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デオキシスと進化、古代ポケモン界についての考察


お久しぶりです。鈴木です。今回はポケモンの色んな都市伝説を引っくるめたガバガバ妄想を繰り広げていきますので、どうか最後までお付き合いくだされば幸いです。それでは以下より本編をどうぞ。

・アンノーン編
我々がよく知るアルファベットの形をモチーフにデザインされたアンノーンですが、彼らの説明には"古代で使われていた文字の形によく似ている。アンノーンが先に生まれたのか、その文字が先に生まれたのかはよく分かっていない。"という記述が見受けられます。(ORAS図鑑等に記載あり)
また、アンノーンによく似た文字を見られる場所は決まって"遺跡"等の古の場所であることから、我々の世界で使われている文字が、ポケモン世界で言う現代に伝わっていないことが分かります。これにはレジ系の点字の話も当てはまるため、それらの裏付けと言って過言ではないと思われます。
つまるところ、我々人間や他生物の生きている世界のかなり後にあたるのがポケモン世界であると言えます。
さて、それならばどうして明確に言葉を伝えるためのアルファベットがポケモン世界の現代にまで伝わっていないのでしょうか。
本考察ではこれを、それらの文字を用いていた人類が何らかの理由で地球に住めなくなり、別世界ないし宇宙にある別の星へと旅立ったため、とします。こちらに関してはソースもあまりありませんのでこの後の妄想、考察をスムーズに進めるための潤滑油だと思って甘く見てくだされば幸いです。(文明が廃れ廃墟が残された世界線"のようなもの"をUSUMのUB関連エピソードで確認できるので、パンチは弱いですがそういった設定がポケモン世界のどこかにあるのかも、といったところです。)

・隕石編
ポケモン世界では、宇宙や石に関する進化が多々登場します。
ダイマックスのパワー源しかり、メガ進化しかり、その方法は様々です。ポケモンの姿や力を大きく変化させるような進化は、相当な確率でそれらに関係していると思います。ブイズの進化も、月や太陽の力(となつき度)だったり、ほのおの石やかみなりの石などの我々の住む地球基準ではかなり神秘的で規格外な"石が持つ力"によって行われます。マップにも、謎の力を有する岩や、クレーター、隕石が降ってきて出来た穴などが存在し、それらの周りで進化したり、エネルギーが増えダイマックス化している個体がいたりします。
メガストーンによる進化は特に影響が顕著で、そのポケモンが持つ特色的な力が肥大化する場合が殆どです。これは、ポケモン世界における隕石等が"潜在的な力の設計図である遺伝子"に大きく影響を及ぼすものである証拠と考えて良いでしょう。
また、もう一つ証拠の裏付けとして、レックウザの存在があげられます。彼の主食は隕石であり、その隕石の持つ力が体内に取り込まれた結果、単体でのメガ進化(ガリョウテンセイによる)が可能になっています。

・デオキシス編
彼もまた、隕石に関係するポケモンです。むしろポケモンのゲームをプレイしたことがある人ならば、まずデオキシスと隕石の関連性を思い出すでしょう。彼らは遠い宇宙からウイルス形態(または隕石に付着したウイルスそのもの)として、地球を目指してやってきます。映画の設定等を取り上げると、隕石を主食としオゾン層を縄張りとするレックウザvs地球をめがけ偶然にもレックウザの主食である隕石に付着しやってきたデオキシスが戦闘する事実がありますが、地球を目指した理由は明確になってはいません。ORASエピソードデルタでは命題の通り"三角形"をモチーフにデオキシスが地球を目指してやってきたような描写が示唆されていますが、本考察では割愛します。よくわかんないので。


さて、デオキシス編の本題に移ります。前編でお話した通り、隕石の力(大きく言うと宇宙の力)は、ポケモンの形態に大きな影響を与えます。そして、デオキシスは隕石に付着して地球へ飛来し、ディフェンス、ノーマル、アタック、スピードの四種の"特化した能力"を持つ姿に変化します。つまり、デオキシスの形態変化は"隕石の力でもたらされるウイルス形態からの進化"として扱えると私は考えます。この推測にあてがえば、イーブイの不安定な遺伝子が石の力を受けた場合の進化、メガ進化、ポケモンがもつエネルギーそのものを大きく見せるダイマックス、メガレックウザのメカニズム、デオキシスのフォルムチェンジの仕組み全てを一度に説明できる一本の道筋が出来上がるのではないでしょうか。


また、デオキシスはゲーム内エピソードデルタ等にて、複数体いることが示されています。しかしデオキシスの図鑑説明には、宇宙のレーザーに照射されたウイルスが変異した生き物、と言うような記述があります。ここでひとつの疑問が生じます。果たして、地球を目掛けて遠い宇宙から飛来したウイルスが、偶然宇宙のレーザーを浴びて"たまたま"デオキシスになり地球に侵入しようとする、そんな事象が本当にありえるでしょうか。そこで私はこう推察しました。デオキシスには第五の形態、何らかの理由によりパワーをセーブするため"ウイルスフォルム"なるものが存在しているのだろうと。地球を目指すため隕石に付着しているのは、力を抑えた姿からすぐ別形態へと進化するためなのではないでしょうか。この説が正しければ、隕石を主食としメガ進化エネルギーを蓄えるレックウザと、デオキシスの先述した形態変化の条件は隕石による因果関係であると結論付けられます。


加えて、デオキシスのモチーフとしてあげられるものに、DNA(デオキシリボ核酸)、二重らせん構造が存在します。ドイツ語ではこれをDNSと呼ぶため、これになぞらえてディフェンス(D)、ノーマル(N)、アタック(A)、スピード(S)の形態が存在していると考えられます。ポケモン世界において、隕石と遺伝子の間にはかなりの関係があることを指し示すポケモン、それがデオキシスだと以上から推測します。

・結論
以上三つから私は"デオキシスは元々人間だったのではないか"と推測します。
まずアンノーン編でお話した、ポケモン世界にはいまの我々人類の暮らしの痕跡が残っているが伝わってはいないという点。そして、人類はどこか地球ではないところに居を移したのではないか、という考察。
次に、ここで初出ですが、デオキシスの身長と体重が1.7m/60.8kgという点。彼自体姿形が人型に近く、かつ身長体重も人間に近いという点。そしてデオキシスがDNAをモチーフにしているのは、遺伝的な情報を持つ者、という暗喩であり、かつ人型。人の遺伝を持つ者、そんな裏メッセージがあるのではないか、なんて見方もあるのではないでしょうか。
そして、宇宙が内包する、進化への大きな影響。
ここからは私の妄想です。本考察で一番言いたかったデオキシスと進化が関連した構想となります。

まず、地球に住めなくなった我々は、遠い地球型惑星へ長い長い旅路を往きます。その地球ではない環境の中で、遠い惑星を目指しながら少しずつ人類は新しい環境に適応するための進化の力を内に秘め出します。そうして住むことができる環境の星につき、長い年月をかけ宇宙の力を受けた人類は、新たな姿へと形を変えていきます。それがデオキシスです。元々人類が、何か自分のできることを役割として共存していた名残で、デオキシスたちも新たな環境に耐えうるための独自の特化した姿への"フォルムチェンジ"を獲得していきました。こうして新たな力を手に入れた人類もといデオキシスですが、生物としての本能は失っていないはずで、彼らには帰巣本能、地球に帰るという遺伝情報がまだ残っていました。そこで彼らは、活動に必要なエネルギーを極限まで減らしたウイルスフォルムへと姿を変え隕石へと付着し、一種のコールドスリープのような状態で地球を目指す計画を立てました。何か危険を察知したときに、力のないウイルスフォルムからすぐ別形態へと進化できるように、宇宙の隕石を利用しながら遥か遠い故郷を目指すのです。
そうしてやっと祖先たちの生まれた地球へと戻ってこれたデオキシスですが、そこにオゾン層を守り隕石を主食とするレックウザが現れます。身の危険を察知したデオキシスはすぐに進化の力を利用し、ウイルスから元の姿へとフォルムを変えます。そうして、故郷へ帰るという自身の本能を邪魔するレックウザと、オゾン層の縄張りに突如現れた未知の侵入者デオキシスの激しい戦闘が始まっていくのでした。

以上が、作品に登場する以前のデオキシスの背景、デオキシスは元々人間だったのでは、といったところのお話になります。考えながら書いたので文章まとまんなかったし後でちょくちょく修正入れるかもしれません。すんません。

あとちょっと今まとめを書きながら思ったんですけど、そもそもデオキシスが地球の中の隕石でフォルムチェンジするゲーム内設定もなんだか不自然ですよね。そもそも彼が色々な形態を持っているからこそ、地球の中にある隕石の力を利用して自然に姿を変えられる、と思った方が辻褄が合うというか。地球にきてから得た力ではなく、元々持っていた力を発揮できる場所が地球にある、みたいな。

さてさて与太話は置いといて、人間やポケモンが進化する過程や、アンノーンから見る古代に我々がいた推測、レックウザと隕石の話など、多々遠回りがありました。そして、ポケモン界に存在する多くの都市伝説や謎を組み込んだ考察ですが、皆様いかがだったでしょうか。公式設定との矛盾や、情報を拾い切れていない箇所など多くあると思いますが、楽しんで頂けたのなら、ここまで書いて本当に良かったなあと思います。

それでは。

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