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FM音源のエンベロープ - 1

トータルレベル・ディチューン・周波数・アルゴリズムさえ決まってしまえば、ここは少々適当でも音は似ると考えていました。

音の立ち上がりと、キーオン中の減衰と、キーオフ後の減衰くらいでしょ。

が、思ったより難しかったのです・・・。

YM21612ではパラメータは5つあるのですが、refaceDXには8つ。

エンベロープ0

・ AR(アタックレー: キーオン直後の立ち上がり具合),
・ DR(ディケイレート: 音の立ち上がり直後の減衰具合),
・ SL(サスティンレベル: キーオン減衰後の音量),
・ SR(サスティンレート: キーオン中の減衰具合),
・ RR(リリースレート: キーオフ後の減衰具合)

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EG Rate:
・ キーオン直後の立ち上がり具合
・ 音の立ち上がり直後の減衰具合
・ キーオン中の減衰具合
・ キーオフ後の減衰具合
EG LEVEL: 
・ キーオン直後の立ち上がり音量
・ 音の立ち上がり直後の減衰音量
・ キーオン中の減衰音量
・ キーオフ後の減衰音量

いきなり4つのオペレータでやるとまた結果が発散するので、今回も1個だけで。

YM2612
・ TL=127, 127, 127, 0(オペレータ数実質1個)
・ アルゴリズム: (1)→(2)→(3)→[4]
・ ML=1, 1, 1, 1
・ DT=1, 1, 1, 1

エンベロープ

refaceDX
・ LEVEL=127, 0, 0, 0
・ アルゴリズム: [1]←(2)←(3)←(4)
・ FREQ=1.00, 1.00, 1.00, 1.00
・ DTUNE=+8, +8, +8, +8

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AR(アタックレート)だけタイミングを似せることが出来たのですが、その次のキー音中の減衰のレベルとタイミングがなんか難しい。YM2612 では音がカクカクになるのですが、refaceDX ではちょっと角が取れた感じになるような・・・。

仕様なのかもしれませんが、もうちょっと研究が必要です。

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