見出し画像

白黒の世界を生きる日記

持っていこうと思ったコップはやっぱり片付け忘れていたから、夜食前に持って降りた

スマホの画面の設定を白黒にした。色をなくすと、スマホを触りたいという気持ちが減るらしい。最近自分のスマホ使用時間が結構大変なことになっているから、いいじゃん、と思ってそうすることにした

やってみるとスマホの中だけの話なのに、世界が白黒になったような感覚に陥る。とくに、写真を撮る時がそうだ
わたしが見ている世界に、カメラを向けると白黒になる。そのまま写真を撮って、見返すと、やはりそのまま白黒で残っている。
だけど、わたしはその時、その世界が何色だったか思い出せないのだ。記憶は曖昧で、多くの部分を概念で捉えているから、気づけばそれがどんな形をしてどんな色だったか忘れてしまう

たとえばこの映画のポスター。これは最近見た映画だけど、このポスターの花や、タイトルや、女性が着ている服が、何色か思い出せない
(みんなにはこれは色付きで見えていると思うけど)
今までの経験から予想するなら、花は赤とか黄色で、女の人が来ている服も赤な気がする。
でも最初から色がわからない人にとっては、赤という概念は赤ではないのだろう。りんごが赤いのは、人類の共通認識ではない、とも思う

記憶ってほんと曖昧だ

だけど、匂いの記憶ってずっと残るなあ、と思っていて、どれだけ忘れていても一瞬匂いを嗅いだだけで思い出せることがあったりする。だから匂いってやっぱりいい

240124

ありがとうございます。嬉しいです!