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【MTGアリーナ】第7回タイムレス雑感&サンプルデッキリスト集

割引あり

◾️はじめに


皆さん、タイムレスやってますか?
私は1日24時間…いえ、嘘です。最近ご無沙汰で…。
と言うのも、モダンホライゾン3で激変した環境が落ち着くと、通常セットに収録される並大抵のパワーカードではモダンホライゾン謹製最強デッキの牙城を崩せず、環境が停滞している印象は否めません。
直近のボーナスシート枠にショーテルや再活性の様な劇的なカードは収録されてないのもそれに拍車をかけています。

前門の虎ならぬフェア界のダークホース、エネルギー。


この手のデッキに指輪が入ったら終わりだと思ってます
モダンです

モダンホライゾン3ブロック構築などと揶揄されますが単体性能・シナジーどちらも非のつけどころがなく、従来のフェアデッキより一段早く一段強固な盤面を作るためフェアデッキ界の頂点と言っても過言では無いでしょう。
マナベースを強固にして対フェアを意識しプレイを簡略化出来るボロスと優秀な黒の干渉手段でコンボや青フェアに強いマルドゥが主流ですが、どちらも非常に強力です。

後門の狼ならぬアンフェア界の重鎮、ショーテル。

一生このデッキ貼ってない?
気のせい?


カルロフ邸殺人事件で環境に出馬して以来一生tier1に存在し続けているアーキタイプで、3マナソーサリー1枚からゲームに勝利出来るコスパの良さと大量のサーチによる安定性、更には軽量妨害まで備えた凶悪なコンボであり、特にメイン戦では高い勝率を誇ります。
ハンデスやカウンターは夏の帳とか言うオリカで捩じ伏せ、ヘイトパーマネントにも優秀な各種除去で対応可能と隙がありません。

他にも多様な妨害で広範囲をカバーできるディミーアテンポや上振れ時の殺傷能力が激高なネクロ系などの有力馬もいますが、兎にも角にもフェア・アンフェアともに鉄板が居る環境なのでニューフェイスはどうしても強力な対抗馬と比較されてしまう悲しい現実がそこにはあります。

しかし男子3日会わざれば何とやら、サボりにサボってきた分無視出来ないようなカードもそれなりに溜まってきましたので、note化してないブルームバロウ〜ファンデーションズ環境をダイジェストにして纏めてみました。
本文は全文無料、有料部分には例の如く投げ銭の御礼程度にインポートリストを置いてあります。

◾️ブルームバロウ環境

アッッッッッ


キャワイイ!!!!!!!!!!


アァーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!


…失礼、つい内にいる獣が顔を出してしまいました。

もふもふ動物次元として多くのプレイヤーに好評だったと記憶されているブルームバロウ。
スタンダードやパイオニアでは赤アグロ系が大きく勢力を伸ばしたセットですが、タイムレス環境を揺るがす程のパワーは流石に無く。
となると気になるのはボーナスシートでの密輸枠ですが…?

元モダン禁止、環境の支配者


30年経て尚現役、至高のマナクリ


あまりに出し得
レガシーにて長らく採用実際あり

ええやん!
往年の名カードが一気に3枚の大盤振る舞い。
これは環境に一石を…

一石を…


狩場へ


揃いも揃ってオークに弱いと言うバグが内包されており作為を疑うレベルです。

ままならないね。

◆稲妻罠の追跡者


タイムレス感はすごい


モダンでエネルギーへの対抗馬として勢力を拡大している青単ベルチャー。
稲妻罠の追跡者とファラジの考古学者のリソース補充出来る肉2種8枚体制で拒絶の閃光を追加の妨害として運用可能に。
アリーナのカードプールで青単にするとエネルギーに真っ直ぐ殴られるだけで速度負けするバグがあるので、暗黒の儀式のための黒タッチです。
青単だとボルトインしながら4〜5T目起動とさもしさがありますが、2T目に暗黒の儀式経由でベルチャーを設置できれば3T目起動が視野に入りますね。

睡蓮の花・撹乱する群れが未実装でありベルチャー起動のマナと妨害性能が損なわれていますが、タイムレスならではのアップデートとしてはマナ吸収でしょう。
無色マナなんてなんぼあっても困りませんからね。

追加の脅威としては実物提示教育+全知を採用しています。
全知→シルンディの幻視や海門修復でデッキを回すルートだけでなく、ベルチャーを1T早く投下する役割もあります。
撹乱のフルートは打ち消すか全知からのバウンスで処理しましょう。
フリースロット次第で構築を大きく変えられるので、まだまだ開拓の余地があるアーキタイプと言えそうです。

◆精神を刻むもの、ジェイス

オークに対抗するためオークを搭載する不毛な戦争


タイムレス目線だとややカードパワーに物足りなさは感じますが、神ジェイスと梟で懐かしのグリクシスコントロールとか組んでみても面白いかもしれません。相手のオークはオークで殺せ! さもないと死あるのみ。
強いのかは…ノーコメントで。

パトリオット(死語)

ジェイス+石鍛治の黄金コンビが揃い、殴打頭蓋っぽい装備品も色々出てきたので青白石鍛冶も本格的に組める様になりました。
青白石鍛冶って言葉が若干懐かしいまでありますね。

◾️ダスクモーン環境


ブルームバロウとのギャップで風邪引きそうになるホラー次元ですが、コンセプトがしっかりしているので個人的には好きです。
部族で纏めるメリット強めなシナジー重視なカードが多かったブルームバロウから一点、単体のカードパワーは結構高め。
モダンやレガシークラスのカードもチラホラ輩出されていた印象です

◆紅蓮地獄


再録枠として抜擢された紅蓮地獄は対エネルギー性能が高く、赤いスイーパーは後手3T目だと余裕で手遅れだったのでアジャニの返しにトークン諸共殺処分可能なのは大きいです。

エネルギーに抗おうの会
最速3T目にウラモグが走ります


こちらもモダンに存在している裂け目の突破のインスパイア構築で、未実装の裂け目の突破を騙し討ちに換装してマナ加速からウラモグの大量滅殺を太い勝ち筋に定めています。
15エムラがおらず滅殺が不確定ですが、まぁどっかで何かしら追放されるやろの他力本願寺精神。

正直エネルギーもショーテルも不利なのですが、エネルギーには紅蓮地獄・ショーテルには撹乱するフルート+難題で抗いたい欲望があります。

ヒストリックでは指輪が弱体化されているのでタイムレスならではの味わいを主張。
1T目加速→2T目ウギンの迷宮からの指輪は圧倒的な速度感です。
上振れ要素としてはチャネルをひとつまみ入れています。制限カードなのでゲームに絡む事は少ないですが、2T目チャネルは余裕でゲームが崩壊します。

◆忌まわしき眼魔

えっ!?今日は悲嘆使ってもいいのか!?


こちらもモダンより輸入されたエスパー御霊(御霊抜き)です。

御霊はありませんが再活性があるので無問題(モーマンタイ)、突如モダンで逝去した悲嘆くんとも感動の再会を果たせます。
骨の皇帝からウラモグを釣り上げると追放されていたウラモグ自身のマナ総量を参照するのでいきなり滅殺9+17点で人が死にますが、コンボ以外も悲嘆リアニや超能力蛙で多角な攻め筋が用意されています。

スタン〜モダンで広く活躍する忌まわしき眼魔はタイムレス環境でも強力であり、墓地が貯まるデッキのフィニッシャーとしての運用も良し、釣り上げても良しと墓地利用デッキの幅を広げてくれる良カードです。
ルールスが採用出来なくなるので青黒テンポだと諸手を挙げての採用とは行きませんが…。
とは言え単体性能は高いため、ルールスを押し退けてでも採用を検討する構築も考えられます。

どのフォーマットなら使用できるかは不明
カードパワーで全てを破壊しろ!

◆逸失への恐怖

逸失への恐怖は墓地を貯めつつ自身がエンチャント+クリーチャーで2カウントされるため、赤い昂揚系デッキで採用が多く見られます。

ギャン中御用達デッキのはずがランダム要素は消失
ゲーセンのメダルゲームへ

昂揚達成での追加攻撃も有用で、横のネザーゴイフやチャネラー辺りが2回攻撃出来ればキルターンを大きくズラす事が出来ます。栄光の闘技場とは高相性で、ランダムディスカードによるパチンコ要素こそありませんがホロウワンの様な構築が可能になります。

他にもイゼットフェニックスの様なデッキにも可能性がありますね。クラスのマドンナことドラゴンレイジチャネラーのズッ友になれるか。

◆生け贄

これに2キルされたんですけどこう言うのってどこに相談すればいいんですか?

コストにしたクリーチャー分の黒マナを得られる生け贄は、マナコストを踏み倒して戦場に投下できるクリーチャーと高相性。
終末の影をコストにすれば1マナで15マナ加速とか言う耳を疑うレベルの錬金術が可能となり、得た大量の黒マナを霞炎の責め苦等に出力して相手のライフを空にするコンボデッキが存在します。

しかし当然ハードルは高く、終末の影のコスト軽減のためのライフペイ、更には多くのコンボパーツを掻き集める必要があり、こんなコンボ早々決まる訳が………。
何か、大量にライフを払いつつ多量のカードにアクセスできるご都合カードがあればなぁ…………! 出来れば黒くて、重くても暗黒の儀式1枚でカバーできる程度のコストであれば文句ないのになぁ………!

ここからここまで全部下さい
支払いはカード一括で


…振り返ってみると結構色々可能性があるカードが実装されていますね。
なぜ自分はタイムレスをサボっていたんだ…?

◾️ファウンデーションズ環境(ジャンプスタート25)


スタンダード基本セットとして5年間使えるとの謳い文句での実装。発売ペース早すぎ!!!いい加減にしろ
それなりに強いカードも散見されますが5年スタンで使える前提のカードパワーの様に見えるため、収穫は少なめ…と言いたいところですが、その裏でこっそり下環境向け兵器の密輸が行われていました。

そう、ジャンプスタート25です。
スタンダードで使えない事でお馴染みジャンプ スタートのカードが特にピックアップ販売もされないまま裏で実装されており、お行儀良くストアからパックを購入するユーザーを嘲笑うかの様に玉石混交大量のカードが裏で実装されていました。

◆暴力的な突発

紙ではモダホラ3に棲み家を追われた
ここが第二の故郷

暴力的な突発はアリーナで初めて実装された3マナの無条件続唱持ちスペルです。
かつてのモダン環境では3マナ続唱スペルから衝撃の足音確定ガチャを行うカスケードクラッシュが環境トップとして暴れており、カルロフ邸殺人事件のボーナスシートで衝撃の足音が実装されたため、従来より実装されていた血編み髪のエルフなどを駆使して続唱スペルで衝撃の足音を踏み倒すデッキは構築可能でした。

しかしながら、実装されている続唱スペルは最低でも4マナ。
それ即ち続唱の捲れを確定させるための制約が厳しくなるだけでなく、脅威の投下が1ターン遅れるため安定性・キルターンはモダンのそれとは比べるまでもなく、残念ながらファンデッキ程度の性能と言わざるを得ませんでした。

ですが、今回の暴力的な突発実装で上振れ時は3ターン目に4/4×2の展開が可能に。
デッキとしては大幅強化がなされています。
とは言え、3マナ続唱はこれ一種類しかないため、続唱を8枚体制にしたいのなら構築上の制約からは逃れられてはいませんが…。

厳しい制約の中でも激情を使えるのは大きなメリットであり、エネルギーの序盤の攻勢を4点振り分けで焼け野原にすれば大きく有利に立てるでしょう。
モダンホライゾン3が実装された時には激情はすでに死んでいたため、紙のモダンとは違った駆け引きが発生します。


棲家を追われた被害者と棲家を荒らして追放された加害者のドリームコンビ


続唱を暴力的な突発のみに絞れば3マナのパワーカードを搭載する事も出来ますが…。どうなんでしょう。
入っているカードが強いとデッキが強そうに見えますね(事実の列挙)
でも折角だし続唱連打したくないですか!?!?!?!?!?
激情・緻密・孤独・徴用・活性の力・精神壊しの罠など妨害の選択肢は多め。
3マナ域まで考慮すると神秘の論争や忍耐などもありますね。
ピッチスペル採用時は色カウントを意識して構築しましょう。ありがとう、オムナス…。

コスト詐欺組に除去が多く激情もいるためエネルギー対面のメイン戦は悪くないかと思いきや、サイド後はショーテル対策の苛立たしいガラクタとか言う近代兵器を置いてくるので続唱に頼りすぎるとドツボにハマったり。

◆アーティファクト土地・物読み



地味に実装が待たれていたアーティファクト土地。
青と黒の2種類のみですが青が実装されたのは非常に大きく、更に物読みまで実装する大盤振る舞いはヒストリック以下のアーティファクトデッキをネクストレベルに押し上げました。


金属ガエル(神話レア)(親和だけに)
f**k


物読み+監視者の2ドロー親和8枚体制の8castです。
身代わり生成機を設置してから親和生物を大量展開出来た時の殺傷力は凄まじく、パワー10を超える構築物が複数体並ぶ様はアンフェアの領域と言っても過言ではありません。
ヒストリックでもほぼ同じ構築が出来ますが、モダン禁止カードが使えたりとタイムレス環境でも十分通用するデッキでしょう。
アーティファクトメタがそれ程蔓延していないのは追い風かもしれません。


テゼレットがいればなァ〜〜〜


青黒にして梟等リソースを稼ぎやすくした構築もあり、強いギミックだけでも十分枠が足りなくなります。
河童の砲手はまともに触る方法がない事で有名。クソデカ耐性持ちアンブロで全てを破壊しろ!

◆ギックスの信者


他に目ぼしい所はギックスの信者でしょうか。
3マナで戦場に出た時3マナ生成するエコ精神に満ち溢れた優男ですが、2体墓地に揃うと黄泉帰る悪夢で無限マナ+無限ストームになるので、横にマリオネットの見習いを置くか適当に苦悶の触手を撃てばゲームに勝利出来ます。

可食部が少なすぎる
骨と皮しかない


掘削性能は高いため何やかんや全てが揃って勝ったりしますが、メインは兎も角サイド後の墓地対策をどうやって越えるのかがポイントです。私にはよく分かりません。
アグレッシブサイドボード(魔法の言葉)に頼るのか…?
この手の細いコンボはあまり分かりませんが…困ったらネクロが解決してくれます(丸投げ)
地味にアーティファクト土地で鏡に願いをの協約コストを払いやすくなったりしていたりと、久々にストーム系デッキにアップデートが入ったのではないでしょうか。

◆上げ潮、キオーラ


一生ジャンプスタートの話をしていますが、新カードとしてよく見かけるのは上げ潮、キオーラでしょう。

新カードを使おうという健気な企業努力


ルーティングでハンドと墓地を整えつつ、自身がフィニッシャーにもなれる役割の広さを買われて昂揚系デッキで試されている姿が散見されます。
栄光の闘技場や探偵のフェニックスで速攻を付けると爽快! 黒力線で壊滅するのも可愛らしさがあります。

◆時代賛歌(合唱サイクル)

ちなみにアリーナのオリカと言えば、イクサランで実装されて以来見向きもされなかった事でお馴染み合唱とか言う謎のギミックが存在しており、端的に言えば合唱サイクルに属するカードを使えば使うだけ次以降の合唱カードが強くなるよ!と言う話なのですが、あまりにも見向きにされなさすぎてウィザーズ怒りの上方修正を掛けた所やりすぎたのがこちらです。

2マナでカードを5枚引いている様に見えますがその認識で大丈夫です(大丈夫ではない)
新時代の反復となれ

元々5マナだった合唱ドローのマナコストをSDGsに配慮し大胆なコスト削減を行い2マナにした結果、ちょっとゲームが伸びるだけで2マナ3ドローや4ドローをインスタントで行うアホの様な低燃費を実現。
瞬唱や聖域で使い回せばあっという間にハンドは溢れ1マナ合唱火力と合わせて盤面を制圧します。
複数枚ドローなのでタミヨウと相性が良く、タミヨウを裏返しつつマイナス能力で回収して更にドローを進めるなどやりたい放題。

オークの弓使いがネックなのは言うまでもありませんが、インスタントドローソースとしてはラインを数本越えるパワーを持っているのでコントロール愛好家にはオススメ。

◾️おわりに


いかがでしたか?(定型文)
モダンホライゾン3にて求められるラインが底上げされイマイチ変化の無い環境が続いていた印象でしたが、細かい箇所で様々なアップデートがされており、ランクマッチでも新カードを使った意欲作にもチラホラ遭遇して何だかんだ面白いフォーマットに感じました。
流石に懐は深いですね。

今回取り上げたサンプルリスト以外にも本当に色々組めるのですが、情報が少ないフォーマットなので一からデッキを組むのも楽しいと思うのであえて全ては取り上げませんレアワイルドが足りないため
見落としているカードもあるかもしれませんが…それは自分の目で確かめてくれ!(他力本願)

とは言えエネルギーとショーテルがデッキパワーと安定性が抜けている状況なので、今後どんなデッキが台頭してくるか楽しみですね!

有料部分にはいつも通り投げ銭の御礼程度に英インポートリストを置いています。
今回はお試しで拡散で無料になるやつも実装してみました。頑張ってデッキ作ったりしたので拡散されても喜びます。

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