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練習メニューの話し 〜スローインPK〜

この前出したスローインPKについて詳しく書こうと思うます。

まぁ、説明するまでのこともなくスローインでPKしようぜ、っていうやつなんですが。

◯対象:初心者、低学年、幼児

◯ルール(事前の説明)

・下図のような感じでGKの順番を決めて、キックではなくスローインでPK。
・GKが準備出来てから投げる。
・一定時間でGKを変えて繰り返す。(だいたい1分くらい)
・並んでいる人はスロワーを見て、ファウルスローでないかをチェックする。
(必要なら事前にどういう時にファウルスローかを確認する)

◯目的:スローインができるようにする。コーディネーションの向上
(他;GKのトレーニング、 PKのルール理解でも可)

◯利点
・狙いを持って、楽しくスローインの練習ができる。
…いわゆる単純な反復ではなく、ゴールするという目的を持って反復ができる。また個々への修正がしやすい。
 一応、空いている(GKがいない)ところを狙うというのは味方にボールを渡す、というスローインの目的と微妙にズレるけど、最初の狙いとしては悪くないはず。

・量をこなせる。
…場の準備が簡単で、そんなにスペースがなくても4つくらい作ることができる。
かつスローインをするだけなのでそんなに1人が時間をかけることない。
 さらに待ち時間もスロワーを見る必要があるので、何もしていない時間はあまりなくなる。

・コーディネーショントレーニングになる。
…スローインは上半身、GKする時は瞬発力等のトレーニングになる。サッカーのトレーニングではなかなか刺激できない上半身にアプローチできる。

※この練習を思いついたキッカケ
ボール無しの単純な反復のコーディネーショントレーニングをした時に、低学年の子に「これってサッカーに意味あるの?」と聞かれて、「将来の身体作りのためとか」「基本的な運動を出来るようにするためとか」色々と答えたけど、なんか納得している様子がなかったのがキッカケ。子供達向けには「スローインの練習」と言ってるけど、自分の中ではコーディネーションの意識が強い。

◯欠点
・飽きが来るのが早い
…早い子で3回目くらいで飽きる。あまり応用性がないのが欠点。
 ゴールの大きさやGKの人数で難易度を変えることはできるけど、スロワー側を変化させることが難しい。結局スローインの繰り返しなので飽きる。
 飽きた子はだいたい適当に投げるのを始めるので、むしろそれを取り入れるのも有り。
(ただ、スローインの練習をテーマにしている時は何故この練習をしているのかを話す方が一貫性の面では良いと思う。)
 いずれにせよ、1ヶ月くらいが限度。

・スローインで終わる
…スローインした後に、試合だと動かないといけないけどそれがない。
 当然そこまでは目的に入っていないけど、それを把握しておくことは大事だと思う。

◯声かけ
…基本的にはスローインができているかのチェック。ある程度できるようになれば、助走をつけるたり、腰を反る、空いているところに向けて投げる、といった応用を加えていくようなイメージ。

◯総括
 海外ではスローインなんて練習しない、とかスローイン単体のトレーニングは批判されがちな印象はあります。(海外の選手でファウルスローしている選手いますしね)
 正直、スローインの練習に練習時間を取られたくないというのは自分自身の気持ちとしてはあるのですが、ファウルスローで相手ボールになってしまうのはもったいないし、そもそもスローインはサッカーの中で手を使う貴重な機会なのでそれを活かさないのはもったいない、という気持ちもあり、ある程度はトレーニングに組み入れるのはありではないかと思っています。
参考になれば嬉しいです。


では_φ(・_・

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