写真を見てうさぎを描いてみた(解説つき)[note0061]
今日は写真を見ながらどんな風に描いているのか。
というのを、僕の描き方でお伝えしてみようと思います。
普段絵を描いている人も、新しい発見があるかもしれません。
ちょっとでも使えそうな方法がありましたら、是非試してみてくださいね。
それでは始めます。
1.今回描くうさぎの写真
わかりやすいように、比較的描きやすそうな写真を選びました。
わざと足元が見えにくい写真を選びました。
隠れている所はどう描くか。
それも後で解説します。
この写真を見て、描いていきたいと思います。
2.ラフを描いていく
いきなりですが、1つやるべきことを省いています。
それは、紙の上にどういう大きさでどこに描いていくかを簡単に描きます。
頭の中でやっても良いです。
また別の機会にきちんと説明しますね。
まず描いたのは「体」。
大きさとバランスを見ながら、大雑把に楕円を描きます。
「頭」も描きます。
同じような楕円です。
写真を見ながら、頭の大きさを考えます。
次は「耳」を描きます。
頭の楕円のどのあたりに耳があるのか、耳の大きさなども考えて描きます。
奥にある耳も描きます。
同じような耳をズラして描けばいいです。
3.うさぎを描くのは、ここからが少し難しい
うさぎは、ここからが難しいです。
手足が体の袋に入っているようなイメージです。
この袋が伸び縮みするということがわかっていれなければ、違う写真を見るたびに毎回違う体をしているように思えてきます。
今回は、低い姿勢で立っているので、楕円に近い形におさまっています。
その楕円から手足が見えている部分を描いていきます。
まずは人間でいうと肩の部分です。
円を描くようなイメージでしたね。
少し上にもう一つ円の描きかけのようなものがあるのは、奥の肩です。
写真を見ていただければ、奥の肩が少し見えているのが分かると思います。
次は「前脚」を描いていきます。
人間でいうと手ですね。
下の方が見えていないので、まだその部分は描きません。
続いて「後ろ足」。
簡単に丸の組み合わせで描いていきます。
細かい所は一旦無視します。
もうほとんど描けてきました。
ここで先に「目」と「鼻」を描きます。
目はまだ丸を描くだけにします。
残るは前脚のみ。
でも、肝心な部分が写真では見ることができません。
こういう場合は、別の写真を探します。
動画などがあればいいのですが、そういうものがない場合どうすればいいでしょうか?
答えとしては、実物を見るか、近いモデルの写真を探します。
今回は、同じ立ち耳のうさぎ(耳が立っているうさぎ)の前脚がわかる写真を探しました。
こんな感じで描くことが出来ました。
うさぎの種類が違うと、全然違う形をしているのであれば、同じ種類のうさぎの写真でないといけないのですが、そこまで大差はありませんので、大体こんな感じという風に描くことが出来れば大丈夫です。
4.線を描いていく
ラフはこんな感じで終了です。
ここからが本番です。
きっちり線を描いていきます。
描く絵によって描き始めは異なりますが、今回は頭から描いていくことにしました。
後頭部から肩に繋がっている部分から描いていきます。
綺麗な線を描きたい方は、綺麗なラインで一本の線を描いても良いと思います。
僕は、毛を表現したいので、細かく線を重ねていきます。
顔の部分は少し凹凸がありますが、あまり細かくデコボコに描いてしまうと変になってしまう事がありますので、あまり細かい所は気にしないようにします。
注意するところは、ほっぺた部分とあごの辺り。
この続きのほっぺた部分は少し膨らませます。
次に耳。
これは大体ラフと同じように描いていきます。
耳の穴(?)の部分を描きます。
形をよく見ながら描きましょう。
肩の部分と前脚の部分を描いていきます。
肩の部分はあまり下の方まで描いてしまわないように。
前脚の隠れている部分は後回し。
前脚は、もう一つの写真を見ながら丁寧に描きます。
指がどんなふうになっているのか観察しながら描きましょう。
続いて後脚も描いてしまいます。
毛が複雑になっていてわからない場合は、ラフで描いた線を参考にしながら描きます。
この調子で残っている部分を描いていきます。
お腹部分ですね。
ここはラフに沿って描いても良いですが、本物っぽくしようとしたら、もう少し観察します。
前脚辺りは少し上に上がっていて、後ろに行くにつれてぷっくり膨れていますね。
ここを表現します。
そして、目を描きます。
目は丸だけでも良いし、目尻や目の内側の先の部分も描いても良いです。
僕は少し描き足す方が好きです。
そして、あまり描きこみたくない人は、ここから色を塗っていきましょう。
5.少し描きこむ
今回はもう少し描き足していきます。
何を描き足すかというと、顔の立体感が出るように、顔の膨らんでいる部分を少し描き足します。
これだけで、どこが膨らんでいるかわかりますよね。
ここからは、僕が必ずやっている毛並みの描きこみです。
毛の流れを見ながら、丁寧に毛の流れを描いていきます。
部分部分で塊をイメージしながら、描いていきます。
分かりやすいように、顔部分と前脚、後脚部分だけ描てみます。
パンダみたいになりましたね。
こうやって、部分ごとに描いていくと、立体がわかりやすくていい感じになります。
1つの塊としてとらえてしまうと、顔からお尻にかけてまっすぐ横に毛を描いてしまったりするので、注意が必要です。
目の中の黒い部分を描いて、ひげを描きます。
ひげは滅多に描きませんが、今回描いてみました。
6.色を塗っていく
ここから色を塗っていきます。
今回は、水彩絵の具で塗ったようにしてみようと思います。
まずは、胸やお腹部分の白い所を塗ります。
ここでいう白い所とは、写真のうさぎの白い毛の部分です。
光が当たっていて白くなっている部分は一旦無視します。
次に茶色の部分を塗っていきます。
耳の中のピンクの部分も忘れずに。
少しお腹辺りにオレンジっぽい色も入っているので、そこも塗りました。
シンプルに塗りたい人は、ここで終了です。
もう少し立体の表現がしたいので、少し陰を足します。
地面に写る影ではなくて、体の凹凸でできる体の暗い部分の事です。
ここからは、いつ終了しても良いと思っています。
もう少しやっていきましょう。
次は、少し明るい部分の毛を塗ります。
ほとんど気付かれないかもしれませんね。
ほっぺた部分や肩、胸の辺りです。
そして、ハイライト(もっとも明るい部分)を塗ります。
光に当たってかなり明るくなっている所です。
これで、うさぎの色塗りは終わりました。
おまけとして、少し背景も描いてみましょう。
上の写真が邪魔なので消しておきます。
空いたところには、適当に色を塗っておきます。
空いた部分に少しピンクを足したので、背景にも少しピンクを足してみました。
これでうさぎのイラストが完成しました。
7.あとがき
今日はどう描くかというよりは、僕はこういう風に描いています。という記事を書いてみました。
どうでしたか?
イラストの描き方というよりは、見ながら描いてイラストのように仕上げてみようといった感じですね。
動画にすればすぐに終わったかもしれませんが、こういうブログ形式にすると、かなり長くなってしまいますね。
本当は、もっと長くなる予定でしたが、きっと誰も見なくなりそうな長さになりそうでしたので、ある程度省略しています。
評判良ければ、またやってみたいと思います。
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こういうことは隠さずに言っておきますね笑
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