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午前0時の向こう側⑤

◇13.惜別

【惜別-せきべつ】…別れを惜しむこと

タイトルから察するにしっとりとした
別れの曲なのかな、と思ったら
気持ちよく裏切られる一曲です。

そして、なによりこの曲は
叶さんが初めて作曲に挑戦した曲なのです。
普段から言葉選びが綺麗で詩的な叶さん。
そんな人が書いた歌詞なんて最高にきまっています。

スタンドマイクを腕で抱え込むように歌う叶さんが
大変よろしいです。
また、カメラワークも素晴らしく
普段見ることのできない
叶さんの頭頂部を観測することができます。
推しのつむじは全員が見たいに決まっている。


― 映像 ―

前半の映像と同じ場面に変わり
再びランティス叶が現状に満足しているか、と問われます。

「 100点取ったら つまんないじゃん 」

人生というものは、100点じゃない日のほうが圧倒的に多い。
だからこそ完璧じゃない毎日を
どうやったら楽しく過ごせるのか。
完璧じゃない自分を愛してあげることができるか。

明日の自分に出会うために

行こう、午前0時の向こう側へ ――――――


◇14.針音

今月3日に公開された
コンサートのテーマソング「 針音 」

今回のコンサートタイトルは「 午前0時の向こう側 」
コンサートグッズにも懐中時計があったりと
“ 時刻 ”に関する事柄が多くみられます。

また、コンサートティザ-トレーラ-でも
「 この時計に触れたことから始まった 」
との一文があります。

(余談ですが、ティザートレーラーを描かれた絵師さん大好きです)

そんな、こだわりの詰まったコンサートに
ぴったりの針音という楽曲。

曲の最後の歌詞
“ 君を連れて行く 向こう側へ”

ここで表現する「 向こう側 」とは
「 午前0時の向こう側 」と同意義である。
また、「 君 」とは
わたしたちファンでもあり、叶さん自身であると考えました。
つまり

“ 君を(僕を)明日へ連れて行く ”という意味に
なるのではないかと考えました。

そして「 連れて行く 」ということは
一緒に行くということなので

“ 君を(僕を)明日へ連れて行く = 君を(僕を)昨日に置いていかない ”

という意味に繋がるのかな、と考えに至りました。

うまくいかなくて落ち込んだ自分も
自分を愛せない自分も
すべてが今の自分であり
どんな自分もすべて一緒に
明日へ連れて進んでいく。

叶さんなりの決意表明のような1曲なのかな、と思いました。


◇15.声を聴かせて

もう何も言うまい ――――――――。


フィナーレにふさわしいこの一曲。
ただ叶さんの歌声に耳を傾けなさい。
わたしたちにできるのはそれだけなのです。

感謝。


午前0時の向こう側⑥へ続く

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