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2022年まとめ まとめとトマトって似てる

お久しぶりです。2022年も終わりかけですね。振り返りをします。パワーメタルの紹介、スラッシュメタルの紹介、種々の感想文、備忘録、ドラゴンフォースの話、いろいろなことをしました。
とりあえず2022年の新譜をめちゃくちゃ漁って「ヤッターーッ!!!!!!!」「よい ねぇ~」みたいな気持ちになったアルバムをざっくり残しておきます。今月の新譜あったらまた増えるかもしれない。キリがない。ちなみにスポポハイで聴いているのが殆どで、買ったアルバムは買ったって書いときます。

Dark Funeral【We Are The Apocalypse】

スウェーデンはストックホルムのブラックメタルバンド、ダーク・フューネラルが3月18日に新アルバムをリリース。結成約30年と大御所バンドが久々にやってくれています。というかメガデスやメタリカなど、今年は大御所メタルバンドが腰を上げている気がしますね。とてもうれしい。こちらはサタニック・ブラックメタルの重鎮でございます。ロード・アーリマン(G)にとってサタニズムとは、アンチ宗教らしいです。自身の信条を己の価値観とルールに依って決定づけるという考え方は、個性や自立独立の精神として彼を支えている。らしい。日本人は宗教観がガバい人が多いので信仰ベースの価値観というものはあんまりないですが、悪魔主義と言っても過激な思想ではないとも言えます。か?よくわからないので誰か教えてください。

シングルカットのLet The Devel Inのときから思っていましたが、前作超えて過激じゃないですか?たいへん助かります。日本リリースと同時ぐらいに全曲通して一聴しまして、一曲目のNightfallの慟哭に思わず家の中で台風起こしてしまった。

The End of Human Raceが当バンドで一番好きな曲だったんですが、これは最強と言わざるを得ない。そんな感じです。良好。

春ねむり【春火燎原】

21曲入という意味不明な曲数で4月22日に春ねむりがフルアルバムをリリース。曲数多すぎやろ。命の煌きと燃え盛る激情。そんな感じです。ヒップホップ的な気怠い感じもあり、ポストハードコア的な叙情スクリームもあり、そして純粋な少女のような朗読もある。表現力のスーパーマーケット。

個人的にはBang、生きる、森が燃えているのは、Kick in the World、Old Fashioned、がお気に入りです。曲数が多いのに全体としての統一感が損なわれないのは、全曲一人で作ったからでしょうか。クリエイターとしてのアレもすごい。
cf. 11月にはFall of Tearsの楽曲にもフィーチャリングしてました。こちらもぜひ。



Opeth【In Cauda Venenum Extended Edition】

北欧の暗黒神が19年リリースのアルバムに未発表の3曲を足して3枚組のアルバムとして再発。キンクリ直系偏頭痛プログレッシブメタル。前作に比べメタルに寄った痛快サウンドですが、うねうねした特徴的な雰囲気やアコースティック楽器によるオチは健在。ヴィンテージなプログレサウンド、陰鬱とした耽美的なメタルなど、バリエーション豊富で楽しいアルバムです。

そして、本作の特徴は英語Ver.とスウェーデン語Ver.の存在。歌い方や声の質感をそのままに言語だけ変えて歌うって、冷静に考えたらエグいことしてますね。スウェーデン語に造詣が深いわけじゃないんですが、発音とか違うのでは?と思います。すごい。
ただ、2019年の原版で2枚組買ってたら、新曲(3×2曲)のために4000円払って同じアルバム買うか?と言われれば買わないかもしれないです。サブスクで全曲聴けるのでよほどのオタク以外は気にしていないと思いますが。

このアルバム、買ってないんですがジャケかわいいので手元にフィジカルほしいんですよね。買うか…?

Sabaton【The War To End All Wars】

ぼくがメタルを聴き始めた頃に出会い、なぜかハマったパワーメタルバンド、ファールンの重戦車ことサバトンが3年ぶりに新アルバム。The Great Warに続いて第一次世界大戦をモチーフに。今作はパワーメタルというよりはシンフォニックなイメージが大きい。というかギター居る?みたいな曲もある。それはさておき。

今作はアートワークのイメージからもなんとなく伝わりますが、前作の猛々しい戦闘を描いた曲よりも、戦争による悲しみや平和を描いた曲が多いです。たぶん。Christmas Truceはまったくメタルではないですが、この世で最も「LOVE&PEACE」を描いています。泣ける。

あとはSoldier of Heaven、Lady of the Darkも良曲です。ぼくはスウェーデンのメタルによくあるサビ大合唱が好きらしいです。ちなみに予約して買った。

Laur【CELESTIAL EP】

1月6日発売のEPでしたが、なんだかんだ4月ぐらいにたどり着いた気がします。HARDCORE TANO*C(ハードコア・たのしー)というとんでもないレーベル名で爆笑した記憶。Juggernaut.氏とコラボしたときのLast Judgementではとんでもない疾走感で、クラブミュージック、メタル、ハードコア、ハードロック、民俗音楽など様々な背景を感じさせるタノシー楽曲でした。キックが気持ち良いです。

CELESTIALについては、お前、こういうのもあんのかよ…って感じでした。特にEuphoriaでは全体として荘厳な印象を与えつつコロコロ変わる展開や8bit風のゲームサウンドもあり、終始ニコニコしながら聴きました。EPタイトルやジャケ(とてもかわいい!)通り、ふつくしいサウンドと構成です。PRAGMATISMの再誕もうれし~。涙を流せるハードコアでした。


MEGADETH【The Sick, The Dying… And The Dead!】

おかえり。長かったね。最後にメガデスがスラッシュメタルをリリースしたのはいつだったでしょうか。ヘヴィメタルをやったり、パワーメタルをやったり、いろいろなことをやっていましたが。9月2日、復活です。アホみたいに長いタイトルも3rd以来ですね。メガデスは個人的に一番好きなバンドなので、嬉しいです。来日も楽しみです。

まず速いです。たぶん今までで一番速い。そしてソロの挿入、ボーカル、その他MIXすべてが自然で良い。前作Dystopiaのキコを押し出すようなソロ展開もエフェクトがかって浮き出るような大佐のボーカルもなく、各メンバーの高い技術が如実に現れています。特に新加入ドラマーのダーク・ヴェルビューレンは元ソイルワークというキャリアもあり、非常にタイトなビートです。歴代メガデスのドラマーは全員別格の実力者ですが、彼も例外ではなく、その中でもスラッシュメタルとの相性が特に良いと勝手に思っています。

当然買った。ついでに、サークルの後輩が武道館当ててくれたのでみんなで行きます。会場で興奮のあまりステージにブラジャーを投げる成人男性がいたらそれは俺です。


Juggernaut.【Lost Dream Feat. 星名はる】

新曲リリースの間隔が短い…。ハッピーハードコアを歌うアイドルとのコラボが2作続きました。今作はメロの「泣き」が良すぎる。切なさに涙を流しながらも、旋律の美しさに笑顔になる。綺麗なメロディとかっけぇサウンドのギャップがいいですね。ギャップとボリュームはデカければデカいほどいいです。

スポポハイだと歌詞が見れないのですが、どっかで公開されてるのかしら。

Protest The Hero【Palimpsest-instrumentals】

もうすんげーのよ。カナダのプログレッシブ・カオティック・メタルコア、プロテスト・ザ・ヒーローが20年のアルバムをOff Vo.で発表しました。これは日本だとデジタルのみなのかしら。とても好きです。じつは俺、PTHのこと好きなんだよな。オリジナルの方も何度も聴いていますが、どちらかというとこちらのインスト版のほうが聴いてました。今年配信だったのもあるかもしれませんが、元々PTHをインストで聴きたい気持ちがあったので、はい、ありがとうございますって感じです。

オリジナルだとThe CanaryとSoliloquyがお気に入りだったんですが、インスト版ではLittle SnakeとRivet、Gardeniasがキました。印象が変わる曲がいっぱいあって楽しかったです。サウンドがちょっとすっきりするからなのか、今年マスロックとインストをやったせいで脳がおかしくなっているのか分かりませんが、聴きやすくてオススメです。


Slipknot【The End, So Far】

スリップクノットをディスるやつは許せねえ。俺は全世界でも1番のスリップクノットのファンだと思ってるからな。
スリップクノットの情報は全てチェックし常に知り尽くしている。
スリップクノット。最高のバンドだよ。
俺の人生と魂の選択。
それがスリップクノットだ。

というわけで(?)、スリップノットも今年新アルバム発表でした。7月中旬発表、9月末に発売って結構急やなと思った記憶があります。ちょうど9月中旬のライブで9人体制のスリップノットコピーをやったのでタイムリーでした。このときはPAシート真っ黒で爆笑したり、ドラム缶がなくて缶のゴミ箱で代用したり、ハチャメチャでした。特に「ゴミ箱の返し」という単語がシュールでウケた。

The Dying Song、The Chapeltown ragあたりの感じはやっぱスリップノットの曲って楽しいね~って感じですね。コリィの口と喉は一体どうなっているのか。


新譜で今年印象に残ったのはこの辺でしょうか。最後にサラッと今年ハマった過去の楽曲をまとめてバーっと書きます。多すぎて困るので5枚ぐらいに収めます。えらべない…
・Exodus【Exhibit B: The human Condition】
今年ウポポハイで一番聴いたアーティストはエクソダスだったらしい。CD買ってないからじゃん。すみません。買います。The Ballard of 以下略とDownfallだいすきです。
・Silverstein【Dead Reflection】
実は、今年はスクリーモを好きになった1年でした。Senses FailとかSAOSINとか。このアルバムはスクリーモというかポップパンクですが、明るい感じで良かったです。
・Arne【Æter/hallu】
女性ボーカルのマスロックしか勝たんわ。Abyssが今年出ましたね。
・YUC'e【Romantic Jam】
6~8月ぐらいにKawaii Future Bassを一生聴いてる時期がありました。Neko HackerとかHoneycome Bearとか。11月にSugary Galaxyが配信されてウギャー!ってなりましたが、Cappuccinoが最強すぎてこっちばっかり聴いてました。
・chouchou merged syrups.【yesterday, 12 films later.】
赤い砂漠めっちゃ好きでずっと聴いてた。橙鳴るとか斜陽で知ってたんですが、今年改めてバンド単位で聴いたらこのアルバムが一番好きくね?となった。


以上です。あと一ヶ月で何が起こるかわかりませんが、新譜、旧譜ともにこの辺が今年のお気に入りで良いんじゃないでしょうか。来年はメタリカ、トワイライトフォース、ディーサイド、フローズン・クラウンがどうなるか楽しみです。トワイライトフォースとメタリカは買うんじゃないかなと思っています。わかりませんけども。


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