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余白を楽しむ1日
スイ、と画面を掬ってカメラロールを開く。
いつのだか覚えがないけれど、確かに愛しく感じる瞬間が切り取られている。
虚ろな気持ちで1日を終えそうな時はそれを見る。
たしかに存在していた愛しい瞬間を思い出し、胸のざわつく夜を乗り越えたい。
、
私はよく頭の中で、特に休日は"理想の1日"のタイムスケジュールを組んだりするのだけど、思い通りに実行できた試しがない。
自分で決めた予定の一つを逃すたびに、まるで最悪の1日かのように落ち込んでしまっていた。
だが、自分のスマートフォンで撮った写真をカメラロールを見る限りそんなに散々な日々を送っているようには思えなかった。
美味しそうに作れた料理の写真、お気に入りのお菓子、おやつの時間、綺麗に晴れた空、次買いたいコスメetc..(食べ物ばかりだな)
ばらばらと自分の好きが並んでいた。
自分が思っていた以上に、私は充実した1日を過ごしていた。
一言付け加えるとすれば"少し余白が多い"だろうか。
だがきっと、その余白は私に必要なものだ。
こうした余白が積み重なって私の理想の1日を過ごしていけたらいいと思う。
ベッドの虹色のキラキラしている所をしばらく眺めるなどした。お陽が気持ちいい。 pic.twitter.com/qSKPctIi7e
— 水面 (@376minamo) June 10, 2021
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