気まずい私のお誕生日会
あの頃の私の背中へ「ママにはなんでも話せる」「家族っていいね」
「今まで育ててくれてありがとう」「親孝行しなきゃ」
「家族の絆」
そういう感情や感覚は私にとってはフィクションだ。
ドラマや、歌詞や、本や、キャッチコピーの中で
いつだって家族というのは暖かく、安心できる、
唯一無二の場所として描かれる。
私には理解し難い。
物心がついた頃、そして思春期から大人になっても。
両親にたくさん傷つけられ、私も傷つけた。
家族だからといってうまくいくとは限らない
ということに気がつ