回により確率でドロップするのだが、この子のイベントは死ぬほど回して完凸させた。性能的にはいらないんだけど、陰キャ女子だから。朝ご飯の最中も、昼休みも、職場のトイレでも周回した。

長いシナリオがなくても、キャラコンセプトだけで人は熱中する、という証左とも言えるかもしれない。つまりキャラメイクは、コンセプトだけでも勝てるし、逆に言えばコンセプトだけで負ける事もある。こわいね。


万引きGメン

さてここで問題作の登場である。こちらは先述のアイギスと違ってゴリッゴリのR18専用ゲームなのだが、あらゆる面で狂っておりエロどころではない。

あなたはコンビニの経営者だ。近くの学校からさまざまな生徒が買い物にやってくる。お客さんと交流し、絆を深めるあなた。しかしそれぞれに事情を抱えた彼女らは、ある日必ず……万引きをするのだ。

万引きを発見すると、事務所に来てもらい、定番の取り調べシーンが始まる。そこで、各々に事情を持ち、追い詰められた万引き犯の少女たちは、必ずこう言うのだ。「お願いです。警察にだけは……! 何でもしますから!」

このセリフが出たら勝利確定である。印籠を出すタイミングだ。そう、通報を盾にしてエロシーンに入るのである。もうこのへんでゲラゲラ笑っていた。一話完結の水戸黄門スタイルは数あれど、こんなひどいの見たことない。

主人公にはアシスタント役の「玲奈」という女がついているのだが、この女は万引き犯に異常な憎悪を燃やしており、彼女が「処刑」を担当する。つまりエロシーンは女攻めの女受けが大半で、主人公は自らの性器をおしおきの道具として使われる有様である。

なお、同じキャラで複数のエロシーンを実現するため、処刑後に解放されたヒロインも再犯したりする。そう。たくさん万引きされたほうがプレイヤーは嬉しい仕様なのだ。

一応ガチャゲーなので、同じヒロインを重ねて凸できるのだが、すると何が起きるか。再び万引きを犯す確率が上昇するのだ。華々しいフォントで「再犯率上昇!」って「おめでとう!」みたいに言われる。頭がおかしい。

が、正直当時のゲームとしてはかなりテキストがしっかりしていた方で、我々は友人と「"アイギス"と"万引き"はシナリオ担当を交換してくれ!」と言っていたほどである。

妙に個性的な主人公の地の文

好きだったキャラですか? すみません、非攻略キャラの玲奈さんしか覚えてないです。ていうかガチャ引いた覚えもあんまりないし、ゲームを紹介したかっただけなんだ。すまん。


ゴ魔乙

シューティングの老舗が作っているスマホ向け弾幕STG。かなり手軽にスカッと遊べる仕組みになっており、当時はよく通勤電車で遊んでいた。

かなり絵がかわいかった覚えがあり、ビジュアル面の引きは相当強かった。シナリオもしっかり存在したが、これがなかなか衝撃的な内容で、なんかメインヒロインたちは死体を乗っ取ったみたいな存在なんだっけ?

かなり絵に惹かれていたのだが、ネクロ趣味はなかったため、相当とまどった。このへんの塩梅って難しい。機械っ娘とかの人外設定、性的な目で見られないからどう接していいか未だにわかんないのよね。

ガチャもよく引いてたけど、やはり絵と性能が目当てで回しておりました。

絵が好きでよく使ってた双子


デレステ

説明不要、アイドルゲームの最強スーパー大手。わりと初期に遊んでいた気がするが、その時点でもう美少女スマホゲームの覇権だったんじゃないだろうか(まあIPとしてはデレマスから継続だからそりゃ強い)。

音ゲーは慣れるまでがキツイんだけど、何しろ曲がいいのである程度は頑張れた。3DCGでアイドルが躍るのも、当時としては最強クラスのビジュアルだったような気がする。

艦これ以来、人生で二度目にキャラ萌えを明確に意識したのがこのゲームだった。とにかく大量のキャラクターを今に至るまで投入し続けており、二次創作も含めて凄まじいキャラ数を摂取できたのは、ありがたい体験でした。

シナリオ的には「このキャラもう知ってるよね?」みたいな端折りっぷりが随所に見られたものの、イベントごとに色んなキャラをとにかく組み合わせまくるのが面白かった。

中には普通に「キャラ被っとるがな」みたいな子もいるのだが、それをあえて組ませて売ってくるので強い。ダークイルミネイトとか顕著だと思うんだけど、キャラかぶりって「共通点」でもあるんだよな。そこには関係性が生まれる。勉強になる。

ちなみにちょっとアホみたいな額の課金をしていました。回せば回すだけ見てくれのいい女が出てくるわけで、実質無料なんだよな(オタクは算数ができない)。

★印象に残ってるキャラ

一ノ瀬志希、宮本フレデリカ

どう見ても付き合っている

死ぬほどツラがよく、歌が上手いのに、めちゃめちゃボケて笑かしてくる。志希なんて趣味が「失踪」の社会不適合者だ。色んな意味で自分への特効が入っているコンビ。

ボケに回るキャラが人気になりやすいのって、ソシャゲ時代になって顕著に出てきた傾向かもしれない。例えばラノベとかだと「ヒロイン=嫁役」として見られるので、ボケキャラはあまり編集受けがよくない(天然はOK、自らボケるのはNG)。でもゲームだと個々に「キャラ」として見られるので。

しかし漫才コンビかと思いきや、こいつら、百合系の二次創作だと濃厚なレズセッセセに及んでいることが多い。プレイヤーにそういう想像力をかき立てるような、セクシーさを持っているということだ。今思うと絶妙なキャラメイクだなあ。


桐生つかさ

女子高生社長。地に足が着いていながらも夢を忘れないポジティブな言動。強い女。こういう「自分の足で立ってる女」が出てくるからアイマス系は刺さるんだ。

自作ラノベの書籍化が決まった際、「キャラデザについてイメージありますか?」と聞かれ、女子高生社長のキャラがいたので普通に「桐生つかさ」と答えてしまった事がある。それくらいには意識していたのです。


久川凪

右が凪。姉のほう

インターネットの面白い女。こんなの、俺みたいなインターネット星人は好きになるに決まっている。ボケるときの言葉が完全にネットに染まっている人間のそれで、あのオモコロ編集部に「やってんなあ!!」「語彙がインターネット」と言わしめるほど。

ツイッターには、なりきり垢が大量に存在し、ネット民との親和性の高さがうかがえる。一見キワモノ系のキャラで、ヒロインとして人気が出るイメージはなかったのだが、直近の周年イベントではなんとセンターに選ばれていた。やっぱりオタクはオタクが好き。

もちろん、エモい要素も持ってる子なんです。妹想いのいい子なんです。ただ、この子はそれこそ「エモい」って言葉を普通に使うからな。ソロ曲の歌詞にも入ってるくらいだからな。

2よ永遠に


夢見りあむ

初登場時にはいろんな「お気持ち」のはけ口となり、いきなり総選挙3位という、ユーザーからのイジメみたいな展開になったオイシイひと。だから普通に好きって言うの若干抵抗あるんだけど、普通に好き。だっておもしれー女じゃん。

死ぬほど面白い女だし、加えて、以前も語った通り、ネガティブで自己肯定感の低い女が好きなんだよ。それをこいつは満たしてしまっている。

与えられたソロ曲で「うんこー!!」と叫んで、それがボケではなく、限界な人間のヤケクソ味を感じられる。こいつはシリアスに「うんこー!!」って言ってるんじゃないかと思っている(そういう歌詞を与えられた自分を、何か「解釈」していそう)。

今ではなんか普通に人気キャラにおさまっている感もあり、時代が求める何かを持っていたキャラなんじゃないかとは思うんですよね。

おまけ 好きな曲(デレステといえば曲なので)
・メッセージ
・Trancing Pulse
・ハイファイ☆デイズ
・アタシポンコツアンドロイド
・Flip Flop
・EVERMORE
・リトルリドル
・バベル
・O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!
・Radio Happy


ららマジ

吹奏楽とオーケストラが混じったみたいな部活「器楽部」を舞台にした美少女ゲーム。なんか夢の世界みたいなとこで、楽器を武器にして戦う。

当時現役のトロンボーンプレイヤーだった自分としては、やらねばなるまいという事で、喜び勇んで登録した。まあ、吹奏楽部にヴァイオリンや琴が混じっているフシギな部活で、正直「その編成で演奏できる曲、あるのか……?」と思っていたのは否めないが(オーケストラ警察)。

キャラ的には、「後輩キャラみたいなちびっこの先輩」が複数いたのがなんか印象的だった。彼女らは高校生とかなので、そりゃあ子供っぽい子だって先輩だったりする。そういう子が目上の存在として居るのって、学校特有だよなあと、懐かしい気持ちになったりした。

あと美少女コンテンツのわりに主人公にめちゃくちゃ辛辣な女が一人いて、尖ってるなと思ってたけど、後にアイマス系で白雪千夜や樋口円香が出てきたのを考えると、先進的だったと言えるのかもしれない。

★印象に残ってるキャラ

星崎梨花

ええ、楽器が同じトロンボーンだから、という贔屓目です。キャラ的には優しくてストレートにいい先輩だった。俺にもこんな先輩がいればなあ。

ただし、デートイベントで「腹筋ローラー」をプレゼントすると喜ぶ、という珍妙な特徴があり(吹奏楽部=筋トレという悲しいあるあるネタ)、何回も腹筋ローラーをプレゼントすることになるため、個人的に「腹筋ローラー先輩」と呼んでいた。


FGO

今なお天下の覇権アプリ。でもプレイを始めたのはかなり遅かったです。1部が終わってから登録した。実は、ふてくされてネットを離れていた時期に流行り始めていたので、存在すら知らなかった。

しかも恥ずかしいことに、メインストーリーは全然進めてない。序盤のワイバーン天丼で参ってしまって……。最高峰のシナリオと言われる部分までたどり着いていないのだ。電車の中でできる長さではないし、色々と難しかった。悩ましい。今からでもやるべきだろうか。

イベントは結構やっていました。ストーリーを読むための最低周回数ですらキツくて大変だったけど、話が面白かったから。

「ジャンルの混ざった世界観」というのが、どうしようもなく好きで。だからチェイテピラミッド姫路城みたいな事をやられると、トンチキさ以上にワクワクしてしまうんだよな。

課金は、あまりにも沼なので、途中から月1万までという制限を設けました。いやそれでも相当だけどな。

★印象に残ってるキャラ

沖田総司

初日に来てくれた☆5キャラ。そうだよ、またヒヨコ理論だよ。でも実際いいキャラだった。可愛いし殺意が高い。殺意のある女っていいよなー! その上、百合のカップリングまである。

長らく水着の実装がなかったが、その後ジェット沖田さんが登場した時には、放置していたのについ復帰したくらいである。

今年のイベントでも大活躍だったそうですね。凄い評判いいらしいけど、追えてないんだよなあ……。最近出てる、帝都の漫画のやつとかから入ればいいのかな。


水着フラン

率直に「かわいいな」と思えた珍しいキャラ。上のセリフが特に好き。こんんな素直な、しかし真実としか言いようのない言葉、なかなか言えるもんじゃない。

ストレートにかわいい系のキャラを好きになる事ってあんまりないんだけど、どうもこういう子供じみた可愛さに弱いところもあるらしい。まあ、実際子供好きではあるんですけど。


刑部姫

引きこもり、オタク、自己肯定感の低さと、ツボをばっちり押さえており撃ち抜かれた。しかもさあ……こんな地雷女みたいなファッションしやがって。こっちは、そういうのに脆弱性があるんだよ。童貞くさい趣味だって? 知るか。好きなもんは好きなんだ。

なおこの女、4万かけたのに来なかった。4万で正気に戻れたので撤退したけどね。


ジャンヌオルタ

悪堕ちした女、いいですよね。どうしようもない鬱憤と呪詛と劣等感が詰まっている。なのにどうして、こんなトンチキな扱いをされるに至ったのかは謎だが……そうなっても、なお面白いんだからすごいよね。

悲劇のヒロイン・ジャンヌダルクの暗黒面を、コミケに参加させようなんて普通考えるかって話なんだよな(そうだ、一応こいつもオタク属性だ)。まあでも、贋作イベとか好きだった覚えがあります。真面目な意味で、好きなキャラなんですよ。

仲間内では「逸見エリカ」って呼ばれてたけどな。まあそれは仕方ないよ。どう見ても逸見だもん……。


モードレッド

バレンタインがこれ

正味な話、性的な目で見ている。しょうがないだろこんなの。


シャニマス

アイマスシリーズの最新作として鳴り物入りで登場したタイトル。事前登録もしていました。シナリオの評判も死ぬほど高い。初期はかなり楽しんでました。

ただ、ゲージを目押しするのがキツくて……。おじさんなので反射神経を求められるとしんどい。デッキ構築もまったく理解しないままやってたからトゥルーエンド全然見れてない。すっかり、新キャラが追加されたらちょっと復帰するだけのゲームになってしまった。まあそれは好みの問題です。

キャラに関してはマジでいい。どのユニットも心動かされます。アイマス関係のキャラメイクは、特にここ数年、圧とか凄みがある。なんだろう、色々と絶妙なんだよな。まったく安直でなく、ありきたりでなく、なのに、魅力はばっちり伝わる。

シャニマスはツイッターの施策もすごいんよな。キャラから直接リプが届くあの企画、「ツイッター上の各キャラの文の特徴」まで決まってるのがえぐい。人間を造っている。まあ、個人的にはああいうの考えるの楽しそうだけど。絶対、手間はヤバイ。

★印象に残ってるキャラ

黛冬優子

たぶん歴代マイベストに近いと思われるキャラ。等身大で、自分の悩みを持ち、日々抗っている、自分の足で立つ女。

その上で遠大な野望を持ち、胸の内に炎があり、「やってやるわ!」と叫び、しかもファッションがドストライクで、オタクでもある。さらには空中戦は不利で、あんたはここでふゆと死に、確定申告までしてくれる。属性の満漢全席か?

そんな企画に首を洗わせるな

決して天才ではないが、常に全力で泥臭く戦い続けるイメージがある。かといって、共感というよりは憧れとか応援の目で見ている気がする。そりゃそうだ、普通の人間はこんな勢いで戦えない。あんた紛れもなくアイドルだよ。


プリコネ

会社の人がやってたので始めてみたゲーム。ビジュアルのいい女が大量にいるので純粋にありがたい。メインシナリオがたしか日日日先生だっけ。「狂乱家族日記」の。

しかし、あの方向性を期待したら序盤も序盤からテンプレハーレム展開を浴びせかけられて失神してしまった。うーん、やっぱ今ウケるのってそうなのね。仕方のない事だが。

ゲーム的にはひたすらガチャを引いて、引いた連中をアリーナで戦わせていた。すぐPvPに走るの、自分の良くないとこだと思う。シナリオを読めよ。でもやっぱハーレム読むのつらくて……。

★印象に残ってるキャラ

チエル

ゲームコンセプトを完全否定するセリフ

おもしれー女(画面左)。めちゃめちゃぶりっ子みたいな言動をするのだが、我欲を隠しもせず、汚いところがいい。イベントシナリオによると、かわいこぶってるのは「モテたいからではない」と否定しており、自己実現を目的としていることがわかる。


ウマ娘

令和の覇権オブ覇権。これが流行るってのはいいね。なぜならスポコンに主眼が置かれており、ハーレムじゃないから。ちょっと時間がなくてやめてしまったけど、初期から噂通りのシナリオの良さがあった。

こんなマジの顔で走る美少女、好きになるに決まってるんだよね。ジャンル的にもすごく自分に馴染む感じがあり、「今後こういうのが流行っていくといいなあ」と思っていたが、特に時代ごと変わったりはしなかった。難しいもんですね。

★印象に残ってるキャラ

ハルウララ

善人のかわいい頑張り屋、あんまり好みの属性ではないんだけど、本質っぽいことを時折言ってくるので侮れない。結局ウマ娘って例外なく「強い」のかもしれない。上記のセリフが一番印象に残っている。


ゴールドシップ

おそらく近年で最も話題をさらったギャグ枠。美少女ゲームでここまでやってくれる奴ってあんまりいないからな。ありがたいよ。でも、圧倒的な自己肯定感を持っているからメチャクチャやっても憎まれない。すごいキャラだ。

上記は「このまま夢の世界にいれば、何もかも思いのままだぞ?」と問われて返したセリフ。ここまで振り切ってるとすがすがしいよ。絶対に分かり合えないけど、こうありたいもんだよ。


……というわけで、以上、ひととおり振り返ってきましたが、思った以上に性癖が散漫で、あんまり総括できてないな!! 引いただけで好きになってる奴もいるし!!

笑い・オタク・自立性・地雷ファッションあたりが、かろうじて一部のキャラに共通点として見られる。でもこれ割とみんな好きなやつだし特筆するようなもんでもないな!!

えー、長々と語ったわりに不完全燃焼ぎみですが、人生ってそういうものなのであんま気にしないでください。あと、直近のコンテンツにほぼ触れていないという事実に気が付いてしまったので、また何か新しく始めるか検討したいと思います。

来年はインプットを増やすぞい!(渡葉の有言実行率は50%を切る)


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