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哲学

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#読書メモ

『ガザに地下鉄が走る日』岡真理

はじめに:女史の大好きなイスラエルとパレスチナ本日は、女史の大好きな、アラブ文学者の岡真…

『自由からの逃走』エーリッヒ・フロム

はじめに:自由と孤独本日は、女史の反資本主義精神を育んだ張本人でもある、フロム先生の著作…

『愛するということ』エーリッヒ・フロム

注意:本著は素晴らしい作品だ。しかし、本著は1956年に出版された本で、当時の差別的な社会の…

『武士道』新渡戸稲造

はじめに:古来の日本人の哲学武士道とは、日本人なら誰しも聞き覚えがある言葉だ。武士に始ま…

『フレームワークの神話-科学と合理性の擁護』カール・ポパー

はじめに:既存理論をぶった切れポパーは私の尊敬する哲学者だ。今回は、ポパー先生の、科学的…

『エルサレムのアイヒマン』ハンナ・アーレント

注意:女史は、ナチズム、アイヒマン及びその他関与人物を一切擁護しない。本記事内で、アイヒ…

『自由論』ミル

はじめに:個人の自由と社会の制限ミルは、個人の自由と、社会における自由への制限について本著で記述する。ミルは、個人の自由は、他者の利益を損害しない限り、一切社会によって制限されるべきではないとする。 言論の自由、宗教の自由、職業の自由etc...様々な自由が我々日本人には与えられている。一方、これらの自由の範囲は、明確に定規で線引きされているわけではない。特に、言論の自由は、ヘイトスピーチ等で話題になることも多い。 女史は、今一度、ミルの言う自由の論理に立ち返り、我々は果

『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義』シェリー・ケーガン

はじめに:哲学的問いに挑む本書では、死とは一体なんであるか、人間にとって敵であるか味方で…

『帝国主義論』レーニン

はじめに:資本主義の発展段階としての帝国主義本日は、レーニンの著書、帝国主義論についての…