彼女に会う為に、私は夢を見る。
「貴方だけに構っていられる程、ヒマではないのですが」
そういって困ったように笑う。私を何者にもさせてくれる世界は、彼女の隣に居ることを許してくれるだろうか。
名残を惜しむ私を、安眠枕に慰めさせる。まだ、外は暗い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?