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no Filterと共に駆け抜けた2023年総括(10)
りえの不調、再び…..
この記事は、僕にとってno Filterの今年一年を総括する上でどうしても外せないトピックなのだけど、正直書くのが気が引ける部分もあり、先日りえちゃんに「ワンマン前のりえちゃんの不調のこと、記事にしてもいいかな?」と尋ねたら、悩む様子も無く(と感じた!)「いいよ!」と笑顔で答えてくれたので、『こういうツライ出来事があったけれどもそれを乗り越えての2周年ワンマンがあったんだよ』という意味合いを込めて敢えてここに書くのだということを、あらかじめ明記しておきたい。
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no Filterが横アリのストロベリーステージに立った1週間後の9月3日。no Filter定期公演「The Twinkling street」第1部。今日の特典会では改めてアトジャの事などをメンバーにいろいろ伝えに行こうと思っていた。
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no Filterの出番となり、浴衣で登場したメンバー。りえちゃんは黒い浴衣での登場だった。
1曲目は「まるっとオッケー」撮可曲。僕はいつものようにファインダーを覗いて推しにピントを合わせた。
曲が始まって間もなく、ある異変に気づいた。りえちゃんの様子が明らかにおかしい。表情もいつもの感じではなかった。その異変はすぐ確信に変わった。まだ曲が始まって序盤というのに、急にりえちゃんが袖に走り出して消えていったのだ。他のメンバーもきっと驚いていただろう。しかし動揺することなく、りえちゃんのパートをすぐさま他のメンバーがカバーした。
特典会になり、僕は真っ先にゆなはの元へ行った。
「りえちゃん大丈夫?どんな感じ?」
ゆなはは、僕を安心させる言葉をかけてくれた。
こんなことは初めてだったし、りえちゃんの身に何が起きたかすらもわからなかったので、不安で仕方なかった。
心配になって船山さんにも訊いた。「2部も難しいかもです。特典券もしお持ちなら延長します。」それを聞いて僕は更に不安になった。
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「心情をどこかに綴ろうと思います」その一文に、これが体調面だけの問題では無いということを僕は悟った。
第2回で記事にしているが、推しの不調は今年これで2回目である。前回は生誕祭前の喉の不調であったが、今回はどうも精神的な不調によるもので、タイプが異なるだけに心配で心配で仕方なかった。
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「少しずつ元気になってきている」とは言うものの、全然まだ元気じゃないだろうなというのはその表情からも読み取れた。でもツイートがあるだけ有り難かった。
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1週間が経ち、少しずつ回復の傾向みられるのかな?
と思われたが、ライブの出演は見送られ、まだ人前に立てるほどには回復していないようだった。
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ファンからの手紙を読み返すようになったり、no Filterでデビューした最初の頃の写真が上げられるようになったり、いろいろとりえちゃんが苦しんでいる様子が、そういった部分からも伺い知ることが出来て、りえ推しとしてはとても胸が締め付けられる思いがした。干渉しすぎるとかえって辛くなるだろうと思って、りえちゃんに関する励ましのツイートはなるべく控え目にしたり、インスタへのDMは決して頻繁には送らず、ここぞという時にのみ送るようにした。毎日、胸が張り裂けるような思いがしていた。
ある日、古いりえ推しの方から、僕を気遣うDMが来たりもした。りえちゃんも辛いけど、りえ推しもまた辛い。僕は、辛い思いをしてるのは自分だけではない、他のりえ推しとて同じなんだということを知って、同志のその優しい気遣いにとても感謝した。
そして、りえちゃんは2周年ワンマンを1週間後に控えた日のALTにて、これまでの気持ちを長文で綴った。それがこちらである。
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このALTに僕がどれだけ救われただろう。
いろいろな事を考え過ぎて、今だから言えるが、りえちゃんがこのままアイドルを辞めてしまうのではないか、という最悪のシナリオも脳裏を過ったこともあった。正直この数週間はとても生きた心地がしなかった。
りえちゃんの気持ちはようやく上向き始めた。僕は嬉しかった。でも焦ってほしくない。僕はここぞとばかりに感謝の気持ちをDMで送った。
もう間近に迫った2周年ワンマンに向けて、りえちゃんも必死に頑張っている。僕も気持ちを高めていこう。
そう思い始めた矢先のことである。
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りえちゃんの出演が認められた。嬉しかった。
声が出せない悔しさはあるだろう。しかし、僕は、りえちゃんがまた再びファンの目の前に現れてくれることの方が、今は何より嬉しかった。
いま、りえちゃんは完全復活を遂げて、喉もすっかり良くなって、以前のように歌い踊ってる。僕はそれが決して当たり前のことではないことを、今回の件でとても思い知らされた。僕が知り得ない部分でいろんな苦労があるだろし、辛いことや悲しいこと、大変なことや嫌だと思うことも、きっとたくさんあるだろう。オタクはアイドルの華やかな部分しか見えないが、そこに至るまでには数多くの苦難があるだろうことは、想像に難くない。だからこそ「推す」のだ。
僕はこれからも、りえちゃんの辛い時や苦しい時にはその気持ちに寄り添って、全力で推していこうと思った。
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この笑顔をずっと見ていられるように。
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