ラスター感

今日は杉山寧の画集を見つけたのだけど。

私の一番好きな作品『洸』が載ってなかった。
どれだけページをめくっても、なかった。

だから結局買わなかった。

けど、新たに好きな作品を見つけることができた。ひとつは『望』、もうひとつは忘れてしまった。でもまた巡り合うことでしょう。次はちゃんと覚える、焼き付ける。

『望』は、日本画の絵の具でどうしたらこんな質感が出せるのだろう、という思いと、私もこんな静かに鈍い光を放つ焼き物やキャンドルを作りたい、そのような思いが湧き上がった。

どうしたらできるかな、焼き物はひとまず置いといて。(釉薬の話になってくる)
キャンドルであんなかんじにするには…😶ツルツルした表面も好きなんやけど、今作りたいのは今日見つけた杉山寧の「望」!みたいなやつ!!

キャンドルは表面の質感の処理とか、リモールドとか、最後の仕上げとか…本当に個性が出るものやと思う。それが面白くて面白くて、5月の懇親会はとても刺激的だったなあ。

ざらざらしたものにランダムに色をコーティングして…とか気づいたら考えたりしてるから、やっぱり私は何か作るのが好きなんやな。

そして何より嬉しいのが、私が作ったキャンドルを買ってくださる方がいること。本当に幸せ。ありがとうございます。

身も心も、感性も、思考も、全てを常に磨き続けなければ。そして自分自身の嫌悪しているところや、無意識に見ないように気づかないようにしている内面とも向き合って、時にはそれを曝け出す。

どんな喜びも悲しみも苦しみも、そこから得た感情が財産。そこから生み出していく。それが作り手の使命なのかな、と思ってます。


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