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伝説の芝浜が蘇る【立川談志師匠DVD】

漫才ブームを経験した自分にとっては、江戸時代のおもしろ話を独りでお話しする話芸というイメージが子供の頃あった。関西では枝雀さんの顔芸も入れた落語や、米朝さんの落ち着いた京都なまりの関西弁の上方落語は聴くが、それ以外はあまり聞いた事がなかった。カリスマや天才に弱い自分としては談志さんが気になる。高田文夫さんや北野たけしさんも談志師匠の弟子で元沖縄開発庁政務次官。若かりし頃のCDを聴いてみた。しわがれ声のゆっくりとした喋りのイメージだったがスピーカーからハリのある若々しいスピード感ある話芸が流れる。弟子の立川談春さんの「赤めだか」を読んだ。当然、テレビで放映されたドラマも観た。談春さんが落語の道に進むきっかけとなった談志さんの芝浜があるという。人の人生を変えた伝説の落語の演目とはどんな物なのか?どこかに音源がないか探した。結構探した。談志さん自身も自ら「芸術の神が舞い降りた」と語った2007年12月18日の「芝浜」!DVDを発見した!談志さんによるとお客さん、天気、気温、演者のコンディションなどの一期一会の環境や条件で作品が生まれるという。志ん朝さんとはまた違う。志ん朝さんはまた別の機会に。談志さんはその場の空気で最前を探りながら演目が自然に流れていく感じ。一度、見る価値はあると思います。

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