信じると裏切られる、信じないと裏切られない
最近は、何かを信じたいのに裏切られるのが怖くて
初めから信じていないふりをするのが癖になった。
芦田愛菜ちゃんが「信じるというのは、その人自身を信じているのではなくて、その人の理想像に期待してしまっているだけ」と言っているのを聞いて本当にその通りだと思った。
勝手に信じて勝手に裏切られる。
それなら初めから信じなければ傷つかなくて済むんじゃないかって。
でもそのせいで、自分の中で「これだ」って信じられるような確たるものがどこにもなくなってしまった。
いつも不安でぼやけてるものが、なんとなく私の周りを浮遊している。
それだけ。
掴んでしまったらきっと裏切られるから。
今までもそうだった。
その時は、これしかない、この人しかいない、と信じて
今回ばかりは絶対に大丈夫、と思っていても
やっぱり距離が遠くなる日は来てしまう。
それで、信じた自分も、信じていた物自体も全部全部馬鹿らしくなって、恥ずかしくなって、後悔して、何もかも忘れ去りたくなる。
何かを信じるって、すごく危険なのかもしれない。
信じてる時は、なんだか宗教?洗脳?みたいなことが起きてるんだと思う。
でもそれって良い部分だけを切り取って、勝手に美化してるだけなのかもしれない。ああ悲しい
それで、見えない部分を見たときに勝手に失望する。
信じてたのに、って。
だから基本的に誰も、何も、信用してない。
その時、一時的に愛情や親しみがあっても
「何も信じてない」っていう立場が常にベースにないと苦しくなりそう。
でも、掴まる場所がないのはさみしい。
ちょっとしたことで、遠くまで流されてしまいそう。
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